元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

ワーケーションとサーフィンの現在と未来~日向市の試み

2020-11-21 15:27:29 | 社会保険労務士
 何を「バケーション」に持ってくるかも重要では!地方では移動(通勤)時間の利用も!!

 宮崎県の日向市では、民間業者に委託して、サーフィンで有名な「金が浜」付近の商業施設内に専用オフィスを設置して、「ワーケーション」の実証実験を行ったという。12人の定員に対し、東京都を中心に105人の応募があり盛況だったという。

 ワーケーションとは、政府が推し進めるもので、ワークとバケーションを合わせた造語です。旅先で仕事を行うことを意味し、観光地等で仕事と休暇の両立を図ることを目的とするようです。もちろんこのワークが意味するのは、主にテレワークのことになります。特にコロナ対策の一環として、菅総理が総理就任間もないころ、突如、ワーケーションという耳慣れない言葉を発し、そのころから、にわかに普及してきたように思うのですが・・

 日向市長とのオンライン会議があり、「波の音を聞きながら気持ちよく働けた」という声が参加者から聞かれたという。また、業務の休日や週末には、サーフィンスクールや観光案内ツワーも行い、日向市はこれを支援したという。

 日向市のこのような試みには賛同したい。私、初め「ワーケーション」と聞いた時には、仕事と観光は別だろう。観光をやりながら、仕事をやるなんて仕事をなめているのかと思っていた。しかし、「サーフィン」と聞いて、なるほどと思ったのである。朝のいつもなら通勤時間に使用するところを、サーフィンに興じ、すぐ近くの専用オフィスで仕事を行い、また、帰宅する時間をまたサーフィンに興じる。まさに、仕事を十分やりながら、通勤時間をバケーションとして利用できるというメリットが大いにあるようです。サーフィンの面白みを知っている方なら、やってみたいという、また今からやってみたいという方は、サーフィンスクールもセットなら、やってみたいワーケーションの形と思われる。実際、ワーケーションの本質は、どこでもやれるということなので、現在、そんなことはすでにやっているという方もいるかもしれない。

 サーフィンなんかしないし興味もない方もいるかもしれない。同じ宮崎県の日南市北郷地区では、一山(ひとやま)貸し切りでアスレチック的な施設を備えた宿泊施設があるという。また海もすぐ近くにあるようだ。ここらも、ワーケーションとして利用すれば、私が最初に仕事と観光は別だろうという考えは、なくなるかもしれない。

 、現在も宮崎県内に住んでおり、過去仕事で宮崎県内を転々としたが、日向市付近にはその多くを滞在していたので、日向市に非常に愛着がある。ぜひとも、ワーケーションを成功させて、地方経済の創造にと努めていただきたいものである。宮崎生まれの宮崎育ち(大学だけは県外)なので、宮崎の自然環境のことを言ったが、全国には、私が知らないこの「ワーケーション」と相性の良い何かが、それぞれあると思うのであるので、ぜひワーケーションとの組み合わせを考えていただきた。

 一つだけ、今後の問題点に触れておくと、情報管理の懸念である。データの流失については、現在もいろいろの話を聞く。情報管理については、国等の指針等に基づき、十分な情報管理をしないと このワーケーションの推進は望めない。
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