薬害根絶デーに向けて日々の活動をコツコツと

８月２４日の薬害根絶デーに向けて薬害根絶デー実行委員会では学習会企画や様々な準備をしておりますが、医療機関や諸団体を回って支援要請をしていくのも活動の一つです。今日は都内の医療機関と諸団体を回りました。大きなイベントは日々の活動をコツコツと積み上げていくことが大事です。

一人ひとりの個性を大切にー勝海舟

「人はどんなものでも決して捨つべきものではない。いかに役に立たぬといつても、必ず何か一得はあるものだ」（勝海舟「氷川清話」より）
よく引用させてもらっていますが、勝海舟の言葉の中でも大変好きな言葉です。勝海舟は土佐の人斬り以蔵と呼ばれた岡田以蔵を伴に使ったり勝塾でも脱藩浪士などどんな人でも受け入れています。現代のような多様な社会で、人を選別して切り捨てるのでなく勝海舟のように一人ひとりの個性を大切に受け入れる姿勢が大切です。生きづらい社会から生きやすい社会に変えていくためには勝海舟のように行動すべきでしょう。

勝海舟の生涯を想い活動を続ける

勝海舟は若いころは幕臣でありながら無役御家人で極貧の生活をおくっていました。それでも剣術に座禅そして蘭学修行まだ行いました。蘭学のような洋学、当時、幕府から警戒されていました。勝海舟は蘭学を学ぶことで自分が不利益をこうむったり、また、貧困生活で世間体がよくないといったことは、全く気にしませんでした。そして勝海舟は危機に直面することはしょっちゅうで、多くの危機を乗り越えてきたからこそ、江戸城無血開城という難しい問題を処理できたのだと思います。明治に入ってからの勝海舟は、幕府崩壊で行き場を失って困っている旧幕臣たちの救済に奔走します。勝海舟自身が厳しい状況の中でも常に困っている人々に目を向けて救済に動いていました。この勝海舟の生涯を想うとき、現代に存在する危機などは問題ないことでしょう。勝海舟の姿勢は、自分自身の状況がどんなに厳しい状況であろうとも、より困っている難しい状況に置かれている弱い立場の人々に目を向けて行動することです。この勝海舟の生涯を想い学びながら活動を続けていきたいと思います。

渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェ（６月２６日）

月１回北区王子で行っている渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェも今回で１９回目になりました。毎回７～８名くらいでがん患者さんを中心にざっくばらんにがんを患っての生活などを分かち合っています。なかなか患者さん本人でないとその苦しみはわかりませんが、胸につかえていたものが、お話しすると少し解消されることもあるようです。私たちはその場所のつくっています。どなたでも参加できます。毎月１回やっています。がん哲学外来のホームページにも載っていますのでご都合がよい時にでもご参加ください。

次回：６月２６日（日）１３時３０分～１５時３０分
場所：北区NPOボランティアぷらざ・サロンコーナー（北区王子の北とぴあ４階）

薬害エイズを考える山の手の会２０周年記念の集い「忘れない、薬害エイズ」

薬害エイズを考える山の手の会２０周年の集い「忘れない、薬害エイズ」もいよいよ今月の１８日と迫ってきました。薬害エイズ裁判は１９９６年３月に薬害被害者と国・製薬企業との間で和解しましたが、世間は解決したとの風潮の中、被害者はまだエイズ治療も進んでなく多くの被害者がエイズで亡くなっていきました。その年に薬害エイズを風化させてはいけないと薬害エイズを考える山の手の会を立ち上げました。薬害エイズ被害者と共に地域の中で活動を続けてきました。若い世代にどう薬害エイズを伝えていけばよいか学生をはじめ参加者の皆さんと共に考えていきます。

日時：６月１８日（土）午後２時～４時４５分
場所：東京ボランティア市民活動センター会議室B（JR飯田橋駅となりセントラルプラザ１０階）