「私は段々世の中が乱れかけてくるのを見るにつけ、どうしても人物を養成するが目下の急務であるぞと覚つたから、神戸に海軍所を設置して、すべて海軍に関することがらは、非常に調査した。その当時未だ神戸の必要に人が目を着けなかつた際に当つて、私は大いに神戸の開発を率先して苦心を極めたので、海軍所も追々盛大になる。諸藩の有志家もおびただしく私の門下に来るようになつた」(勝海舟「氷川清話」より)
世の中が乱れてくると目先のことばかり目が向かいがちですが、こんなとき勝海舟は将来の日本を見据えて人材育成に力を入れました。この勝海舟の目の付け所は流石です。
世の中が乱れてくると目先のことばかり目が向かいがちですが、こんなとき勝海舟は将来の日本を見据えて人材育成に力を入れました。この勝海舟の目の付け所は流石です。