晩年の勝海舟が足尾鉱毒問題に取り組んだ田中正造に百年後の総理大臣と書いて渡したそうですが、百年後とはちょうど今頃、ちょっと前ですか、当然、田中正造は生きているわけはありません。ここが勝海舟の面白いところで、先の日本を見据えてどうありべきかのことを考えて言っています。しかし、ここのところの内閣総理大臣は田中正造にはどう考えても似つかぬ、勝海舟にしてみれば、総理に値しないというところでしょう。勝海舟は大人物は三百年に一度くらいといっていますから、勝海舟の時代からみればまだ道半ばです。今からもっと先の人間らしさを求めて歩んでいきましょう。
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