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時は流れても人の行いは繰り返しー希望を持って生きましょう

2021-05-15 19:10:07 | 日記
大正三年三月に山本権兵衛内閣内閣がシーメンス事件で世論の批判を浴び総辞職した時、次期首相の候補に徳川家達が上がったそうです(岩波文庫「転換期の大正」より)。徳川家達が固辞したため首相にはならなかったようですが、徳川家達は徳川宗家16代当主で幼名は田安亀之助、14代将軍徳川家茂が世継ぎと定めた人物です。それから半世紀がたって首相候補になろうとは、しかも辞職に追い込まれた山本権兵衛は薩摩閥ー幕末に対峙した徳川と薩摩が大正の初めに再び対峙しようとは時は流れても人の行いは繰り返しに思えてなりません。大正デモクラシイーの時代に平民宰相と言われた原敬が政党政治を行い政党名が変わろうと今の国会に続いています。これも人の行いは同じこと。
時代は遡って幕末動乱期に13代将軍徳川家定の正室であった篤姫は早くに家定を亡くし薩摩の生家の父、養父の島津斉彬とも早くに亡くして世情も騒乱期で暗い暗礁にあった時期でした。その暗い時期を前向きに希望を持って生きた天璋院篤姫は明治以降は徳川家達の養育に努め家達を成人するまで見届けました。その徳川家達は貴族院議長にまでなり首相候補にもなったのです。徳川家滅亡の寸前まで至った状況から後向きにならず前向きに希望を持って生きた天璋院篤姫の姿勢こそコロナ渦中で暗くなる社会に生きる勇気を与えてくれます。時は流れて人の行いは変わらずともどんな時代でも力強く前向きに生きる人物はおります。希望を持って生きましょう!
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