本日の宿泊は、長野市の西部、旧中条村の公共の宿、むしくらの湯 やきもち家です。
国道19号から大町街道に入り、さらに細い山道を20分ほど登ったところにありますが、看板が多く出ているので迷うことはありませんでした。
やきもち家は、南に開けた山の中腹にあります。中央の本館は萱葺き屋根ですが、現在葺き替え工事中です。
宿の前からは、このような景色が見えます。
本館を入ったところにある囲炉裏。ここが夕食の食事処になります。
今回は新館の部屋を予約しました。内装は若干くたびれた感があるものの、しっかりしたつくりです。ここよりも高い料金の人気の宿でも、内装が安っぽいところはいくらでもあります。
お風呂も一応温泉ということですが、取り立てて特徴はありません。また、少ない人数で運営しているため、布団の上げ下げはセルフになります。
そして、夕食。先ほどの囲炉裏の間での炭火焼になります。
食材はこんな感じ。地元産を中心に、かなり良い内容です。
こちらは地酒。この辺は山姥伝説があるところだそうです。
実際に焼いているところ。ここは少し問題あり。囲炉裏の淵が高くなっているため、先端は焦げても次は生のままとなってしまいます。結局、全部串からはずして焼くのがベストでした。
しかし、良い素材を炭火で焼くので、美味しさは格別です。ただ、焼くことに忙しくて、ゆっくり楽しむ雰囲気にはなりませんが。
そして、中央の囲炉裏には、鉄鍋ぶっこみという、太いうどんが用意されており、自由に食べることができます。
ここまでで、充分満腹になりました。あと、白いご飯もありますが、こちらは炊き方がいまいち。
囲炉裏の間にあった、山姥の絵でしょうか。
泊まってみた感想は、部屋の内装とか、シーツ、浴衣類にくたびれた感じがあるのは否めません。また、気の利いたサービスもありません。
ただ、必要最低限のものはそろっているし、清掃も行き届いており、不満になるような点はありませんでした。
何よりも食事の美味しさは格別で、料金を考えればかなり満足度は高いと思います。
あとは、夕食のあとで全身が囲炉裏の臭いになってしまうのは覚悟が必要です。
<2日目に続く>
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