東九州自動車道の山間部に差し掛かると、ついに雪がちらついてきました。
今年雪を見るのは初めてです。九州で初雪をみたのはこれで3回目になります。冬の九州を甘く見てはいけません。
宇佐ICを降りて宇佐市街地に入ると雲は多いものの晴れ間も見えるようになりました。
宇佐神宮に来るのは二回目です。全国に40000以上ある八幡社の総本宮です。
宇佐神宮は謎の多い神社で、日本の古代史の未解明の事実を秘めていることは間違いないと思われます。
表参道前の蒸気機関車は、かつて宇佐八幡~豊後高田間を結んでいた宇佐参宮線の車両。
この車両は九州鉄道~国鉄で活躍し、その後大分交通宇佐参宮線に譲渡され、1965年の廃線まで使用されました。
神橋を渡ると境内に入ります。
大鳥居。
今年は鎮座1300年。この場所に鎮座してから1300年であり、歴史はもっと古いです。
手水舎。
水盤は国産御影石では最大とのことです。
神仏習合のはじまりの地ということです。
表参道の終点から階段を登っていきます。
階段を登りきると上宮に到着。
本殿はこの回廊の中にあり、直接参拝することはできません。
左の一之御殿には八幡大神(誉田別尊:応神天皇)、中央の二之御殿には比売大神、右の三之御殿には神功皇后(応神天皇の母)が祀られています。
主祭神は八幡大神ですが、比売大神が主祭神にしか見えない建物配置となっています。
参拝は出雲大社と同じ二拝四拍手一拝と、他の神社とは異なります。
比売大神の正体は諸説ありますが、上宮のある亀山は古墳という説があり、本殿の下に石棺が埋まっているという目撃証言があります。
邪馬台国の卑弥呼の墓説もあります。
邪馬台国の場所については諸説ありますが、この当時は国ごと移動することもあったと思うので、ある時期には九州、ある時期には畿内にあったかもしれません。
なので、九州説、畿内説に分かれて論争すること自体意味がないように思います。
しかし、魏志倭人伝に出てくる邪馬台国は、東に海があり、その向こうに倭種の国があるとの記載から、九州北部の東海岸沿いしかありえないのではないかと思います。
方向とか距離が論点になっていますが、そもそも地図も羅針盤もましてや万歩計もない時代に、移動中の方向や移動距離をどれだけ正確に把握していたのかははなはだ疑問です。
停泊地の方向であれば、太陽とか星の位置で方角は把握していたと思うので、宇佐は有力な候補地なのではないかと思います。
上宮参拝の後、外宮に向かいます。
上宮の後に外宮に参拝するのが作法で、外宮に参拝しないと片参りになります。
外宮参拝の後、宝物館へ。
宇佐神宮を後にします。
あまりにも寒いので、仲見世商店街のKURUというカフェで温かい飲み物を購入しました。
店内もおしゃれですが、早めに空港に到着したいので、テイクアウトです。
<その3に続く>
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