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2015年9月19日 京都旅行 1日目 その1(上賀茂神社)

2015年09月23日 12時18分38秒 | 旅行

連休を利用して京都に行ってきました。

4月に十数年ぶりに京都に行って以来ですが、年に二回も京都に行くとは思いもしませんでした。

 

まずは東京7時30分発の「のぞみ11号」で出発します。

5連休初日ということで満席、自由席は立ち客も出るほどの混雑です。今回は自由席に近い号車であったため、自由席からあふれた客が通路に立っています。

 

 

博多行ということもあり、名古屋でさらに混雑は激しくなり、定刻に京都に到着。京都駅はいつも混雑していますが、今回は思ったほどの混雑ではありません。

まだ京都は秋のシーズンになる前なのと、5連休もあると京都より遠くに行く人が多いのかもしれません。

 

まずは荷物を預けるためにホテルに向かいます。

ホテルは「ベッセルホテルカンパーナ京都五条」。五条は微妙ですが、地下鉄五条駅から徒歩数分という立地にあります。このホテルに二泊します。

ベッセルホテルは広島県福山が拠点のホテルグループで、京都は初進出になります。ちなみに昨年五島列島の福江で宿泊したカンパーナホテルとは関係ないようです。

 

このホテル、2015年9月16日オープン、つまり四日前にオープンしたばかりです。ロビーには多くの花が飾られていました。

 

ホテルについてはのちほど紹介するとして、荷物を預けたあと上賀茂神社に向かいます。

 

地下鉄で北山駅まで向かい、京都市バスで上賀茂神社に到着。

 

 

上賀茂神社、正式名称は「加茂別雷神社」、御祭神は加茂別雷大神、起源は2600年以上前で京都で最も古い社と言われています。

 

 

 一の鳥居をくぐると競馬会神事の行われる芝の広場が広がります。

 

 

芝生の広場を抜けると神馬舎があります。この日は不在でしたが、七代目神山号が繋養されています。

 

この七代目神山号は元JRAの競走馬で、作家の浅田次郎さん所有の「メダイヨン号」だそうです。

ちなみに五代目はあのナリタブライアンの同期、「ラグビーカイザー号」だったそうです。覚えている人はいますか?

 

さて、二の鳥居をくぐると、正面に細殿があり、その前には立砂があります。

 

 盛り塩は、ここの砂を持って行く代わりに塩を盛ったのが起源だそうです。

 

約2キロ後方に御祭神が降臨した神山がありますが、それを象ったもので、左側の頂点には三葉の松葉、右側には二葉の松葉が立っており、陰陽一対を現しています。

 

 

 

 

細殿の後ろには橋殿があります。

 

 橋殿の下を流れるのが、百人一首にも歌われた「ならの小川」です。

ここに来るまで、奈良にあると思っていました。一つ勉強になりました。

 

 

この橋殿の上から穢れを祓い清めるために人形を流したことが「水に流す」の語源だそうです。

さすがに京都最古だけあって、ここが起源のものがたくさんあります。

 

 

 

こちらが岩上です。葵祭の際には宮司がこの場所で勅使に対し神のご意志を伝える神聖な場所で、気の集中する場所とのことです。

 

奥に見えるのが加茂別雷大神の母、玉依姫命を祀った片岡社です。ちょうどこの前で結婚式が行われていたのですが、新婦が外国の方のようで、参列者に外国人も多かったのですが、神職が英語で説明しているのはさすがでした。

 

 

楼門の向こうに参拝所があり、通常はここから参拝します。

しかし、今年は21年に一度の式年遷宮の年で、国宝の本殿、権殿の特別公開が行われています(拝観料600円、9月30日まで)。

さらに、500円を納めると本殿前で御白砂撒をすることができます。

 

上賀茂神社の長い歴史の中でも初めてのことで、21年後の式年遷宮では実施されるかどうかは分からないという、貴重な公開です。

 

 

 

実はこの前日にBSの番組で特別参拝が紹介されており、もっと混雑しているかと思ったのですが、それほどでもありませんでした。ただ、切符売り場の人は、昨日テレビで放送されたおかげで今日はすごいんですよ、と言っていたので、通常よりは相当多かった模様です。

 

 

 

この先は撮影禁止なので写真はありませんが、まずは参拝所の左手から昇殿し、神職から神社の由来の説明と注意事項の説明があり、お祓いを受けてから権殿前に向かい参拝します。

権殿前は皇后陛下が参拝する場所で、ここでも建物について等の説明があります。全国の神社の8割が採用しているという前後非対称の屋根、流れ造りはここが発祥とのことです。

 

また、上賀茂神社の紋は左右非対称の双葉葵ですが、本殿の紋は左右対称で中央に花の咲いた紋が使用されています。

 

 

ところで、先ほども書いた通り、本殿と権殿は国宝に指定されており、伊勢の神宮のように新規に立て直すことはできず、部分的に修復するのみとのこと。屋根の修復が主になるとのことです。

屋根は檜皮葺きで、樹齢80年の檜の皮をはぎ、さらに10年後に再生した皮を使用するとのこと。30以上の社全てを葺き替えるため、環境保護の観点から21年ごとではなく耐用年数ぎりぎり、遷宮二回に一回の葺き替えになるとのことです。

 

 

このあと、御白砂撒をする人のみ本殿前の小さな広場に入ることができます。ここは通常は天皇陛下と宮司しかはいることができない場所で、説明の神職の方は中に入らず、外から説明します。式年遷宮でご神体が本殿から権殿に移されているからこその特別な参拝です。

説明が終わると広場の前で渡された、小袋に入った白砂(砂というよりは小石)を撒きます。

 

最後に高倉殿に展示されている御神宝を拝観して特別拝観は終了です。とても素晴らしい体験をすることができました。 

 

 

式年遷宮はAGFが特別協賛しているようで、このようなものよいただきました。

 

賀茂別雷神社の御朱印です。

 

 

  

 

 

                        <その2に続く>

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