仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




青春18きっぷを使って、四国一周をしてきました。
ルートは、須崎~窪川~宇和島~松山~高松~徳島~阿波池田~高知~須崎と、各県庁所在地を右回りに二泊三日で移動しました。


(須崎駅)

一日目は須崎駅まで車で行き、「車deトレイン」という駅構内駐車場に二日間は無料で止めることができるサービスを利用します。
先ずは須崎発8時03分の普通列車に乗り込みます。DC2両編成ですが、1両に20人程度といった感じで、ボックス席を一人で占めることができました。窪川までは車でよく移動しますが、鉄道では久し振りです。国道とはちがう景色が楽しみです。


(安和駅)

安和駅で左側に太平洋が見えてきますが、どんよりと曇った空で、残念ながら碧い海ではありません。土佐久礼を過ぎると列車は山の中に入り、いくつものトンネルをくぐりながら急勾配を登り影野駅に到着します。影野では交換列車があるわけではないのですが、坂道を登ってきた疲れを取るように小休止。この辺がローカル列車の特徴でしょうね。


(影野駅)

土佐久礼のあたりでも山肌が切り開かれて自動車道の工事が行われていましたが、影野から窪川まで、線路に沿った山肌は木々が伐採され、赤い土が見えているところが続きます。ローカル鉄道と高速道路の競争となれば、その優位性はあきらかに道路にあるといえるでしょう。それでも、土佐の山々を切り開いて伸びていくその途中を見ていると、自然破壊のすごさを実感します。


(窪川駅)

影野を出た列車は、美味しい仁井田米を育てる台地をひた走り、終点の窪川駅に8時49分定刻に到着しました。ここでは次の予土線の宇和島行き普通列車の発車(10時01分)まで1時間以上時間があります。


窪川駅は旧国鉄の土讃線終着駅として昭和26年(1951年)に開業しました。その後、土佐佐賀、中村と延伸していきましたが、昭和63年には窪川以西がJRから土佐くろしお鉄道に移管されました。因みに、窪川から宇和島に向かう列車はJRの車両ですが、予土線は窪川の一つ先、若井駅から北宇和島駅間となっています。このため、窪川~若井間はJRではなく、土佐くろしお鉄道(TKR)の線路を通ります。


(JR窪川駅)

青春18きっぷではJR線は乗り放題なのですが、他社線を通る場合は当然ですが別料金が要ります。このため、JR窪川駅の隣にあるTKR窪川駅に切符を買いに行ったのですが、日曜日(4月1日)は窓口業務は休みますという表示が掲げられており、切符は買えませんでした。JRの窓口に行ってみると、ここではTKRの切符は発売できないので、車内の車掌か、到着した駅で精算して下さいとのこと。但し、若井から先のJR駅への切符は販売しているので、なんか変な感じです。とにかく、切符は持たずに乗りなさいと言うことのようです。
(この日の天気は


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