仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




2011年には現在の地上アナログ放送が無くなってしまいますが、私の住んでいるところは電波的に高知市から遠く、西方にあたる大平峰の東端にあるUHF局・土佐高岡送信所から電波を受けています。


(NHKとRKCのUHF電波送信塔)

かつては高いVHFアンテナを掲げていましたが、ここができてからは小さなUHFアンテナでよくなりました。
ここにテレビ送信所を作る際には、昔からあった山道を切り開いて工事用の車が通ることのできる道に拡幅しました。そして、送信所あたりの山頂広場は格好の展望台となり、土佐市街はもとより、遠く太平洋も眺められたそうです。


(烏帽子山送信所と、それを受けるアンテナ群)

先日、ここまで眺望を期待して登ってみましたが、数十年という歳月は木々の成長を止めることができず、残念ながら立木に遮られて何も見ることができませんでした。


(こんな山道ですが、カーブミラーが設置されています/土佐市街と仁淀川、そして太平洋)

山道自体も、子どものころには視界が開けており、絶えず変わっていく景色を楽しんだ覚えがあるのですが、今は限られた場所でやっと、その俯瞰を楽しむことができました。人が歳を取るように木々も自然も歳月を重ねていきます。しかし、眺望がきかなくなったと言うことは自然が破壊された訳ではなく、より元の状態に近づいている嬉しいことかも知れませんね。

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