仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




岡山県を目指す旅、高松から津山までの行程です。


(JR岡山駅、改築工事が行われています)

琴電で高松築港駅に着きましたが、とりあえずJR高松駅まで歩きます。ここは先週やってきたところですので、再び駅ビル2階のレストランで昼食です。同じ場所で食べるのはよそうと別の店にしたのですが、やはり前の方が良かったです。
食事が早く終わったのでとりあえずホームに。予定より30分早い岡山行きマリンライナーに間に合いました。しかし、中途半端な混み具合で、2人掛けのシートは全て一人で埋まっています。どこに座ろうかと迷ったあげく、入り口近くの4人ボックスになったところに一人だけというスペースを見つけて座りました。ただ、進行方向とは逆の通路側でしたので、写真を撮るのができませんでした。


(左:14時16分発 952D、右:15時15分発「快速ことぶき」3938D)

岡山駅の津山線は16番ホームから発車します。ここでも予定していた列車よりも1便、早い列車に間に合いますので行ってみました。ところが、2両連結の列車は大混雑です。座席は全部埋まっており、通路にも相当数の乗客が立っています。これに乗り込むのは辛いので、予定通り、次の便まで遅らせることにしました。
およそ1時間後、折り返し便となる列車が到着しましたが、今度はあまり、お客さんがいません。先ほどの混雑は何だったのだろうと思いましたが、おかげで4人掛けのボックス席に一人で座ることができました。


(玉柏駅~牧山駅間、山陽自動車道と旭川)

津山線には普通列車の他に快速と急行列車が走っています。特急列車全盛のなかで珍しい急行列車ですが、「急行つやま」は1日1往復、およそ1時間10分で岡山と津山を結んでいます。因みに私の乗った列車は岡山駅を15時15分に出る「快速ことぶき」で、所要時間1時間17分で津山に着きます。また、普通列車は1時間30分前後ですので、急行も快速も、普通列車もそれほどに違いがあるわけではありません。また、快速列車と急行列車は同じ車両を使っていますので、設備に優位性はありません。利用時間帯でやむなく急行列車を利用しなければならないとしたら、急行料金が別に必要です。


(弓削駅で行き違った急行「つやま」901D)

ところで津山線は、昨年11月に起きた落石による脱線事故によって玉柏駅と牧山駅間で不通となっていましたが、この3月18日に復旧、運転を再開したばかりです。岡山駅を出発すると法界院駅で止まります。ここは岡山大学に近いと言うことでかなりのお客さんが降りて、車内はさらに閑散としてきました。そして備前原駅を過ぎると次の駅が玉柏駅です。列車は右側に旭川を見て北上しますが、事故のあったあたりは山肌が露出しており、護岸用の金網や防護柵が目に着きます。そして、たまたま行き違い列車が遅れていたようですが、事故のあったあたりは最徐行で通過しました。ただ、事故の時も保守管理の問題が指摘されていましたが、走ってみるとこの路線がいかに厳しいかがわかります。途中のトンネルでは制限速度15Km/hの標識があったります。トンネルの壁が列車とこすれるくらいに近く、全然余裕がありません。こんな状態では、根本的な対策は無理だろうなと思いました。


(津山駅)

弓削駅では列車行き違いで5分ほど止まりました。前側の車両に乗っていたのですが、運転士が車内を歩いてきてあるお客さんのところに行きました。そして、ここで降りなければいけないと、眠っていたお客さんを起こしてあげました。お祝いの席からの帰りだったかもしれませんが、スーツ姿の初老の男性でした。運転士の知り合いの方だろうと思いますが、いかにもローカル列車と言った感じで嬉しくなりました。


定刻16時32分、津山駅に到着です。車内でも津山城のさくらまつりを楽しみに来たというお客さんが話をしているのを聞きましたが、駅に降りてみると幟なども立って賑やかです。


(ホテルから見た津山城趾と津山駅)

今夜の宿は駅に近いホテルを予約していましたが、部屋からはすぐに津山駅が見えます。また、左に目を転じてみると津山城も見えてきました。
夕食は付いていませんのでさっそく、外に出ました。お城までは歩いても30分くらいだろうと検討をつけて歩き出しましたが、途中で夕食の買い出しに大きなショッピングセンターを二つ、見つけていました。とりあえず下調べに、道なりに近い○○ミに入ってみました。総菜売場にはお花見用のお寿司などが沢山に並び、時間的なこともあって3割引などのシールが貼られています。多くのお客さんもおり、宴会用に幾つも買い込んでいました。


(津山城趾・鶴山公園のさくらまつり)

私も買おうかとも思いましたが、一人でお弁当を持ってお城まで歩くのもイヤだなと、そのまま買わずに津山城に向かいました。時刻も5時を過ぎていましたが、お城はお花見の人で一杯です。南側の坂を登ると三の丸に続く石段がありますが、さくらまつりの期間中のみなのかわかりませんが、ここにゲートがあって入場料が必要です。あまり高額ではありませんでしたが、お花見をするわけでもなく、ちょうど空模様も怪しくなったので中には入らずに坂をおりました。


(吉井川から見た津山城、夜の津山駅)

あとは買い出しだけです。もう一つ行ってみようと思っていた○○屋に向かいました。ところが、建物は先ほどの○○ミより大きいのに、総菜がほとんどありません。適当に妥協しようかとも思ったのですが、せっかく食べるのだったらと再び、○○ミに向かいました。だいぶん大回りになりましたが、やはり品数は比べも二になりません。缶ビールも仕入れてホテルに戻りましたが、少しするとやはり雨になりました。せっかくの夜桜を楽しもうと出かけた人たちはどうしたのでしょうか。私は暖かい風呂に入り、夜の津山駅を眺めながらのんびりと缶ビールで乾杯でした。

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