仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




日高村にある日高総合運動公園の前には、日下川の調整池があります。ここには葦や菱が繁茂していますが、水鳥たちの憩いの場所になっています。そして、野鳥の観察小屋や昆虫などの観察用歩道などが整備されています。



日高総合運動公園

昨年、ネムノキがきれいに花を咲かせていたので見にいってみましたが、既に時期を過ぎており、緑の葉が茂っていました。調整池を見てみると、池のなかに付きだした浮き桟橋のような遊歩道があり、その向こうに水鳥が群れていましたので渡ってみました。しかし、やはり野生の鳥はのんびりと待ってくれるわけが無く、遊歩道に乗っただけで飛び立ってしまいました。


しかたなく先端まで歩いてみましたが、途中でひらひらと飛ぶトンボを沢山見つけました。黒い羽に青い光沢があり、とても優雅に飛んでいます。恋の季節なのか、2匹がもつれ合うような動きもしています。なかなか止まらないのをじっくりと待ちましたが、後ろの羽は水平に、前羽は直角になるように立てています。そしてしっぽをその上にすっくと立てて、どうやら異性を待っているような体勢(?)でした。


我が家のこの花には蝶がよく来ます。先日のミヤマカラスアゲハもそうですが、アゲハの類からシジミチョウなど、じっと見ていると飽きないくらいやってきます。
右側の蝶はもう、羽がだいぶん痛んでいました。止まっている姿を見ると哀れですが、しっかりと蜜を吸って飛んでいきました。


セミもだいぶん、賑やかに鳴き始めました。こちらではやはりニイニイゼミが一番乗りでした。そしてアブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミの声も聞こえるようになりました。
セミのいる木の下に立つと、芭蕉の句ではないですが、頭の中にセミの声が染み込んでいきそうです。


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