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仁淀川日記

土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介

世界遺産・ホローケー村

2009-12-13 22:44:44 | 旅と出会い
今日のTBS「THE世界遺産」はハンガリーのホローケー村でした。
メインタイトルは”人口36人・ホローケーの古い村落”だった(?)と思うのですが、その人口の少なさに驚きました。


私は、2003年12月にここを訪れました。所属する団体の旅行でハンガリーを訪ねましたが、現地のコーディネーターの計らいでその帰路にここに立ち寄りました。


取材にも出ていたお婆さんたちが民族衣装を着て歓迎してくれ、美味しい地元料理もご馳走になりました。また、同行していた若い娘さんがモデルとなって、民族衣装を着せてくれたりと、大歓迎を受けました。


その当時からも寂れた印象はあったのですが、ハンガリーの田舎の村としての古くからの街並みや伝統を守り、それをしっかりと観光資源として活かしていると思いました。


しかし、今は人口が36人となり、それも高齢者がほとんどとのこと。大きな町からは相当に離れていたと記憶していますが、観光だけでは若者が暮らしていくことは難しいことでしょう。


番組での最後に、世界遺産として登録されても、住む人がいなくなっては単なる博物館になってしまう、そんな心配も現実のようです。

[Photo : Minolta α7]

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三井住友カード 使ってハッピーCP


DHC8-Q400

2009-11-19 17:30:30 | 旅と出会い
16日から昨日まで、所用があって大阪に行ってきました。


【大阪市北区・天神橋筋商店街】

勤めていたころは、大阪に会社の営業拠点があったりしたものですから、ほとんど飛行機での往復でした。しかし、退職してからはあまり大阪に出る機会が無くなり、行くとしてもJRがほとんどでした。


【高知空港 2009.11.16】

今回は時間的な制約もあって久し振りに航空機を利用しましたが、ご存じのとおり高知~大阪間はほとんどがボンバルディア社製DHC8-Q400機で運行されています。


大阪便はDHC8型機になってから久しいのですが、私はこのDHC8機に乗るのは初めてです。かつての胴体着陸や、メディアでさまざまなトラブルが報道されていますので、不安と共にどのような機体なのか、興味もありました。
小さな飛行機ですので、当然ですがボーディングブリッジではなく、地上に降りて滑走路を歩いて乗り込みます。


流石に小さな飛行機で、乗り込むときは頭を下げないと天井にぶつけてしまいます。座席は中央通路を挟んで片側二席の四列配置になっていますが、座席自体の幅、前後のスペースはゆったりしています。


【大阪モノレール 2009.11.18】

離陸時の感覚ですが、プロペラの唸りの割りには加速性が良いようで、かつてのYS-11とは格段の差があります。しかし、大阪空港での着陸時には、滑走距離を縮めるためなのかとんでもない急ブレーキがかかり、シートベルトでお腹が締め付けられるほどでした。着陸時の急ブレーキは石垣島が有名ですが、大阪空港は滑走路には充分な余裕があるはずで、これはパイロットの運転技術の違いでしょう。


【大阪伊丹空港12番ゲート 2009.11.18】

高知~大阪間の飛行時間は、時刻表では45分ですが、実際に飛び立ってから着陸するまでは35分ほどです。ジェット機よりも低い高度を飛ぶために、地上の景色を眺めるのにはいいのですが、電子機器(デジタルカメラなど)は離着陸時の使用が禁じられているため、デジタルカメラが使える時間は20分弱しかありません。


帰りにはきれいな夜景も見えたのですが、撮影可能になったのは明石大橋が見えるようになったころ、すぐに四国山脈に達してしまいますのでほとんど撮影できませんでした。


【明石大橋上空】

さて、飛行機が出発するときに機長や乗務員の紹介がありますが、往復共に機長は外国人でした。べつに外国人の機長でもいいのですが、こんなところにも外国からの労働力が浸透しているのだなと感じた次第です。

[Photo : RICOH GRD2]

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ioPLAZA【2010年Windows7の旅】


ビールとカレーライス

2009-10-28 18:04:04 | 旅と出会い
旅に出て、ゆっくりと風呂に浸かったあとでいただく夕食と、よく冷えたビールは格別です。


もう20年以上前のことになりますが、勤務していた会社の業務で広島に出張しました。宇品港近くのいつもの旅館に宿泊したのですが、風呂からあがってくると女将さんが「今日の夕食はカレーライスだからね」とのこと。お手伝いに来ている方が休んでいるのできちんとした料理ができず、自分も一緒に食べるからとカレーにしたようです。


「そのかわり、ビールはサービスするから」と言うことで、冷たいビールも出てきたのですが、カレーライスをツマミに飲むビールはちょっと困りました。それでも、追加ビールもサービスと言うことでしっかりと飲みました。


港近くの宿ですので、サラリーマンと言うより作業員のかたが多く宿泊されていますが、その日もけっこう、泊まり客はいました。また、到着が遅くなったり早朝に出かける人もいるので、玄関は施錠されていません。
この日は一人で宿泊していましたが、夜中に私の部屋のドアが開いて誰かが入ってきました。


寝ぼけ眼で起きてみると、男の方が「すみません」と言いつつ電気も付けずに蒲団を敷いています。そしてそのまま、同じ部屋で寝てしまいましたが、またまた早朝に、「すみませんでした」と言って出て行きました。


朝になってから女将さんに聞いてみると、長期滞在している方なのですが、私が泊まった日は宿泊客が多くて部屋割りを変えたようで、私の使っている部屋が前日までの彼の部屋だったようです。
ただ、前日に部屋を変えたことを伝え、荷物も移してあったのにと笑っていました。


しかし、私の方は(相手の方も多分同じでしょうが)なんとも不安で熟睡できず、二人とも”静かに”眠れない夜を過ごしました。

[Photo : NIKON D700]

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訓練支援艦てんりゅう

2009-09-07 17:38:38 | 旅と出会い
5日に、松山で義父の四十九日法要を行いましたが、夕方からの食事会までに少し時間がありましたので、海を見に行って来ました。




高知県はほぼ、海は南に向かって開けているのですが、松山市は西方に海があります。市内から車まで10分ほど、三津浜港に着きます。ここからは広島などに向けてフェリーも発着していますが、保安庁の船舶や一般貨物の積み卸しなどにも利用されています。




そんな中に、甲板にオレンジ色の物体を乗せた艦船が見えましたので行ってみると、海上自衛隊の「てんりゅう」が停泊していました。乗船用のタラップが付けられたりしていますので乗組員の方に聞いてみると、6日に一般公開を行うとのこと。




残念ながら明日は松山を離れますので、岸壁から見学させてもらいました。
因みに、「てんりゅう」は訓練支援艦とのことで、甲板には訓練時の標的となるロケットや航空機が搭載されています。詳しいことは聞けなかったのですが、他の艦船や航空機の攻撃訓練などに使われるようです。

[Photo : RICOH GRD2]

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JTBの時刻表・1000号

2009-04-22 19:01:21 | 旅と出会い
最近はあまり、時刻表を買うことが無くなっていましたが先日、JTB(交通公社)の時刻表が通巻1000号になり、記念キャンペーンをやっていることをニュースで知りました。


【2009年5月号・通巻1000号】

1月末の北海道旅行では、インターネットで列車の時刻を調べましたので時刻表は購入していませんでした。また、春の時刻表改正では、JR四国が発行している小冊子をいただいたので、大きな時刻表は買いませんでした。ということで、大急ぎで書店に出かけて買ってきました(2009年5月号)。


【1967年10月号・通巻500号】

このニュースのなかで、1000号の前の第999号が、銀河鉄道999にちなんで松本零士さんのイラスト表紙で発行されたそうですが、こちらは残念ながら入手できませんでした。


【1987年4月号・JR会社発足】

1000号の時刻表を見ていると、過去に発行された巻500号記念時刻表(1967年10月号)や、国鉄からJR会社に移行したときにJNRが最初に発行した時刻表(1987年4月号)などを見てみたくなり、引っ張り出してみました。


【1965年10月号・B6版】

また、今は大判はB5サイズですが、それ以前のB6サイズの時刻表もいくつかあり、これも探してみると1965年10月号が出てきました。


【1965年10月号】

鉄道路線の変遷も興味がありますが、列車の愛称、等級なども懐かしいものがあります。1965年の土讃線では、高松方面行き急行列車として「浦戸」、「南風」が、準急列車として「土佐」、松山行きの「予土」、そして松山~徳島を結ぶ「いしづち」などが走っています。


【1967年10月号・通巻500号】

1987年には「南風」が特急列車になっていたりしますが、未だ急行列車「土佐」「あしずり」が残っています。そして行き先は高松、瀬戸大橋が開通して岡山行きとなるのは1988年でした。

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玉春日関

2009-04-19 18:00:00 | 旅と出会い
所用があって松山に行ってきました。
この日はちょうど、砥部焼祭りが行われているとのことで会場に足を運んでみました。体育館いっぱいに、砥部焼の窯元が自慢の品を展示、販売していましたが、余りの熱気に入り口で待っていました。


と、そこにやって来たのは愛媛県出身の玉春日関、このイベントに招かれたようですが、多くのファンに囲まれ、気軽に写真に納まっていました。

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緩急車

2009-04-04 19:02:23 | 旅と出会い
SL冬の湿原号は、5両の客車と緩急車1両を連結しています。


緩急車とはもともと列車の最後尾に配置され、車掌が乗務するとともに、手動で列車にブレーキを掛けるための装置を設けた車両とのことです。かつては、全ての車両を一元的にブレーキ制御することができなかったため、機関車と連動して緩急車でもブレーキ操作をしていたようです。


さて、釧路駅から標茶駅まで車で追いかけてきましたが、これからは実際に乗り込みます。指定された座席は5号車、緩急車を挟んで蒸気機関車(SL)に一番近い車両です。


使われている車両は、テーブルを挟むように座席が配置されており、ストーブも置かれています。このストーブでは持ち込んだスルメを焼くこともできるようで、車内は香ばしい匂いが漂っています。


残念ながら窓は開きません。このため、列車が発車するとすぐに先頭の緩急車に異動しました。緩急車の前後はオープンスペースであり、そこに出るとすぐ目の前にSLのボイラーがあります。
さすがに風が強く、帽子が飛ばされそうになりますが、SLの激しい息づかいや振動、レールの響き、煙や蒸気を肌で感じることができます。


緩急車の先頭は走行するSLを撮るには最高の場所、大勢のカメラマンが順番待ちをしていますので、いつまでも独占するわけにもいかずに後方に退きました。
しかし、客車に戻っても窓は開かないため、何となくぼんやりと座っているのももったいない話、またまた緩急車に移動します。


先頭部分は無理ですが、後方のデッキは意外と空いています。このため、他の方が来るまでそこから身を乗り出して前方をのぞきます。


右上に輝いているのは、レンズ表面に付いた水滴に太陽が反射したものです。
これは後で、ゆっくりと座席に座ったときにレンズ前面が汚れているのに気づきましたが、この時は撮るのに夢中、全然わかりませんでした。


SL冬の湿原号は、その名前の通りに釧路湿原のなかを走っています。


ほとんどの時間をそこで過ごしましたが、午前中に望遠した塘路駅に到着すると5分ほど停車します。
ほとんどの人がホームに下りて写真を撮ります。こうやって、小さい子どもさんにSLを見せてあげてくれると、人ごとながら嬉しくなります。この子もきっと、鉄道が好きになるでしょう。


再び動き出したSLですが、やはり座席で座るのはもったいなく、緩急車に移動します。お天気も良く、後ろを振り返ると後方に流れる煙や蒸気が列車に沿って伸びていきます。


SLを追いかけるカメラマンは多く、線路際にはあちこちでカメラを構えた人達が目に入ります。


釧路が近づくにつれ、徐々に景色も単調になってきます。ずっとオープンデッキに立っているとさすがに疲れてきましたので、座席に戻りました。
座席に座って一休み、カメラを仕舞おうとレンズを見て驚きました。デッキから前方に向けてカメラを突きだして撮影していたのですが、蒸気や煙、巻き上げた雪も効果抜群と気にしていませんでした。その結果、レンズには水滴やゴミがいっぱい付いています。


大慌てで大きなゴミは取り除きましたが、クリーニングキットを持ってなかったのでレンズ面の清掃はできません。
今回、24~70mmのレンズを直前に購入して持って行ったのですが、フィルターが間に合わなくて素のまま使いました。おかげでレンズ面はゴミだらけ。ちょっとショックでした・・・・


今回は、キャンペーンでこの冬の湿原号に乗車しましたが、いただいた乗車券、座席指定券もイベント名の入った特別なチケットでした。


車内では記念に持ち帰っても良いと言われていましたので、釧路駅の改札でその旨を話しましたがダメとのこと。
通常のチケットであれば証明印を押してもらえばいただけるのですが、このキャンペーンチケットは、回収しないと料金請求ができないとのこと。残念ですが仕方がありませんでした。

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標茶駅での入れ換え

2009-03-23 19:04:00 | 旅と出会い
SL・冬の湿原号は釧網線の釧路駅と標茶駅間を運行しています。


【網走方面から標茶駅を見る】

サルルン展望台で塘路駅出発の俯瞰撮影を済ませた後、バスで標茶駅に向かいます。


【先頭から切り離し、一旦引き込み線に入る】

冬の湿原号は、蒸気機関車(SL)が客車を引く形で運転されるため、標茶駅で折り返して釧路に向かう場合、進行方向が逆になるため機関車を付け替える必要があります。


【給水場所・道路際なのでファンも大勢!】

このため、標茶駅に到着すると一旦、SLと客車を切り離し、SLだけ引き込み線や側線を通って当初の客車後端に付け直します。


【機関車後部にある水タンクに給水中】

蒸気機関車は、その文字の通りに蒸気の力で車輪を回して動きますが、燃料(石炭など)と水を多量に消費します。このため、標茶駅では水タンクに給水します。


【側線を通って反対側に移動】

蒸気機関車が普通に走っていた当時は、西部劇映画などでお馴染みの給水設備(伸びたパイプが旋回する)がありましたが、今はホースで給水。ちょっと味気ないですが・・・・


【乗務員と打ち合わせ中】

また、かつては蒸気機関車の方向転換をするための転車台も各地にありましたが、これもディーゼルカー(両方向に走行できる)ばかりになってしまうと不要な設備になり、標茶駅にもありません。

【後ろ向きで緩急車に連結】

このため、折り返し時には残念ながら機関車は後ろ向きに走ります。一応、SLも両方向に走ることはできるのですが、やはり先頭には”顔”があるため、後ろ向きはちょっと興ざめです。


【跨線橋から釧路方面を見る】

標茶駅ではSLの付け換えや給水風景を撮りましたが、いよいよ「冬の湿原号」に乗車します。駅の構内に入っても、ホームや跨線橋から、多くのカメラがSLを狙っていました。

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SL・冬の湿原号を待つ

2009-03-21 16:16:00 | 旅と出会い
北海道旅行の続きです。


サルルン展望台で待つことおよそ三時間、遠くの山裾に白い煙が見えました。釧路を出発したSL・冬の湿原号の煙です。


先ずは三脚にセットした望遠レンズで塘路駅に到着する列車を撮ります。かなりの距離がある(地図で1.5Kmほど)ためか、ほとんど音は聞こえません。


列車はほぼ定刻(11時54分)に塘路駅を出発、大きくカーブを切って私達のいる展望台下に向かって進んできます。


しばらく望遠レンズで追った後は広角レンズに持ち替えて撮影。


北海道の広大な釧路湿原(雪原)を表すには広角レンズで撮ろうと決めていたのですが、あとで考えるともう少しアップで撮れば良かったとも思いました。


しかし、そのときはそんな余裕はありません。あっという間に足下を通り過ぎて消えていきました。
因みに、今冬のSL・冬の湿原号の運転は、残念ながら3月8日で終了しました。

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サルルン展望台と鹿の糞

2009-03-12 17:44:52 | 旅と出会い
”SL冬の湿原号”撮影ツアーもいよいよ、定番となっているサルルン展望台に向かいます。塘路駅から少し北に行き、国道沿いの駐車場から整備された木道を通って登っていきます。


気温は当然氷点下ですが、お天気はよく、ゆっくりと登ることができます。
ところが、峰筋まで登るとものすごい強風で、体感気温は一気に下がっていきます。フードを被っていないと、露出している肌はキンキンに痛くなり、とてもじゃないが我慢できません。それでも、白樺林のなかを歩いていくとなんとも気持ちの良いものです。


カメラも意外と頑丈で、きちんと作動します。バッテリーの容量低下もそれほど気にすることもありませんでしたので安心しました。


ただ、むき出しのレンズについては内部に曇りができてしまいました。ファインダーをのぞいて中心部がぼやけていたのでレンズを見てみると曇っています。
クロスで拭いても取れません。車から出たときから、徐々に外気に当てて温度調整をしていたのですが多分、前面ガラスの内側が凍ってしまったようです。


釧網線のSL撮影としては本当に有名なサルルン展望台と、そこから少し登った三角点(79.1m)を撮影ポイントにしましたが、ものすごい強風で寒さもこたえます。


展望台の南側は急斜面ですが開けており、結局はそこに三脚を据えました。ここは南斜面で風も無く、太陽もぽかぽかと当たって別世界です。
斜面のすぐ下を釧網線が走り、手前のサルルン沼、左手の塘路湖を左右に分けながら正面の塘路駅に続いています。


しかし、この斜面はエゾシカたちにとっても居心地がよいようで、糞だらけです。最初は踏まないようにとか、座る場所に気をつけたりしていましたが、あまりに多すぎて避けるすべもありません。
ここでおよそ3時間、これだけのんびりとした時間を持つのも久し振りでした。

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