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三居稲荷神社の注連縄

20日の土曜日に行った酒田では、お目当ての土門拳記念館に行く途中、最上川手前の「山居倉庫」で小休止

倉庫の日本海側に並ぶ欅並木は 日本海からの強風と夏の西日をさえぎり、倉庫内の温度を一定に保つために植えられたもので、現在も41本が残っています。


また、屋根の断熱も考えられていて、妻側から見ると屋根が二重になっているのが分かります。

この倉庫群の西隣にある「三居稲荷神社」。 1893(明治26)年、この地に倉庫を建設するときに、以前からこの地にあった山居稲荷に 旧藩主酒井家の太郎稲荷と徳川家の禎祥稲荷の二柱を勧請し、「三居稲荷」と改名、倉庫の鎮守とした伝えられています。
 
目を引くのは 立派な注連縄
中央部が異様に膨らんだ形で、綺麗な飾り結びで結わえられている形は、酒田市内でも数か所見られるそうですが、北前船で繋がる津軽地方にもこれに似た注連縄があるそうです。 また、注連縄の奥に下がっているのは「鈴ひも」と呼ばれる「鰐口」などに下がっている紐と用途は同じですが、装飾性が高いもののようです

立派な注連縄や鈴ひもを見れば、庄内米を上方に運ぶ北前船で栄えた 往時の酒田が想像できます
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