ども、CSのアニメチャンネルの無料放送を観ていた江戸です。しかし、日曜日の番組編成はやっぱり地味だなぁ……。BSや地元の地上波でも放送していたような作品も多いのだけど、それだとあえて観る意味無いし。でも、初見の『高橋留美子劇場』は面白かった。
さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょう。
●まじめな時間 1(清家雪子)
『秒速5センチメートル』のコミカライズ版を担当した清家雪子のオリジナル作品ですね。割とシリアス一辺倒の印象があった『秒速5センチメートル』とは違い、本作では結構コミカルな描写もあるので新鮮な気持ちで読めると思います。
物語はヒロインの一紗が突然の交通事故で死亡するところから始まります。そして彼女の魂が見たのは、多くの幽霊が徘徊する世界。基本的に人は死ぬと皆幽霊になり、時間の経過と共に魂が浄化されやがて消えていくか、怨霊と化してこの世界に留まり続けるかの二択になるらしい。一紗はそんな現実を突きつけられ、更には自身の死に対する家族や友人達の反応に直面して戸惑い苦悩したりするのでした。
とにかく「死」という重いテーマを扱っているので暗い内容になりがちではありますが、一紗が今時の女の子のノリである為にコミカルな部分も多く、ある程度は重い空気を緩和してくれています。ただ、彼女の成仏の時が近付いていくほどシリアスな要素が増えていく事は間違いないと思いますけどね。
実際、この巻のラストの辺りでは遺族に伝えたい想いがあるのに、霊感を持つ者でさえも感知できないほど一紗の存在感が薄れてきてしまい焦り出す……という展開になっています。今後は残された時間をいかに有効活用して悔いを残す事がないように出来るか……という部分に重点が置かれる事になると思うので、今まで以上の真剣さが必要であり、まさにタイトル通り「まじめな時間」となるのでしょうな。
なお、巻末には描き下ろしで一紗の友人達のその後が描かれています。どの程度時間が経過しているのかは謎ですが、友人の死をまだ完全に受け入れきれていない少女達の心情が語られています。このエピソードでは一紗の姿が描かれていませんが(回想シーンにおける生前の姿は除く)、本当にその場にいないのか、それともいるけどあえて描いていないのか……。仮に後者だとして、その時の一紗の心情がどういったものだったのかを想像してみるのも面白いかもしれませんねぇ……。
じゃ、今日はここまで。
さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、最近の戦利品について語ってみましょう。
●まじめな時間 1(清家雪子)
『秒速5センチメートル』のコミカライズ版を担当した清家雪子のオリジナル作品ですね。割とシリアス一辺倒の印象があった『秒速5センチメートル』とは違い、本作では結構コミカルな描写もあるので新鮮な気持ちで読めると思います。
物語はヒロインの一紗が突然の交通事故で死亡するところから始まります。そして彼女の魂が見たのは、多くの幽霊が徘徊する世界。基本的に人は死ぬと皆幽霊になり、時間の経過と共に魂が浄化されやがて消えていくか、怨霊と化してこの世界に留まり続けるかの二択になるらしい。一紗はそんな現実を突きつけられ、更には自身の死に対する家族や友人達の反応に直面して戸惑い苦悩したりするのでした。
とにかく「死」という重いテーマを扱っているので暗い内容になりがちではありますが、一紗が今時の女の子のノリである為にコミカルな部分も多く、ある程度は重い空気を緩和してくれています。ただ、彼女の成仏の時が近付いていくほどシリアスな要素が増えていく事は間違いないと思いますけどね。
実際、この巻のラストの辺りでは遺族に伝えたい想いがあるのに、霊感を持つ者でさえも感知できないほど一紗の存在感が薄れてきてしまい焦り出す……という展開になっています。今後は残された時間をいかに有効活用して悔いを残す事がないように出来るか……という部分に重点が置かれる事になると思うので、今まで以上の真剣さが必要であり、まさにタイトル通り「まじめな時間」となるのでしょうな。
なお、巻末には描き下ろしで一紗の友人達のその後が描かれています。どの程度時間が経過しているのかは謎ですが、友人の死をまだ完全に受け入れきれていない少女達の心情が語られています。このエピソードでは一紗の姿が描かれていませんが(回想シーンにおける生前の姿は除く)、本当にその場にいないのか、それともいるけどあえて描いていないのか……。仮に後者だとして、その時の一紗の心情がどういったものだったのかを想像してみるのも面白いかもしれませんねぇ……。
じゃ、今日はここまで。