江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

復帰です。

2021年08月04日 21時34分29秒 | Weblog
 ども江戸まさひろです。先日亡くなった家族の葬儀も終わり、諸々の手続きも一段落したので、そろそろブログ更新も再開したいと思います。

 さて、亡くなった家族は、5年ほど前の町の集団検診で前立腺癌が見つかり、その時点でリンパ節にも転移していて手術も不可能な状態でした。前立腺癌は進行が遅いらしく、もっと早い段階で検査をする機械があれば、今も元気だったのではないか……と思うと、なんとも残念です。
 しかしこの集団検診で前立腺癌の検査をやり始めたのは、この時が初めてだったので、それ以前にわざわざ病院へ行って検査をするという発想にはなりませんでしたねぇ……。

 結局、徐々に進行する癌はの症状を薬で抑えつつ、去年の年末まではなんとか日常生活を送れていたのですが、骨転移による大腿骨の骨折によってほぼ寝たきりになり、そこからは介護が必要な状態になりました。
 その後は何度も入院を繰り返し、一時は本当に危ない時もありましたが、それでも回復して退院したこともあって、人間の強さを教えられたような気がします。「逆境に立ったときこそ人間の真価が問われる」みたいな言葉もありますが、こんなことがなければ、こんなに強い人だったということを知らないままだったかもしれません。

 そしてついに先週、家族は力尽きてしまいましたが、我々としても以前から覚悟はしていたので、動揺は無かったと思います。むしろ宣告されていた余命を大幅に過ぎていたので、やりきったという気持ちもあったかもしれません。
 それでもその死に顔をみたら、自然と涙は出てくるんだけどね。穏やかに眠っているような顔だったので、悲しいと言うよりは「ようやく楽になったんだ」と、安心したような気持ちもあったんだけど、顔を見ていたら自動的に涙が出る不思議……。自分では落ち着いているつもりだったんだけどねぇ……。


 それにしても我が家で葬儀を挙げるのは祖母の時以来、約35年ぶりくらいなので、殆ど初めて経験することばかりだったような気がします。まあ、昨今ではコロナ対策で式も簡略化されていますし、葬儀会社にほぼ丸投げできるので、以前と比べれば楽にはなっているのでしょうけども、それでも色々と大変なことはありましたねぇ。

 つか、過疎化の町なので、地元に常駐している坊さんがいなくて、他の町から出張してくるような状態なんですよね。で、その坊さんと葬儀会社の予定の都合でバタバタと式の日程が決まったので、嵐のような数日でした。だけどその日を逃すと、1週間後じゃないと式が挙げられないということも有り得るので、それよりは良かったのだろうな……。

 あと、諸々の手続きの為に、この印鑑の廃止を叫ばれている現在において印鑑証明が必要だったり、遠隔地の役所から戸籍謄本を取り寄せる為に、郵便で請求しなければならないとか(隣町だったので直接行った方が早かったが)、もうちょっとこの手の手続きは簡略化することが出来ないものか……と思うことも多かったですねぇ。

 ともかく、完全に落ち着くまでにはまだ時間はかかると思いますが、徐々に日常に戻ると 思うので、今後ともよろしくお願いします。



 じゃ、今日はここまで。
コメント
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