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スポーツにおける知力とは

2020-01-20 17:05:27 | Weblog

健康運動指導士 星です。

みなさん、改めましてあけましておめでとうございます。

2020年エンジョイスポーツクラブは昨年同様に地域のためにすべきことを邁進します。

 

さて、私が秋から指導しております中学生ですが、想像を超える早さで、おもしろいくらいに吸収してくれています。それを実感する毎日が自分にとっては何よりも刺激的であり、楽しい日々です。

 

↓武川コーチ(右)とともに、大人たちも関わってくれています。

中学生年代を謳歌する若者にサッカーを通じて伝えたいことはたくさんありますが、私は「体力づくり」をまず進めています。武川コーチはボールを使い、サッカーという競技を多角的に指導するので、その内容は素晴らしいものです。それをより吸収できるように基礎となる体力を別のアプローチでつけていくのが自分の役割です。

それと同時に、考える力も育てたいと考えています。中学生から高校生になっていく過程で必要となるのは自分で考えて行動できる力です。現代の中学生はボールを扱う技術は卓越したものがありますし、サッカーにおける知識も豊富で、その点は何も心配はありません。

しかし、体力と知力が圧倒的に欠けているという現状があります。

体力はほぼ数値化できます。ここでいう体力は運動能力を含みます。走力、筋力、持久力、柔軟性、敏捷性など。中学年代のサッカーはそんな能力は二の次で、ボールを扱うインテリジェンスと圧倒的なスキルがあれば、すべてうまくいく、という指導者もいます。もちろん、それは否定しません。私がいいたいのは将来の健康増進のためには中学年代ではさまざま能力をのばす環境においたほうが、将来が明るいという視点なのです。

サッカーをやればやるほどサッカーが下手になる。そんな現状さえあります。それはあまりにも考え方の偏りがひどく、情報が多すぎると健全な成長を妨げる要因が見受けられるのです。受動的な運動時間の長さ(スポーツの塾と化している現状)やスポーツ遊びをしないこと(サッカー以外に興味がなくなる)がその要因として挙げられます。

それを解消するには知性、知能、知識、というさまざまな「知力」といえるものをサッカーによって刺激する必要があるのです。サッカー上達のためにボールを使わない運動プログラムがあったり、自分で解決するような状況がないと本当のインテリジェンス、想像し創造する能力は育ちません。それに挑戦できる私たち指導者は幸せです。

来年のこの時期には一回り大人の表情になった中学生に会えるでしょう。指導者はそのワクワクがあるから頑張れます。また報告させていただきます!

今年もエンジョイスポーツクラブをよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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