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自立した子供

2011-01-15 13:22:52 | Weblog

ソフトバレー&スポレックのステージ表示つくりのマネージャー高木です。

今日は明日の大会の準備をしています。心配なのはこの冬1番の寒波、明日・明後日は暴風雪予報です。何とか予報が良いほうに外れて欲しいと願うばかりです。

これは今日の小出郷体育館です。中学生のバスケットボール大会のようです。多くのお母さん達が熱心に応援に来ていました。

昨日14日はこの地方の鳥追い行事でした。昔は子供達の年最大の行事の一つ、時代の流れや少子化の波で、今では子供達だけの行事は皆無と言ってよいほどです。

子供の頃を思い出します。正月が終わると高学年が集り計画を立てます。計画はほとんど先輩達を真似る伝承です。メンバーの選定、場所の選定、鳥追い洞の設計図、持ち込む道具(コタツ、七輪、鍋、網等)の分担、作らしてもらう家への挨拶などです。

これが大人抜きの子供達だけで進められました。雪の少ない年は、その家の屋根の雪下ろしをさせてもらい雪の確保をしたことも有りました。今では到底考えられないことです。

全てが学校が終えてからの放課後の作業です。当日はあんこの買出しをする子、農家に雪床に敷くわらをもらいに行く子などにリーダーが指示を与えます。

鳥追い洞の中には必ず神棚が設けられ、始まる前にみんなでおまいりします。あんこもち、雑煮、きな粉もち、甘酒、せんべい焼き、今川焼きなどを持ち寄った材料道具で調理して食べます。必ずちゃっかり大人がいて上前をはねに来ます。みんなで憎憎しく思ったものです。

ひとしきり食べると「鳥追い歌」を歌いながら近所をまわりました。

「♪とーりおいだ!鳥追いだ♪ここはどこん鳥追いだ!♪〇〇どんの鳥追いだ!♪どっから何処まで追ってった♪信濃の国から追ってった♪佐渡の国まで追ってった♪ドウの鳥もサギの鳥も雀も、みんな立ち上がれやホーイホイ♪」 小さい頃覚えた鳥追い歌はまだ覚えています。

ちなみにドウの鳥とは朱鷺のこと、その昔は害鳥でした。昨年放鳥された朱鷺が魚沼にやってきた時は住み着かないでもらいたいと願うお年寄りが居たそうです。

子供が大人に信用され自立していた、古きよき時代でした。

コメント
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