労使の対立で紛糾していた厚生労働省の中央最低賃金審議会が8月5日、2010年度の地域別最低賃金(時給)について、引き上げ額の目安を答申した。全国平均で15円引き上げ、最低賃金は728円になる見通しだ。初めて全都道府県で10円以上の引き上げを提示し、賃金の底上げを優先する姿勢を示した、という(西日本新聞2010/08/07)。何をチマチマしたことを言っているか!
日本の最低賃金は、先進主要国のなかでもきわめて異常に低い。まともに働いて最低限の生活ができない最低賃金は、最低賃金でない。日本では、こんな当たり前のことも認めようとしない資本の横暴が罷り通っているのだ。 . . . 本文を読む
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