田中宇さんが予測したとおり8月3日、イスラエル軍とレバノン軍が国境付近で軍事衝突した。田中さんは、「アハマディネジャドの発言内容が事実であるとしたら、米イスラエルは、イラン自身を空爆するつもりはなく、代わりにレバノンやシリアに侵攻するつもりだということになる。少なくとも、次の戦争はイランからではなくレバノンから始まる。今秋、イランよりレバノンの方が戦争になるとの予測は、最近ほかのところからもいくつか出ている」(田中宇の国際ニュース解説「中東の行く末」2010年7月28日)と書いていた。言うまでもなく、中東は石油資源の宝庫であり、地政学的に帝国主義国の覇権争いに加え、地域諸国のさまざまな思惑が絡み、さらに、イスラエルの無法とそれを後押しする米英の介入が状勢をいっそう複雑にしている。田中さんが予測するような中東――全体がイスラム主義化し、米国が完全撤退し、イスラエルが消滅した上で安定していく――が将来本当に実現するのか、私には良くわからない。 . . . 本文を読む
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