先日購入した荒井由実のサードアルバム「コバルト・アワー」(東芝EMI/1975年)
「卒業写真」「ルージュに伝言」などが収録されています。レコードの帯やライナーノーツには演奏者の名前が記載されています。
細野晴臣(ベース)松任谷正隆(キーボード)鈴木茂(ギター)林立夫(ドラム)
”はっぴいえんど””ティンパンアレィ”からの流れで集った錚々たるメンバーです
でもね。「ルージュの伝言」「何もきかないで」の2曲に関しては「Daddy Oh!」が演奏しています。ジャケット裏面やライナーノーツにも下の方に明記されています。
前回のブログにもアップしたようにユーミンの初期ライブでバックバンドを務めていたのがパパレモン、後に改名してDaddy Oh!であり、このアルバムでも最初はDaddy Oh!が担当。しかし、プロデューサーが「Daddy Oh!の演奏はライブっぽい」との理由で、急遽プレイヤーを変更して再度録音してリリース。Daddy Oh!のメンバーは悔しかっただろうなぁ。
それでもこれまた理由があったのだろうけど、「ルージュの伝言」「何もきかないで」の2曲にはそのままDaddy Oh!バージョンが収録され、さらにカップリングされたシングル盤としても発売されました。
で、Daddy Oh!のドラムを担当していたのが平野肇さん。前回のブログでも書いたように私のドラムの師匠です。僕が高校時代に通っていたヤマハのドラムスクールの講師でした
Daddy Oh!としての音源が聞けるのはこの2曲だけってことになるのかな。そういう意味では貴重なユーミンの歌ですね
やっぱり選ばれし人々なのね・・・と痛感しました。
まさかまさか林立夫の本を読むんですね。私はまだ読んでいないのですが、平野肇さんとも併せて読み比べをしたいと思っています。日本のポップスシーンを盛り上げた2人ですね。