牛乳配達。私が生まれた頃には、すでに配達されていたように思います。あまりにも古い出来事なので、3代目であるあんちゃんでさえ記憶にないようです。
そのあんちゃんも御年78歳。「申し訳ありません。体調不良により、もう配達ができなくなりました。」と直筆で書かれたメモが我が家の牛乳箱に入っており、その配達最終日が3月31日でした。
かつては瓶の牛乳を自転車で、のちに原付バイクになり、そして軽トラックになって、毎朝多くの家庭に配達していました。
時代と共に瓶は紙パックになり、配達名物であるガラス瓶が触れ合う”カチャカチャ”は聞こえなくなり、近所に出現したスーパーで簡単に買えることに伴い、軽トラックは再び原付バイクになっていました。
我が家も、牛乳の値上がりや容量が減少したことなどにより牛乳の配達をやめてもらい、代わりに「青汁ドリンク」3本セットを、週に一度配達してもらうだけになっていました。
我が家の庭にある牛乳箱も、その役目を終えました。風雪に耐えた生活必需品も”ただの箱”になってしまいました。
これは以前使用していた木製の箱。我が家の「昭和の部屋」に鎮座しています(笑)
加山家にとって、そしてこの地域にとって、大きな大きな時代が終わりを告げました。寂しい・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます