柳ジョージとレイニー・ウッド 柳ジョージの声って渋かったですよねぇ~ あのしゃがれ声。初めて聞いたのは「雨に泣いている」だったか、はたまた「微笑みの法則」だったか。いずれにしても高校生の頃だったので、「これが大人の男が歌う歌」のように思っていたっけ。
というわけで、手元にあるアルバムたちです
<柳ジョージ&RAINY WOOD>
「Time in Changes」(1978年/バーボン・レコード)
中古レコード店を回るようになってから購入したので、よくは知らなかったのですが、実はファーストアルバムだったのですね。 A面はオリジナルだけども英語。B面は日本語で「酔って候」「『祭りばやしが聞こえる』のテーマ」が収録されています 歌手って、英語を歌うと英語に振り回されているって感じが出ちゃう人がいるんですけど、柳ジョージは英語も日本語も、どちらも”柳ジョージ”なんですよねぇ。なんだろ? 英語でもしっくりくるんですよね。 メンバー:柳ジョージ(vo・gu)/石井清登(gu)/上綱克彦(key)/宮田和昭(bs)/四ツ田ヨシヒロ(ds)/鈴木明男(sax)・・・おや、ベースはミッキーじゃないんですね。
「LIVE AT BUDOKAN」(1982年/アトランティック・レコード)
これは、当時リアルタイムで買った一枚です ライブ盤ですが、いわゆる解散コンサートですね。 ジャケットにあるように1981年12月19日のライブの模様が収録されています。いやいやいや・・・その盛り上がり様は凄まじいほどですね B面の「雨に泣いている」「酔って候」「さらばミシピッピー」あたりはオリジナルよりもテンポが速いんじゃないのって感じられるほど、こっちの動悸が激しくなってるし。 映像もなくただ聞いているだけなのにまるで武道館にいるかのような錯覚に陥るほど、もう最高ですね 「ミシピッピー」の間奏でジョージによるメンバー紹介の後の「どうもほんとに長い間ありがとう」でさらにヒートアップして、思わず拳を挙げてしまいます(笑) メンバー:柳ジョージ(vo・gu)/石井清登(gu)/上綱克彦(key)/ミッキー・ヤマモト(bs)/四ツ田ヨシヒロ(ds)/鈴木明男(sax)
<THE WOOD>
「Once forever」(1982年/ニュース・レコード)
レイニーウッド解散の後、残ったメンバー:石井清登(gu)/上綱克彦(key)/四ツ田ヨシヒロ(ds)/鈴木明男(sax)に、ボーカルを楠木勇有行(楠木恭介)、ベースに多田文信を迎えて、翌1982年に活動を始めたのが「THE WOOD」 ボーカルが変わるだけでバンド&サウンドのイメージがこれほど異なるのか・・・というほど、明るいポップス系ロック(とでもいうのかな?)。楠木の甘く伸びる歌声が、いかにも80年代サウンド・・・いわゆるニューミュージック路線そのもので、「あ~、あの頃の甘く切ない音だ・・・」。
「walts」(1983年/ニュース・レコード)
前作に比べて落ち着いた感があるというか、曲名にも「航海」「鎮魂歌」「孤独」「ブルースを演ってくれ」「エンドレスゲーム」といった”大人のサウンド”が漂ってきます。ただ、その中でも「チャレンジャー~自由への道」が「オロナミンC」のコマーシャルにも起用され、その疾走感あふれる曲調は他の曲とは一線を画すほど、とにかくカッコいいですね。
残念ながらたった2年間、2枚のアルバムを残してTHE WOODは解散してしまいました。特筆すべきは「AKIKO WADA&THE WOOD」名義で「ONCE MORE、TAKE A CHANCE」なる曲をリリースしていることですね。そう、和田アキ子とです
(写真はネットから)