一口馬主の収穫日記

がんばれ!愛馬達

シトラスパフューム、早すぎる引退

2011-10-01 16:40:26 | シトラスパフューム(引退)
クエルクス引退から2日後、地方所属馬シトラスパフュームも調教中のアクシデントで引退となってしまいました。

ここまで5戦2勝ながらも、負けたレースでは敗因のはっきりしているレースばかりで、能力の高いところを常に見せてくれていました。
2勝目の勝ちっぷりから、上のクラスでの活躍を期待していた矢先での怪我による引退。
田島調教師は、ここまで馬体の小さいシトラスを試行錯誤しながらここまで良くケアしてくれました。
毎回毎回、会員に対して具体的な表現でわかりやすく伝えてくれ、好感のもてる調教師でした。
師をはじめ厩舎スタッフもわれわれ同様、無念な結果だと思います。
これからというところでの早すぎる引退は、本当に残念ですが、この世界では仕方のないこと。
第2の人生は乗馬とのことで、繁殖へは入れなかったようですが、元気に過ごしてくれればと思います。
お疲れ様、シトラスパフューム。

シトラスパフューム

8/24 川崎・田島厩舎

24日は厩舎周りで軽めの乗り運動を行いました。「レースを使って間もないこともあり、多少体は減っていますが、そう目立ったものではないですし、ガクッと来ている様子はありません。むしろカイバ喰いはよくなっていますし、腰の状態も良化している感じです。見た目はまだ細く映りますが、当日の馬体重は増えていましたし、ジョッキーも触れていたように徐々に内面から成長してきているのかもしれません。今のところ今週末から馬場入りする予定ですが、今の雰囲気からしてスムーズに次へ向けた調整を行うことができるでしょう。とはいえ上のクラスで戦っていくにはもっと改善、成長を促さなければいけない部分が多々残っています。満足のいく調教を積むためにはゆとりのある体が必要ですし、引き続きカイバをしっかり食べさせ、実になるように努めていければと思っています。ただし、これだけはすぐに変わってくるものではないので時間をかけていくことに変わりはありません。今回は直前の1本の追い切りで結果を出してくれたので現状ではベターな調整方法かと考えています。ゆったりとしたペースで緩めず乗り込みを進め、メンバーや状態を見た上で出走レースを選定、追い切りをかけていこうと思います」(田島師)

8/29 川崎・田島厩舎

29日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。「暑さ負けも見られませんし、動きもまずまずなので9月頭の川崎に使うことも考えましたが、間隔が詰まっているので取りやめることにしました。状態的にある程度の競馬はできると思いますが、レースを使った後に体が減ってしまうなどの反動が出ることも怖いですし、さらに雰囲気がよくなってきそうな感じもあるので無理することはないでしょう。緩めずに乗り込みを進め、10月の川崎開催を目標にしていきたいと思います」(田島師)

9/7 川崎・田島厩舎

7日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。「9月頭の川崎開催に使うことも考えましたが、今の状態を見ているとパスしてよかったようです。御神本騎手もシトラスのことをかなり気にしてくれているようで、この前会ったときは『この前の川崎に使ったら好勝負だったと思うけど、先を考えるとパスしたことはいい方に出ると思う。楽しみな馬だからね』と話していましたよ。トモの肉付きは相変わらずさびしいですが、腹回りなどには余裕が出てきて、計測でも馬体重は460キロ弱まで回復しています。この分なら10月頭の川崎開催に向けて、いい形で調教を積んでいくことができるでしょう。調教ではガッと行ってしまうタイプなので、普段はリラックスさせるように強弱をつけた乗り込みを心掛けていきます。当面はハロン18~20秒のキャンターで短い距離を乗る日と、ハロン25秒程度で距離を長く乗る日を設けて、緩まないようにしつつ、心身ともにきつくならないように調教を重ねていきます」(田島師)

9/14 川崎・田島厩舎

14日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。「カイバ喰いはよく、いい意味の余裕が馬体に見られるようになってきました。1開催スキップしたことがやはりよかったようで状態は右肩上がりです。徐々にではありますが、ようやく内面、外面ともに成長を遂げてくれている感じです。この分ならこれまでの調子を整える程度の調整から徐々に攻めに転じていけそうな感じです。当初は追い切り一本程度でレースに臨む予定でしたが、今の感じを見るとこれまでよりも負荷をかけられそうですし、今のところ今週中に15-15程度を乗ってみる予定です」(田島師)

9/19 引退

次走へ向けて、16日に終い1ハロンを13秒程度まで伸ばす追い切りを行ったところ上がりの歩様に多少の違和感が出たため、経過観察を行ってきました。日毎に腫れと熱感が強く出るようになったため、エコー検査を実施しました。その結果、左前脚に重度の浅屈腱炎を発症していることが判明しました。「前走あたりから馬がグッとよくなってきていましたし、この分なら今後の成長も含めて、今より2ランクも3ランクも上の走りができるだろうと考えていました。体質も強くなり、状態もアップしてきたので、さらに上を目指して、さらに上の走りを会員の皆様にお見せしたく思い、攻めの調教に転じたのですが、それがあだとなってしまったようです。これまでの整える程度の調整では問題なかったことを思うと状態のよさによるパワーアップが想像以上に脚元に響いたのかもしれません。いくらか脚元に負担のかかりやすい肢勢の馬なので、これまでも細心の注意を払って接してきて、今回の追い切りの前も入念に脚元を見ていたのですが・・・。エコーを見る限り、腱が伸びてしまった感じで、その際に腱が3箇所ほど断裂してしまったようです。セリにもご一緒させてもらっただけに思い入れのある馬で、ここ最近の成長からこれからが楽しみと感じていただけに非常に残念でなりません。出資いただいている会員の皆様にも早すぎる引退となってしまったこと、大変申し訳なくお詫びいたします」(田島師)デビュー以来、馬体の維持が難しく、田島寿一調教師、担当厩務員を中心に厩舎スタッフが懸命のケアを行ってきました。その熱意が実って、ここ最近は心身ともに充実一途でようやく積極的な調教を行える下地ができつつありました。その矢先のアクシデントだっただけに残念でなりませんが、程度的に再起は難しいとの獣医の見解もあり、田島寿一調教師と協議を行った結果、現役続行を断念して競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。


シトラスパフューム Citrus Perfume(英語)
馬名由来: 「柑橘類の香水」の意。柑橘系の爽やかな香りのように、ファンの心を爽快にしてくれる走りを期待して。母名より連想。





2011/5/19 川崎

シトラスパフューム2勝目!

2011-08-21 17:14:26 | シトラスパフューム(引退)

2011/8/20

昨日の川崎競馬に出走したシトラスパフュームが見事に2勝目をあげてくれました!
前走同様にスタートはいまひとつでしたが、その後はうまく立て直して先行策、直線では楽に突き放し快勝でした。

今日の競馬なら、上のクラスに行ってもまだやれそうで、御神本騎手も素質を高く評価しているようで、この後も非常に楽しみです。

特に目標のレース等はないようですが、今後もひとつひとつ勝利を目指して行ってほしいと思います。

シトラスパフューム

8/4 川崎・田島厩舎

4日は小向トレセンダートコースで軽めの乗り運動を行いました。「スタート直後の不利で目一杯走れなかったこともあって、ダメージは見られず、すでに馬場入りを開始できています。カイバ喰いもいいですし、目立った馬体の細化もありません。当初は馬体のことを考えて、1開催空けることも考えていましたが、この分なら不安なく使える可能性もあるので、対応できるように適度に動かしていきます。仮にお盆の川崎開催を使うなると間隔もそうないですし、結果的に前走が追い切りのような形になったので攻め込む必要はないでしょう。1本程度の追い切りで態勢は整うと思います。御神本騎手からも『8日から始まる浦和で使うならぜひ乗せてほしい』と売り込みが入るくらい、次こそは思ってもらっているようです。もちろん不安があるようなら当初の予定どおり、8月末からの川崎開催を目標にしますが、状態やメンバー次第では17日から始まる川崎開催での出走も視野に入れていきます」(田島師)

8/10 川崎・田島厩舎

10日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。「馬体重も乗りながら454キロまで戻っていますし、全体的な雰囲気もいいので、間隔はやや詰まりますが17日から始まる川崎開催で使うことを念頭に調整を進めています。この馬の場合、馬場に入ると行く気満々で、時計にこそならないものの予定よりやや速いラップを刻んでしまうことがありますので、スピードの出にくい狭い内馬場を使ったり、キャンターと本追い切りのトータルタイムがオーバーにならないように心がけています。このようなタイプですし、レース間隔もそう空いていないので追い切りは1本で足りるでしょう。まずは体の維持を第一に仕上げていきたいと思います」(田島師)今のところ17日から始まる川崎開催での出走を目標にしています。

8/12 川崎・田島厩舎

20日の川崎競馬(3歳・ダ1400m)に出走を予定しています。

8/18 川崎・田島厩舎

16日は小向トレセンダートコースで追い切りました(5ハロン66秒7)。「この馬の場合、馬体の維持が大事なので、追い切りとレースの間隔をできるだけ取ることを念頭に月曜日に時計を出しました。追い切りは実戦をイメージして3頭併せの大外で内の2頭を追いかける形を採り、半馬身遅れました。遅れたとは言っても前を行く馬もなかなかの行きっぷりでしたし、シトラスもテンに行きたがっていたにもかかわらず最後まで粘り強い走りを見せてくれたので心配はしていません。むしろいい成績を残しているときと似た動きだったので及第点を挙げられるでしょう。このところの暑さや短い間隔での出走など馬体重の減少を招く要素があるだけに一抹の不安はありますが、現時点で450キロをキープできていますし、カイバ喰いも減っていないので大丈夫ではないかと考えています。しっかりケアを行って、できるだけいい状態で送り出してあげたいと思います」(田島師)20日の川崎競馬(3歳・ダ1400m)に御神本騎手で出走いたします。

8/20 川崎・田島厩舎
20日の川崎競馬ではスタートで立ち遅れるもののすぐに挽回し、道中は2番手外めを追走。直線で抜け出すと力強い脚取りで後続を完封し見事優勝。「ゲートは出ませんでしたが、前回のような不利もなく、楽にいい位置が取れました。道中もしっかり折り合いがつきましたし、直線も期待通りの伸びを見せてくれました。まともならこれくらい走って当然の馬ですし、まずは順当勝ちでしょう。しかし、乗るたびに成長を感じさせてくれるのでパンとした時が楽しみです」(御神本騎手)「馬体の維持が大事な馬なのでなかなか攻め切れませんが、今回は幸いなことにプラス体重で出走できましたし、自身の能力を出せる状態で送り出せたと思います。スタートは相変わらずでしたが、ジョッキーがうまく道中を運んでくれましたし、安心して見ていられました。今回はぜひとも2勝目がほしいと思い、間隔を詰めて使わせていただきましたが、最良の結果が出て正直ホッとしています。100%そうなるとは言えませんが、時間が経てば馬はさらによくなる可能性もあると思いますし、ジョッキーも素質を見込んでくれているだけにその芽を潰すことだけはしたくないと思っています。今後については在厩のまま調整を行い、シトラスのその時点でのベストコンディション、そしてメンバー等を見た上で出走するレースを選定していければと考えています」(田島師)前走はスタート直後の大きな不利で歯がゆい競馬となりましたが、今日はスムーズな競馬でシトラスが持つ能力を遺憾なく発揮することができました。気性的にかかりやすい馬ではありますが、ジョッキーが手の内に入れていることも力強い材料で道中もいい具合に抑えが効いたことも勝因の一つでしょう。また、ジョッキーが「乗るたびに成長を感じる」と話していることから、これからの伸びシロも十分にあると考えられます。今後については馬体の維持もありますし、状態やメンバーを見た上で慎重にレース選択を行い、3勝目を目指すことになります。

・RACE RESULTS・
11/8/20 川崎 3歳6ハ 曇 不 ダ1400M 3R 7枠7番 9頭1人気 1着 御神本 54kg 1.30.9
(0.5) 上り38.6 441kg


とても悔しい。本当に悔しい。

2011-07-30 01:56:28 | シトラスパフューム(引退)

2011/7/29 川崎・田島厩舎

しっかり体調を整えて、昇級2戦目に挑んだシトラスパフュームは4着。
スタート直後の不利が痛かったですね。
ただ後方からの脚は、前走同様に力があるところは見せてくれました。

レース後の調教師の悔しさからも、今回は馬体も回復して状態は良かったんだろうなと思います。
次走こそ、スタートを決めて楽に勝ってほしいと思います。

シトラスパフューム

6/23 川崎・田島厩舎

23日は厩舎周りで乗り運動を行いました。「レース後も馬体に問題はなく、疲れも感じられません。ただし、体が寂しく映るのは相変わらずなので、やはり回復に専念するのがベターだと思います。しばらくは運動も軽めにしてカイバを食わせ込んでいきたいと思います。好き嫌いがある馬なので配合のバランスが難しいのですが、今のところは一番食わせたいと思っている草をしっかりと食べてくれているのは何よりです。次走まではまだ時間があるので馬場入りに関しては馬体の様子を見ながら考えていければと思います」(田島師)

6/30 川崎・田島厩舎

30日は厩舎周りで軽めの運動を行いました。「馬体重を計測したところ450キロまで回復していましたが、相変わらず見た目に細く映るので、正直なところ回復にはもう少し時間がほしいというのが本音です。馬場で乗っていない分、筋肉が乗ってこないという側面もあると思うので、馬場状態を見た上で近々馬場入りを再開することを検討しています。ただし、ここ最近の暑さは尋常ではないので、無理をせずにじっくり接していきたいと思います。カイバ喰いは問題ないので、あとはどのくらい筋肉が乗ってくるかでしょう。今後もカイバの中身をいろいろ調節して、できるだけ実になるように努めていきます」(田島師)

7/7 川崎・田島厩舎

7日は小向トレセンダートコースでハッキングを行いました。「この中間はハッキング程度ではありますが、馬場での運動を取り入れています。口を開けたまま走ってしまう癖があるので、矯正した方がよりいい走りができると思い、この中間は馬具を使っています。課題でもある馬体は454キロまで増えていますが、レースまでに攻めていくことを考えればもっと増やしていきたいですね。しばらくは軽めの運動を行いつつ、カイバ量を食わせる方針で進めていきます。今のところ具体的な出走予定は立てていませんが、少しでもふっくらとした馬体で出走させてあげたいですね」(田島師)

7/15 川崎・田島厩舎

14日は小向トレセンダートコースで15-15程度を行いました。「昨日は前走後、初めての時計を出しました。道中を15-15程度で進め、直線強めの内容でしたが、なかなかいい動きを見せてくれましたね。完全にクタッと来る前にひと息入れたことがよかったようです。気持ちもリフレッシュできていますし、体の方も万全とはいかないものの腹回りにはだいぶ余裕が出てきました。もちろん、この暑さの中で追い切りを重ねることで体が減ってくることも十分考えられるので、引き続き慎重に接していきます。仮に体と雰囲気を維持できるのであれば、近々レースに使うことも選択肢の一つになるでしょうし、その点も頭に入れながら調整していきたいと思います」(田島師)

7/21 川崎・田島厩舎

21日は小向トレセンダートコースでハロン18秒程度のキャンター2800mを行いました。「間隔を空けたことがよかったようで先週の追い切り以降もいい動きを見せています。時計を出した分、馬体重は449キロと若干減少していますが、見た目に馬体を維持できているのは好印象です。トモの肉付きなどまだまだ改善を促したい部分はありますが、ガラッと変わるものではないですし、前走時の状態よりはずいぶん良く、勝利した時の状態に近づいている今、使ってあげたいと思います。今のところ25日から始まる川崎開催での出走を予定していますので、週末に追い切る予定です。本来ならもう2本追ってレースに臨むのがベターかもしれませんが、馬体の細化や夏場ということを考えるとやりすぎはよくないでしょう。追い切りも含めて十分なケアを施した上でレースに向かいます」(田島師)29日の川崎競馬(3歳・ダ1400m)に御神本騎手で出走を予定しています。

7/25 川崎・田島厩舎

23日は小向トレセンダートコースで5ハロンから追い切りました。25日は軽めの運動を行いました。「今回の追い切りはいつも跨ってもらっている山崎騎手を背にして併せ馬で行いました。インに併せ、後ろからつつかれるような感じで走らせましたが、山崎騎手も『いつも通りの動きでした。いい意味で変わりないと思いますよ』と話していました。今回は暑さ対策と馬体の維持をメインに考えてきました。その分、これまでより攻めておらず、その影響からかいくらかもたつく面はありましたが、外から見ていてもこの馬なりにまずまずの動きを見せてくれたと思います。まだトモが寂しかったりと万全とは言えない部分はありますが、雰囲気は前回以上です。展開やメンバーにもよると思いますが、体を減らさずに出走できればいいところがあると思います」(田島師)29日の川崎競馬(3歳・ダ1400m)に御神本騎手で出走を予定しています。

7/27 川崎・田島厩舎

29日の川崎競馬(3歳6イ・ダ1400m)に御神本騎手で出走いたします。

7/29 川崎・田島厩舎
29日の川崎競馬ではスタート直後に挟まれて、道中後方を追走。3コーナー過ぎから外めを進出し、直線は外に出して追い上げるもじりじりとした伸びで4着。「見た目も良くなっていましたし、跨がった瞬間、前回とデキが雲泥の差だと感じました。ここは勝ち負けと思ってレースに向かいましたが、スタート直後に挟まれてしまって…。あれで全てが終わってしまいました。不利な位置取りだったにもかかわらず長くいい脚を使ってくれましたし、力のあるところは十分に分かっいただけたと思います。それだけに今回の結果は悔しい。まだまた良くなる余地はありますし、次はきっちり決めたいですね」(御神本騎手)「プラス体重が示す通り、ひと息入れたことで腹回りには余裕が出て、トモにも若干丸みが出ました。満足のいくデキではありませんが、前走よりはいいデキで出走させることができたと思います。しかし、スタート直後の不利が痛かったですね。レース振りを見ているとあれさえなければいい勝負だったと思います。2勝目をシトラスにつけてあげられたはずと思うと、とても悔しい。本当に悔しい。勝たせるためにすぐに使いたい気持ちはありますが、これまでも慎重に接してきた馬なので、ここで人間が焦ってはいけないと思います。おそらく8月の川崎開催に使うことになりますが、あくまでも馬の状態を第一に目標を定めていきます」(田島師)パドックに姿を見せた瞬間、トモを始めとする体の張り、覇気ともに前走とはまったく違うもので、好走を期待しましたが、スタート直後の不利があまりにも大きい一戦でした。しかし、直線では着実に差を詰めていたようにこの条件では力上位は明白で、馬体を維持できれば2勝目も時間の問題と思わせる走りでもありました。8月の川崎開催は2開催ありますので、体調を見つつ、いずれかの開催で2勝目を狙うことになります。

・RACE RESULTS
11/7/29 川崎 3歳6イ 曇 良 ダ1400m 5R 3枠3番 10頭 1人気 4着 御神本 54kg 1:32.1(0.6) 上り38.8 437kg


シトラスパフューム、3戦目6着

2011-06-23 23:29:21 | シトラスパフューム(引退)

2011/6/17 川崎・田島厩舎

ちょうど1週間前に出走したシトラスパフュームは6着でした。

今回はクラスもあがったこともあり、スタートから良い位置を取れなかったのがすべてでしょう。
それでも、道悪で後方の馬には展開が向かない中、最後まであきらめずに走っていた点は評価できると思います。

クラス慣れすれば十分やれるでしょう。
間隔を空けた次走は馬体回復してきて欲しいですね。

しかし、昇級戦でいきなり1番人気になるなんて、キャロットの地方馬は逆張りが馬券的にはおいしそうな気がします。

シトラスパフューム

5/26 川崎・田島厩舎

26日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。「まだ、至るところに改善の余地を残す状態の中で、先週のレースではきっちり結果を出してくれて、正直なところ安堵しています。レースを使った後の状態を心配しましたが、やや疲れは残るものの大きく変わったところはありません。この馬の場合、カイバの喰いが一番の心配の種ですが、まずまず食べてくれています。次は1勝馬相手で楽ではありませんが、時計的にはいい勝負になると思うので、できるだけいい状態で出走させてあげられるかが鍵になってくるでしょう。ただ、追い込みすぎるとテンションが高くなる可能性もあるので、変に気負わず普段通り接していこうと思います。前回若干ながら増やすことができた馬体重ですが、今後も一気に増やすことはせず、無理なく少しずつ増やして出走させてあげられるような調教を展開していくつもりです」(田島師)今のところ6月13日から始まる川崎開催での出走を目標にしています。

6/1 川崎・田島厩舎

1日は小向トレセンダートコースで単走15-15を行いました。「今日は5ハロンから15-15で入り、直線重視で終いを12秒5くらいまで伸ばしました。ちょっとかかり気味なところはありますが、いい意味で走る気力に満ち溢れており、雰囲気は確実によくなっています。まだ、見た目には寂しい馬体ですが、最近の計測で440キロと馬体重が徐々に増えているのも好感がもてます。この分なら更にプラス体重で出走させることができそうですし、いい形で次走に向かえるでしょう。適度ならいいもののあまり気持ちを乗せすぎても良くないタイプなので、今週末に予定している追い切りは5ハロンから単走でサラッと行こうと思っています」(田島師)今のところ6月13日から始まる川崎開催での出走を目標にしています。

6/8 川崎・田島厩舎

6日は小向トレセンダートコースで15-15強めを行いました。「6日は15-15より少し速めのところを行いましたが、道中やや掛かった分、終いはちょっとペースが緩くなってしまいました。乗り役には馬に負担をかけないように馬なりでサラッと回ってくるように指示していましたし、動きは悪くなかったので問題ないでしょう。見た目にトモが寂しくなった感じはありますが、馬体重自体は変わりなく来ているので状態は維持できていると思います。こういった面も織り込み済みなので、こちらが考えている状態でレースに臨むことはできると思います」(田島師)17日の川崎競馬に出走を予定しています。

6/14 川崎・田島厩舎

12日は小向トレセンダートコースで追い切りました。「しばらく天候が優れることがなさそうで待っても馬場の回復は見込めなさそうだったので12日に最終追い切りを行いました。カットレットの外に併せて、直線重視。5ハロンで69秒程度でほぼ併入しました。相変わらず稽古ではハミをグッと取って、かかるシーンもありますが、終いまでしっかり伸びていたので問題ないでしょう。実際にこれまでも稽古ではこんな感じでも実戦では力みなくしっかり走れていますからね。馬体の方は計測でプラス4キロですが、レースへ向けた乗り込みを行っている分、見た目に細くなっていて特にトモが寂しく映ります。おそらくレース当日はマイナス体重になるのではと思っていますが、動きを見る限り、この馬の走りはできるでしょう。この後は馬体の回復をメインに少し間隔を空けようと思っているので、メンバーは一枚上がりますが何とか好結果を期待したいところです」(田島師)17日の川崎競馬(3歳・ダ1400m)に御神本騎手で出走を予定しています。

6/15 川崎・田島厩舎

17日の川崎競馬(3歳6ロ・ダ1400m)に御神本騎手で出走いたします。

6/17 川崎・田島厩舎

17日の川崎競馬ではゲートでやや後手を踏み、道中中団を追走。直線は外から追い込んでくるも最後は脚色が一緒になってしまい6着。
「スタートでやや遅れたので道中は無理することはせず、直線に賭ける競馬をしました。4コーナーではうまく外に出せて一瞬伸びかけましたが、最後は前を行く馬と脚色が一緒になってしまいました。細く見せる馬がさらにマイナス8キロと減っていたのが最後に来て堪えた感じですね。ただ、前走の感触からも今日の走りが能力とは思えませんし、状態が整いさえすれば十分やれる馬だと思います」(御神本騎手)「今回はクラスも上がり、時計を詰める必要がありました。いい勝負をさせるには前走時より負荷をかける必要があったので致し方ない面はあると思いますが、マイナス8キロは正直誤算でした。競馬場では掛かっていく面はないものの、稽古では常に目一杯走ってしまうことが影響したのかもしれません。不良馬場で各騎手の意識が前々になって、通常よりもハイペースで流れる展開も現状スタミナに不安のあるこの馬には不向きだったでしょう。そのような状況下だったにもかかわらず中団で脚を溜め、直線では外から一瞬伸びて3着くらいはあるかなという、しっかりとした競馬の形になる、内容のある走り、そして次につながるものだったと思います。ただし、体が減ってしまっては能力も出せませんし、実りある稽古を積むことができません。
体を回復させることに注力するため、7月4日から始まる川崎開催はスキップして、その先を目標にしていきたいと思います」(田島師)
ペースが速くなりがちな不良馬場、ゲートの立ち遅れ、メンバー強化と敗因は様々考えられますが、今回の一番の敗因は馬体重減に尽きるでしょう。特にトモの肉付きが寂しく映り、本馬の持つ能力を出し切るには難しい状態だったと言えます。しかし、そのような中でもしっかりとした競馬の形を作れたところに本馬のセンス、能力を感じることができ、体さえ戻ればこのクラスでも十分やっていけることを示してくれたことは好印象でした。常に一生懸命走ってしまうためカイバがなかなか実にならず、一朝一夕に肉体の改善は難しいかもしれませんが、まずは一開催飛ばすことでできる限りの馬体の回復に専念し、力を出し切れる下地を作っていくことになります。

・RACE RESULTS・
11/6/17 川崎 3歳6ロ 曇 不 ダ1400M 4R 1枠1番 11頭1人気 6着 御神本JK 54KG 1:29.9(1.0) 上り38.4 431KG

シトラスパフューム初勝利

2011-05-21 02:07:27 | シトラスパフューム(引退)

11/5/19 3歳未受賞・未出走 川崎 ダ1400

シトラスパフュームが昨日の川崎競馬で初勝利!最後のキャロット2頭の接戦は見ごたえありましたね。

初戦着外の結果から今回変わり目がなかったらと心配でしたが、よく2戦目で変わってくれました。
田島調教師をはじめ陣営の細かいケアのおかげです。ありがとうございました。

あいかわらず勉強不足で南関東のクラス分けは良くわかりませんが、これからどんどん相手が強くなると思うので、さらなる成長を期待しています。


シトラスパフューム


4/21 川崎・田島厩舎

21日は小向トレセンダートコースで軽めの調整を行いました。「先週のレースは目一杯に走っていなかったのでダメージはさほどなく、カイバ喰いも安定しています。運動をすぐに開始していますが、今朝の状態を見ても次走に向けて順調に調整を進めていけそうです。次は5月開催の川崎競馬が目標になりますが、それまでには3本は追い切れるでしょうし、一度競馬を使ったことを考えても前走以上の状態で出走できると思います。デビュー戦の反省を踏まえ、レース前の最終追い切りは川崎競馬場のコースでカットレットと一緒に行うことを考えています」(田島師)

4/28 川崎・田島厩舎

28日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。
「この中間も順調に乗り込むことができていますし、カイバもしっかり食べているのですが、なかなか身になってこない面があります。カイバ量イコール肉付きとなってくれれば理想的ですが、食べないわけではないので許容範囲と見ていいでしょう。調教の動きからは一定の上積みは感じられるので、次走では前進してほしいですね。明日はカットレットと併せて終い4ハロン馬なりで15-15の調教を行う予定です」(田島師)

5/6 川崎・田島厩舎

6日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。「この中間に歯替わりがあり抜歯しましたが、その甲斐あってカイバ喰いはだいぶよくなってきました。しかし、食べたものがなかなか体になってこないところは相変わらずで、見た目にも筋肉量が乏しく、さびしく映ります。それでも先月末にカットレットと併せて15-15強を行った際には、レースを使った分の上積みが感じられる動きを見せてくれました。本来であれば浦和や船橋に運んで、より条件のいいレースに臨みたかったのですが、震災による開催中止のあおりを受けて、出走条件が厳しくなり、賞金をもっていない本馬が出走できるレースが見当たらない状況です。カットレットと同じレースになってしまう可能性が大ですが、今のところ16日から始まる川崎開催での出走を検討しています」(田島師)

5/11 川崎・田島厩舎

11日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。
「レースを使ったことで状態自体は上向いていますが、カイバ喰いがあまりよくないこともあり、馬体が細く映ります。それでも食べないというわけではないので出走できる状態にはあると判断しています。
今回はレースに向けて本番と同じ川崎競馬場で最終追い切りを行う予定です。追い切りのダメージ等を考えて、土日で馬場のよさそうな日を選んで連れて行こうと思います。レースへできるだけフレッシュな状態で臨むためにも追い切り翌日は馬場に入れず、軽めの運動にするなどいろいろ工夫していこうと考えています」(田島師)19日の川崎競馬(3歳未受賞・未出走・ダ1400m)に出走を予定しています。

5/17 川崎・田島厩舎

14日は川崎競馬場ダートコースで追い切りました。「前回の臨戦過程で結果が出なかったので、今回は環境を変えるためにも本番前に川崎競馬場に連れて行って最終追い切りを行いました。カットレットの内に併せましたが、5ハロンから終い一杯に追って65秒強程度、1馬身半先着しました。見た目に体が細くなっているのでどうかと思っていましたが、こちらが思った以上に動いてくれました。やはり一度使った上積みが感じられます。カイバ喰いは万全でなく、レースと稽古を重ねてきているので体つきは細く、筋肉の乗りはいまいちに映りますが、体重を計測すると前回と同じ。雰囲気は落ちていませんし、最低限の課題である体重の維持はできています。レースまでには短距離ではありますが、もう一回競馬場までの輸送もありますし、何とか維持できればと考えています。ゲートも川崎で試しましたが、まずまずの出。スタートを決めて前々で運び、つつかれる展開になればタイプ的に案外粘ってくれるかもしれません。展開が向くこと、ゲートを決めることが前提ですが、一度使った強みを活かして前進を期待します」(田島師)19日の川崎競馬(3歳未受賞・未出走・ダ1400m)に御神本騎手で出走いたします。

5/19 川崎・田島厩舎

19日の川崎競馬では無難にスタートを決めると道中は4番手内目を追走。4角で外に出されるとひと追い毎に前との差を詰め、見事優勝。「調教師から最終追い切りの後あたりから馬が良くなってきていると聞いていたので、期待を持ってレースに臨みました。スタートもまずまずでいい位置が取れ、道中は砂をかぶっても怯むところはなく、スムーズに運べました。ペースがグッと上がった4コーナー手前で一瞬置かれましたが、すぐにトップスピードに乗ることができましたし、外に出してからは本当にいい脚を使ってくれました。初戦との比較はつきませんが、いいものを持っていそうですし、体がパンとしてくれば楽しみは広がりますね」(御神本騎手)「まずはここまでお待ちいただいた会員の皆様に御礼申し上げます。今回は前回よりも必ず前進させなくてはいけないと思い、最終追い切りで結構な負荷をかけましたが、併せ馬で先着しましたし、そのあともへこたれた様子を見せることはありませんでした。行く気に勝っている馬なので最終追い切りの前までセーブ気味に進めてきたことがよかったのかもしれません。その結果、プラス体重での出走、そして最良の結果を導き出すことができました。とはいえ、体を見るとまだまだ改善の余地が多分に残るのは確かなので、今後も体に実が入ってくるように接していきたいですね。しっかり走ったでしょうし、疲れが出てくる可能性もあると思うので、この後は在厩でしっかり様子を見ながら調整を行いつつ、次の川崎開催を目指したいと思います。1勝馬クラスになると好勝負するには時計を詰めていく必要もあるので、そのあたりのところも頭に入れながら進められればと思います」(田島師)デビュー戦は加減しながらの調整だったこともあり、持てる力を出すことができませんでしたが、今回は現状で行える範囲の調整をきっちり行ってきたことで見事な変わり身を見せてくれました。ハナを切ることを想定していた今回でしたが、馬群の中で砂をかぶっても怯むところがなかったことは好印象でした。ただし、見た目に馬体はスッキリしすぎている印象があるので、今後はこのあたりの改善が必要でしょうが、それがなされれば時計ももっと詰まって、さらに強い相手にも太刀打ちできるようになってくるでしょう。今後については状態を見つつ、次開催の川崎競馬での出走を目指していきます。

・RACE RESULTS・
11/5/19 川崎 3歳未受賞・未出走 晴 良 ダ1400M 1R 5枠5番 10頭4人気 1着 御神本
54KG 1:31.7(0.1) 上り39.8 439KG



2011/5/19 川崎 3歳未受賞・未出走


シトラスパフューム、6着デビュー

2011-04-16 01:42:53 | シトラスパフューム(引退)

2011/4/15 

シトラスパフュームのデビュー戦は単勝1.8倍の支持を受けるも6着と惨敗でした。
出遅れ、人気馬だけに無理やり前へ、脚を使ってしまい余力がなくなって敗退と確かに典型的な負けパターンでした。

しかし初戦とはいえ、地方のこのクラスだけにもう少し良い結果が欲しかったです。
後はレース後のコメントの通り、この実戦経験でどこまで変わってくれるのか、なんとか次は良い結果を期待しています。

馬体重434kgとやはり思ったより細かったので、しっかりと立て直して、陣営には良い状態で2戦目へもっていってほしいと思います。

シトラスパフューム

4/15  川崎・田島厩舎

15日の川崎競馬ではスタートで出遅れてしまい、道中中団を追走。向正面から積極的に動き、先行集団に追いつこうとするも直線では脚を伸ばすことができず6着。「実戦を使われていて、いろいろな形を経験していればまた違ったのでしょうが、スタートで後手を踏み、意図する形が取れなかったのが全てでしょう。前半にいい位置を取れなかったことで道中で脚を使う形になってしまい、最後は一杯になってしまいました。若干ノドは気になりましたが、走りに影響が出るほどではないでしょう。今回は既走馬が相手でしたが走り自体はスムーズでしたし、次の競馬では確実に変わってくると思います」(戸崎騎手)「一番危惧していた形になってしまいました。本来であれば実戦の前に川崎競馬場に運び、ゲート練習から追い切りをこなしたかったのですが、環境の変化でカイバを食べなくなる可能性もあったので、小向での調整に終始しました。結果的にこれがあだとなったようでゲートで遅れてしまいました。外々を回り、向正面で仕掛けていく、いわば自ら勝負に出る形になったのが痛かったですね。一本追い足りない仕上がり途上での出走だっただけに余計に苦しくなってしまいました。しかし、実戦を使えたのはこの馬の今後にとって間違いなくいい影響を及ぼすと思います。使っての上積みもあると思うので、まずは体の維持を第一に考えた上でしっかり稽古を積んで、体の面でも息の面でも今回を上回る態勢で2戦目に臨みたいと思います。何も問題がなければ5月中旬に組まれている次回の川崎開催を目標にします」(田島師)能力試験の内容、最終追い切りの内容から断然の一番人気に支持されましたが、スタートで後手を踏んだことで道中無理をせざるを得ず、仕上がり途上であったこともあり、直線まで脚を残すことができませんでした。考えられる中で一番悪い形になったこと、その中にあっても走りはしっかりしていたことを考えると使われた上積みが見込まれる次走は違った結果が出ても何ら不思議ではないでしょう。今後は在厩のまま調整を行い、5月中旬の川崎開催での出走を目標にしていきます。

RACE RESULTS
11/4/15 川崎 3歳未受賞・未出走 晴 良 ダ1400m 1R 5枠 5番 9頭 1人気 6着 戸崎 54kg 1:34.0(1.8) 上り41.6 434kg


シトラスパフューム、地方デビュー

2011-04-14 00:28:33 | シトラスパフューム(引退)
ついに、初の地方所属出資馬シトラスパフュームがデビューします。

ここまで、田島調教師のきめ細かい指示のもとじっくりと進めてきました。
それでもカイバ喰いやノドなど不安なところも残り、デビューとはいえ、どこまでやれるのか心配な面もまだまだあります。

それでも戸崎騎手を手配してくれるなど、期待をもたせる面もありますので少しでも良い結果を期待しています。

がんばれ~


シトラスパフューム

3/10 川崎・田島厩舎

10日は小向トレセンダートコースでハロン19秒(終いハロン18秒)のキャンターを行っています。「元からカイバ喰いに難しいところがある馬ですが、今のところまずまず食べてくれているのでホッとしています。ただし、バリバリという感じではないので、カイバの調整だけは慎重に行っていきたいと思います。調整自体はとても順調で毎日行っているキャンターもスムーズな脚取りでこなしており、徐々に臨戦態勢を整える時期になってきましたね。スクミが見られないのも喜ばしいことです。今のところ今週末くらいに終い5ハロンを15-15で伸ばす調教を行う予定でいます。その動き次第でレースまでにどれだけの負荷をかければいいか、把握できると思っています」(田島師)

3/17 川崎・田島厩舎

17日は小向トレセンダートコースでキャンター調整を行いました。「11日に発生した地震の影響はまったくなく、12日は予定通り、ダートコースで15-15を行いました。無難にこなしていたというか、動きはなかなかよかったですね。多少カイ喰いは細くなりましたが、影響を与えるほどでもなく、思ったよりも堪えた様子はありません。この分なら4月の川崎開催でのデビューに向けて、スムーズにペースを上げていけそうです」(田島師)

3/24 川崎・田島厩舎

24日は小向トレセンダートコースで軽めの調整を行いました。「現在は週末に速いところを行い、その他の日は馬場で軽く乗って体調を上げることに努めています。19日に15-15程度を行いましたが、動き自体は前週より確実によくなっており、仕上がりが着実に進んでいることを実感できます。この馬の場合は一にも二にもカイバを食べてくれるかどうかにかかっています。いろいろ試してきましたが、ヒマワリの種などが入った配合飼料は苦手な感じなので、それを抜いて量を食わす方法を採っています。決してベストな方法とは言えないかもしれませんが、このカイバにしてからバリバリ食べてくれているので、まずは良しとします。今の状態から判断して4月の川崎開催までにあと2本追えば出走態勢は整うでしょう。その間には競馬場に連れて行ってゲート練習を行ったりとできる限りの策を講じて、いい状態でデビュー戦を迎えさせてあげたいと思います」(田島師)

3/31 川崎・田島厩舎

31日は小向トレセンダートコースで追い切りました。「この中間から本格的な追い切りを開始し、先日は5ハロン70秒オーバー、今日は5ハロン69秒程度の時計を出しています。最初の追い切りは重苦しい息遣いでしたが、今日は2頭併せで大外を回す結構負荷のかかるものであったにもかかわらず、幾分ましになってきているように良化を感じることができます。楽をさせた期間があっただけに致し方ない部分ですし、本数を重ねるごとに良くなってきていることから、今後も追うごとに良化していくと思います。ただし、この馬の場合は一生懸命走りすぎるところがあるので、やればやっただけ体が減っていく傾向にあります。体を維持するためにも追い切りの間隔を中5~6日にして、その間は人が跨らない運動程度にするなどメリハリをつけていきます。4月の川崎開催の有無については近日中に発表される予定なので、正式に開催予定が出次第、逆算して追い切りを重ねていこうと思います」(田島師)

4/7 川崎・田島厩舎

この中間は小向トレセンダートコースでの調整を行っています。「慎重に調整してきた甲斐もあり、ここまで無事に持ってくることができました。課題の馬体はまだ足りない部分も残りますが、年明けから背も伸びてこの馬なりに順調に来ています。来週月曜日に追い切って、デビュー戦に備える予定です」(加藤助手)15日の川崎競馬(3歳未受賞・未出走・ダ1400m)に戸崎騎手で出走を予定しています。

4/11 川崎・田島厩舎

11日は小向トレセンダートコースで追い切りました(68秒0-53秒7-40秒4)。「今日はC2クラスの馬の内側に併せ、終いにムチを入れて一杯に追い、半馬身先着しました。馬場の大外を回した分、終いの時計はかかりましたが、うちの厩舎では4ハロン54秒がひとつの目安でそれはクリアしてくれましたし、最後まで失速することはなく、じりじり伸びていました。一追い足りない感じはありますが、その状況でよく動いたと思います。できるだけいい状態でデビュー戦を迎えられるように一杯に追ったので、あとはレースまでの間しっかりカイバを食べてくれるかどうかが焦点になります。さすがに追い切った後はカイバの喰いが悪かったですが、午後になってからはだいぶよくなってきました。牧場にいるときから気になっていたノドですが、今でも多少は気になるところはあるものの、ここまでの稽古では走りに影響するほどではないので実戦でも問題ないでしょう。後手を踏んで砂をかぶったり、もまれたりした際は不安な面もありますが、ポンとスタートを切って前々でスムーズな競馬をさせてあげられれば、初戦からいい結果が出てもいいと思います」(田島師)15日の川崎競馬(3歳未受賞・未出走・ダ1400m)に戸崎騎手で出走を予定しています。

4/13  川崎・田島厩舎

15日の川崎競馬(3歳未受賞・未出走・ダ1400m)に戸崎騎手で出走いたします。

RACE ENTRY
11/4/15 川崎 3歳未受賞・未出走 ダ1400m 1R 55kg 9頭 戸崎54kg 出走確定12:30


シトラスパフューム、ようやく帰厩

2011-03-06 21:31:46 | シトラスパフューム(引退)
忘れちゃ困るシトラスパフュームがようやくトレセンに戻ってきてくれました。
約4ヶ月の長い放牧でしたが、その分成長を見せており馬体重も大幅に増加。
能力試験の頃からは50kg近く増えていますので、先生の話のとおり理想的な調教が可能でしょう。
しっかり乗り込んでデビューまで進んでほしいと思います。

シトラスパフューム

12/11 篠原F

1日2時間のウォーキングマシン運動とパドック放牧を行っています。「楽をさせていますが、まだ腹回りは寂しく、トモの肉付きも戻ってこない感じです。とはいえじわじわ良くなっていることは間違いないので、今後も時間をかけて立て直していきます。脚元に何ら問題はないので、しっかり体を戻してから乗り運動を開始したいと思います」(田島師)

12/16 篠原F

1日2時間のウォーキングマシン運動とパドック放牧を行っています。「良化ペースは相変わらずスローではありますが、状態が後退していないのは何よりです。とはいえ体はまだまだ寂しく映りますし、しばらくは現状程度の運動で新陳代謝を高めていくのがベターでしょう。能力試験の内容から走ってきそうな印象を感じているので、デビューを焦って素質の芽を摘むことだけはしたくないと考えています。今後もしっかり馬体チェックを行って、乗り運動の再開時期を判断していきたいと思います」(田島師)

12/21 篠原F

ウォーキングマシン調整とパドック放牧を行っています。「カイバ喰いはだいぶ良くなりましたが、肝心の馬体はなかなかふっくらしてきません。それでも全体的には以前より上向いているので、これからの状態次第で年明けぐらいから跨ることも検討しています。その後は乗っての感触を確かめつつ、帰厩のタイミングを探っていくことになると思います」(田島師)

1/4 篠原F

ウォーキングマシン調整とパドック放牧を行っています。「楽をさせていることもありますが、だいぶ腹回りがふっくらとしてきた印象です。この分なら少しずつ進められそうですね。近々乗り運動を開始し、少し動かした上でトレセンに連れてこようと思っています」(田島師)

1/13 篠原F

周回コースでダク程度の乗り運動を行っています。「この中間から乗り運動を開始しました。楽をさせたことで懸念されていた馬体はかなり戻ってきており、見た目にもふっくら見せるようになってきました。牧場でピッチを上げていくこともできる状態ですが、ちょっと乗り難しいところがある馬なので、今後をスムーズに進めるためにも本格的な乗り込みはトレセンに連れてきてからと思っています。それまでは下地を作ることに専念してもらい、2月くらいには状態を見つつ、トレセンに入れたいと考えています」(田島師)

1/20 篠原F

周回コースでダク程度の乗り運動を行っています。「先週と変わりなく軽めの調整ではありますが、休むことなくしっかりと乗ることができています。運動を行っていることがいい影響を与えているようで体調も着実によくなり、今後も乗った分だけ調子が上向いてきそうな感じを受けます。今のところ2月中に小向トレセンに連れてくることを考えています」(田島師)

1/28 篠原F

周回コースでダク程度の乗り運動を行っています。「じっくり進めていることがいい影響を与えているようで週を追うごとに馬体がふっくらとしてきました。ここまでは狙い通りの良化を見せています。2月上旬は小向トレセンの馬場整備で馬場を使える部分が制限され、混み合うことが予想されます。普通に馬場を使えるようになるまでは牧場で軽く乗り込みますが、口向きに難しさがある馬なので現状程度の負荷に留める予定です。馬場の整備が終わり次第、こちらに連れてきて本格的な乗り込みを開始したく思っています」(田島師)

2/3 篠原F

周回コースでダクとハッキングを行っています。「体調は着実に上向いており、この中間からハッキング程度ではありますが、少しペースを上げてみました。その後も体調は安定していますし、体が減ることもカイバ喰いが悪くなることもありません。これはいい傾向ですね。2月下旬には小向トレセンの馬場改修も終わる予定なので、そのタイミングでトレセンに連れてきて、競馬へ向けた乗り込みを行っていこうと思います」(田島師)

2/10 篠原F

周回コースでダクとハッキングを行っています。「先週と変わりないメニューではありますが、体が減ってくることはなく、徐々にボリュームが増している感じです。実際に腹回りにはいい意味の余裕があり、トレセンに戻してから競馬に向かうことを考えるといい傾向だと思います。来週にでも馬の状態を確認した上で小向に連れてくる予定を立てられればと考えています」(田島師)

2/24 篠原F

周回コースでダクとハッキングを行っています。「先日、牧場で様子を見てきましたが腹回りにもだいぶ余裕が出てきてトレセンの調教にも耐えられる体作りが出来てきたように感じます。入厩当初は寂しく映った馬体ですが、休養の効果は確実に出てきているでしょう。川崎開催も少なくなりますので2月一杯をメドに入厩させて、まずは実戦を経験させてあげられればと思います」(田島師)

3/3 川崎・田島厩舎

3日に小向トレセンへ帰厩しました。「牧場ではハミ受けなどのこともあり、ゆったりと乗り進めていましたが、これがよかったようで心身ともにいい状態で戻すことができました。精神的にもいいゆとりが出ていますし、厩舎に戻ってから馬体重を計測したところ480キロと十分な余裕があります。これならデビューに向けて、理想的な乗り込みを行うことができそうです」(田島師)今後は4月11日から始まる川崎開催でのデビューを目指し、乗り込みを進めていきます。


シトラスパフューム、立て直しの放牧へ

2010-12-05 18:41:26 | シトラスパフューム(引退)
能力試験に合格したシトラスパフュームですが、この中間、近郊の牧場に放牧に出てしまいました。
もともと華奢な馬体をしていたので、疲れがいっきに出てしまったようです。
デビュー延期は残念ですが、この放牧でしっかり立て直して、厩舎に戻ってきてくれればと思います。

相変わらずこの先生は、放牧中でも細かい情報を出してくれますね。

シトラスパフューム

11/4 川崎・田島厩舎

ササ針を行い、舎飼休養を行っています。「能力試験での動きが思っていたよりもよかったので、このままデビューに向けて進めていけるのではないかと思っていたのですが、脚にムクミが出てきてしまいました。脚元の疲れは抜けてきているようなので、おそらく内臓面の疲れから脚元に症状がでてきているのでしょう。ササ針を行い疲労回復を促しています。疲れが抜けない状態で進めていくのは得策ではありませんので、改善が見られないようであれば一度放牧に出して立て直すことも検討していきます」(田島師)

11/11 川崎・田島厩舎

舎飼にて休養しています。「ササ針を打ったこともあり舎飼していますが、針を刺した傷も落ち着いてきたので明日馬体を洗う予定です。楽をさせたことで脚元のムクミは取れましたし、カイバ喰いも少しずつ良くなっています。ただし、万全の状態とはいえず、このままデビューに向かうには心もとないので思い切って放牧に出すことにしました。牧場ではできるだけ馬体を緩めないようにウォーキングマシン運動を行い、新陳代謝を促す意味でも日光を浴びることができるサンシャインパドックでの放牧を行う予定です。血液の数値が高かったり、それが症状に現れたりといったこれまでの経緯、そしてこれから先のことを考えると今は内面からしっかり立て直していきたいと思います」(田島師)近日中に千葉県にある篠原ファームへ放牧に出る予定です。

11/12 篠原F

12日に篠原ファームへ放牧に出ました。

11/19 篠原F

1日1時間半のウォーキングマシン運動とパドック放牧を行っています。「カイバ喰いは悪いということはありませんが、もう少し食べてほしいなというのが実感です。体つきを見てもじっくり立て直していく必要がありそうです。しばらく跨ることはせず、マシンでしっかり負荷をかけることでじわじわ良化を促していきます」(田島師)

11/25 篠原F

1日1時間半のウォーキングマシン運動とパドック放牧を行っています。「本日、牧場の方へ様子を見に行ってきました。カイバは食べていますが、まだ疲労が残っているためか良化がスローに感じますね。まずは疲れを癒していくことが先決なので、しっかりケアをして良化を促していきます」(田島師)

12/2 篠原F

ウォーキングマシンでの運動とパドック放牧を行っています。「能力試験まで進めた疲れは徐々に抜けてきていますが、体つきがいかにもさびしく映ります。運動を控えれば肉はもっと早くに乗ってくると思いますが、そうなると馬体が緩みすぎてしまい、そのあとがつらくなります。まずは負担にならない程度の運動を行いつつ、カイバを喰わせ込んで、腹回りにゆとりが出てくるようにしていきたいと思います。やや時間はかかるかもしれませんが、そのほうが後々はいい方向に進められるはずです」(田島師)


能力試験合格

2010-10-31 21:33:21 | シトラスパフューム(引退)


シトラスパフューム

川崎の田島厩舎に入厩したシトラスパフューム、このところ毛ヅヤが冴えず、体調が心配されましたが、厩舎の様々な工夫で徐々に回復し、無事に能力試験を合格しました。
こちらのサイトによると馬体重は、437kgで牧場時代に比べればやや細くなっているようで、もう少しふっくらしてくれればと思います。

レポートを見るかぎり田島師、非常に真剣に考えてくれる調教師に思え、好感が持てます。
信頼できる先生にまかせて、来るべきデビュー戦を待ちたいと思います。

10/1 川崎・田島厩舎

軽めの運動を行っています。「到着翌日から馬場入りさせようと思っていましたが、折からの降雨で馬場状態がよくありません。無理することはないので軽めの運動に留め、明日くらいから馬場での運動を開始する予定です。併行して馬の性格やカイバの嗜好などの特徴をつかむことに努めています。今のところ与えられたものはしっかり食べているし、落ち着きもあります。次は馬場入りした後にどういう変化があるかをしっかりと確認したうえで調整を進めていきます」(田島師)

10/6 川崎・田島厩舎

小向トレセンダートコースで軽めのキャンターを行っています。「トレセンでの調整を開始しましたが、コズミやスクミが見られます。念のため血液検査を行ったところ、筋肉系の疲れを示す数値がかなり高くなっていました。北海道も例年以上に気温が高く、蓄積した疲労が表面化したのだと思います。普段からトモのフットワークによさを感じさせる馬で、ここで無理をさせるのは得策ではないので、まずは立て直しに専念します」(田島師)

10/14 川崎・田島厩舎

14日は小向トレセンダートコースで15-15程度(終いハロン13秒程度)を行いました。「スクミ自体はほぼ見せなくなったように体調は確実に上向いていますが、相変わらず毛ヅヤが冴えないように、今すぐにレースに向かって好勝負するまでにはない感じです。ただし、ここまでの乗り込み量は十分で今日ぐらいの調教であれば何の問題もありません。これからはゲートのチェックも行っていきますが、問題がないようであれば29日に行われる能力試験を受けることも検討しています。まずは試験に受からせた上で体調を戻していくことがベターではないかと考えています」(田島師)

10/22 川崎・田島厩舎

小向トレセンダートコースで15-15程度(終いハロン13秒程度)を行っています。「能力試験に向けてゲートの確認を行いました。多少うるささを見せたものの問題になるほどではありませんでした。乗り込み量は十分ですし、29日の能力試験を受ける予定です。しかし、毛ヅヤなどを見るとまだレースに向かい好勝負できるほどには感じませんので今回は能力試験の合格に重点をおいて、こちらの意図をよく理解してくれる山崎騎手で受験する予定です」(田島師)

10/27 川崎・田島厩舎

小向トレセンダートコースで15-15程度の調整を行っています。「この中間に再度血液検査を行いました。ここ最近の雰囲気から数値は回復しているかなと思っていましたが、やはり改善が見られました。前回高い数値だった筋肉系の疲れを示す項目が今回は正常値に戻っていました。前回の検査時は調教疲れ、暑さ、北海道からの移動、環境の変化と様々な要因が重なって高い数値が出たのだと思います。今は動かしても極端なスクミやコズミは見られず、普通の調教を行う分にはまったく問題ないので、予定通り、今週金曜日に能力試験を受験します。ただ、体は寂しく映り、毛ヅヤも今一つなので立て直しが必要なことは間違いなく、試験は合格させることを目的に内容や着順にはこだわりません。試験後はじっくりと調整を行い、また内面から改善を促す意味でもサプリメントを摂らせたりとカイバを工夫することで少しずつ体調を上向かせていければと考えています」(田島師)

10/29 川崎・田島厩舎

29日に能力試験を受験し、無事合格しました。「今回は合格することを第一の目的にしていましたが、ジョッキーも負担を最小限に留めた、こちらの思いどおりの騎乗をしてくれました。ゲートだけは少し気合いをつけて出しましたが、行き脚もよく先頭に立ちました。その後は終始流すように走らせて、800mをおおよそ51秒の時計で1着入線となりました。乗り役に感触を聞いたところ、『まずまず。聞いていたよりも走りはよかった。ノドも気になりませんでした』と話していました。見ていても走り自体は思ったよりよかったし、上がってきたときの息遣いも問題なし。ここまでしっかりと乗ってきたことが効いているのでしょう。ただし、雨で馬場が軽くなっていたこともよく見せた要因の一つだったと思うので、今後は砂の深い1400mを乗り切れるスタミナをつけることが課題となります。そのためにはカイバ喰いをもっとよくして、肉体面の改善を図っていく必要があると思います。走り、息遣いがひと息ならば放牧に出してじっくり進めることも頭にありましたが、これまでやってきたことが功を奏しているようで、今日の感じなら手元に置いて進めるほうがベターではないかと考えています。まだ馬体が寂しく映るので、デビューについての具体的なお話をさせていただくタイミングにはありませんが、今後の良化具合によっては比較的早めにおおまかな予定を立てられるかもしれませんね」(田島師)