オルヴィエート
10/17 NFしがらき
「先週の競馬は、道中の雰囲気は良かったのですが、追い出してからの伸びがもうひとつでした。ただ、ジョッキーが脚を溜めていっても良かったと言っていたように、これからレースを教えていけばまた違うレースもできそうですからね。レース後は特に馬体には異常ありませんが、ちょっと気性的に難しいところもありますし、短期間でも放牧に出してリフレッシュさせてあげたいと思います」(松元師)16日にNFしがらきへ放牧に出ました。
10/23 NFしがらき
周回コースと坂路でハロン18秒程度のキャンター調整を行っています。「こちらに到着後、馬体に異常がないことを確認してから軽く乗り出しています。長い休養にはしないとのことでしたし、そう遠くないタイミングで帰厩になりそうなので、緩めずにしっかりと乗り込んでいきます。こちらでは気持ちの面でのリフレッシュを優先してあげたいですね」(NFしがらき担当者)
10/30 NFしがらき
周回コースと坂路でハロン18秒程度のキャンター調整を行っています。「この中間もゆったりと乗り込んで精神面のリフレッシュになるよう心がけています。体自体もふっくら見せていて、短い期間でもいい休養になっているようです。近々の帰厩を予定しているのでそのつもりで進めていきます。馬体重は454キロです」(NFしがらき担当者)
11/3 松元厩舎
3日に栗東トレセンへ帰厩しました。
11/7 松元厩舎
7日は栗東坂路で追い切りました(54秒3-39秒4-26秒2-13秒5)。「大きく変わったとまでは行かないまでも、短期放牧を挟んだことで雰囲気自体はいいですし、スムーズにこちらでの調教を開始できています。デビュー前の調教時からあったように馬場入りを少しごねるところは相変わらずですが、動かし出せばしっかりと対応してくれています。前走だけではさすがに決めつけられないですし、芝がダメとは思ってはいないのですが、少し硬さがある馬で動き切れなかった部分もありそうですので次はダートを試すのもありかなと考えています。今後の乗り込み次第ではあるもののおそらく京都開催中のダート1400m戦になるでしょうが、前走と同じく佐藤騎手に跨がってもらい走りを比較しようかなと思います」(松元師)
11/15 松元厩舎
14日は栗東坂路で追い切りました(53秒9-38秒7-25秒8-13秒2)。15日は軽めの調整を行いました。「水曜日は坂路で併せて追い切りました。馬場状態を考えるとこの時計は優秀だし、先行したとはいえ最後まで相手をリードしてゴールと、内容も上々です。1週前の追い切りではまだ重く感じたのですが、そのひと追いで動けるようになったのでしょう、今週は手応えが違いましたよ。重い馬場を苦にしなかったことを考えると、ダートに替わることもプラスになるのではないでしょうか。当初は初戦と同じ佐藤騎手に乗ってもらう予定でしたが、都合がつかなくなってしまったため、今回は池添騎手にお願いしています」(田代助手)18日の京都競馬(2歳未勝利・ダ1400m)に池添騎手で出走いたします。
11/16 松元厩舎
「今朝、角馬場でキャンターをしている際に放馬してしまい、その後ラチを飛び越えようとして転倒してしまいました。今のところ骨には異常はないようなのですが、股関節を傷めて歩様が乱れています。現在は痛み止めを投与し馬房で様子を見ているところで、今週の出走は取り消さざるを得ません。レース直前にこのようなことになってしまい大変申し訳ありません。内出血などで腫れが出てくる可能性がありますので、落ち着いてから検査を行って今後の方針を決めます」(松元師)18日の京都競馬(2歳未勝利・ダ1400m)は出走取り消しになります。このあとは馬の状態を見て決めていきます。
11/16 引退
「馬房に戻してから、診療所の獣医についてもらって様子を見てきましたが、時間が経つにつれて患部が腫れてきました。骨盤骨折から、中の太い血管に傷がついたものと思われます。なんとか治療の方法がないかと協議をしたのですが、現状手の施しようがなく、このままでは馬を苦しめてしまうだけだとのことで、予後不良の診断になりました。思い入れのある血統でここまで順調に来て、今回母が活躍したダートに替わってどんな走りを見せてくれるか楽しみにしていた矢先のアクシデントで、会員の皆さまにもただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです」(松元師)アクシデントの後、何人も獣医がついて患部の経過観察を行ってきましたが、骨折による内出血がひどく治療ができない状況とのことで、苦しい決断ではありますが、予後不良の診断となりました。直前の気配が良く、また母もダートに替わって快進撃を見せてくれただけに、今回のレースは楽しみな一戦でしたし、このようなことになって残念でなりません。出資会員の皆様におかれましてもまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。本馬に出資されている会員の方へは、追って書面をもちましてご案内いたします。
-WORK-OUT TIME-
12/11/7(水) 助手 栗 坂路・良 54.3 - 39.4 - 26.2 - 13.5
セルリアンプラウド(二未勝)馬なりを0.5秒追走0.1秒遅れ 一杯に追う(-)
12/11/11(日) 助手 栗 坂路・良 60.7 - 42.5 - 25.7 - 12.6 一杯に追う(-)
12/11/14(水) 助手 栗 坂路・重 53.9 - 38.7 - 25.8 - 13.2
エスペリア(古500万)一杯に0.4秒先行0.3秒先着 一杯に追う(-)
-RACE RESULTS-
12/11/18 京都 混) 2歳未勝利 ダ1400M 3R 54KG 出走取消
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残念です。
生き物ですから、こういう事故は発生することは少なからずもあるわけで、決して関係者も油断していたわけではないでしょうし誰も責められません。
出資者を含め厩舎スタッフも能力を感じていた馬でもありますし、その力を発揮することなくこの世を去ってしまったことが、なおのこと残念です。
個人的には、またしても引退する前に一度も会うことがなかったのも残念でした。
今後、このような事故が起こらないことを祈るしかないですね。
オルヴィエート、名前の通り美しい馬でした。どうか安らかに・・。
オルヴィエート Orvieto
意味・由来(伊語)イタリアにある、丘の上に造られた都市名。古代より栄え、「世界一美しい丘上都市」と呼ばれる。母名より連想。
■通算成績
未勝利 0-0-0-1