フェノーメノ

本日の弥生賞はフェノーメノ本命で馬券を購入。
フェノーメノを中心にレースを見ていましたが、スローペースの中動けないまま後方、4コーナーでも外に出せず、直線でようやく外に出して凄い脚で追い込むも6着まで。
この騎乗は残念の一言。

別に馬券の文句を岩田騎手に言いたいわけではなく、フェノーメノの能力の高さを忘れないために書いておきたいと思います。
レース後公式に調教師のコメントにもありましたが、負けて強しでこの馬は相当に能力の高い馬です。

出資者の方は悔しい敗戦だと思いますが、この馬の出資者であることに誇りを持ってほしいです。
大半の一口会員はトライアルにすら出れない方ばかりなんですから。
無事に行けば大きなタイトルを取れる馬でしょう。その頃にはこの敗戦は笑い話になっているはずです。

フェノーメノは牧場ツアーの時に追分の若旦那が、デカいステイゴールド産駒でもよければとオススメしていた馬で覚えています。
自分は出資対象外の厩舎だったので見送りましたが、価格的にも良い馬でしたね。

しかし、今回の騎乗はブレイクランアウトのいちょうＳを思い出してしまいました。

ピサノミライの09

馬名　未登録

ピサノミライの09　牡　2月24日生

父　ネオユニヴァース
母　ピサノミライ
母父　オペラハウス
厩　舎　美浦・二ノ宮敬宇厩舎
馬　主　国本勇
生産者　杵臼牧場
育成　　？

ダービーの出走馬を見るとわかるとおり関東で牡馬クラシックを狙える厩舎は限りられます。
そんな中2頭出走させた二ノ宮厩舎。大レースを狙うには外せない厩舎です。

ナカヤマナイト全弟サウスパシフィックやナカヤマの和泉氏落札のサンデーブレーヴ09を狙うのが大道ですが、ちょっと捻って狙いたいのがピサノミライの09です。

POG本では、二ノ宮厩舎特集の記事でほんのわずか紹介される程度ですが、そこから調教師自らセレクトセールで惚れ込み落札したことがわかります。
馬体はそれほど大きくないようで、仕上がりも良く入厩が早そうなのも良いですね。

馬主の国本勇氏はあまり聞きませんが、名前からショウナンの国本哲秀氏の関係でしょうから気にする必要はないでしょう。

セレクトセール落札の日高産馬、サンデー系種牡馬の仔でそれほど大きくない馬体、オーナーが親子で馬主(未確認)、などなど予感のする馬です。

この馬を指名してナカヤマフェスタやナイト級に走ったらかっこいいなと思います。うん。


既に概出ですが、あと二ノ宮厩舎ではオーシャンゼリゼですね。

こちらは金子氏の良血馬ですが、この馬名に二ノ宮厩舎なら行く行くはロンシャンを意識しているのでは？と思わせます。

トミーバローズ（モンテドーターの09）

馬名　トミーバローズ

モンテドーターの09　牡　3月24日生

父　アドマイヤムーン
母　モンテドーター
母父　ブライアンズタイム
厩　舎　栗東・武田博厩舎
馬　主　猪熊広次
生産者　タイヘイ牧場
育成　　JRA日高育成場

今回はJRAブリーズアップセール組から個人的注目馬を。

もともとは昨年のセレクトセール落札馬。セレクトセール出身馬はエイシンオスマンを始めJRA育成馬は優秀。
血統的にはサニングデールの近親でもあり短いところ中心になりそう。
既にトレセン入厩しており、デビューまでの動きに注目です。

他には騎乗供覧の前脚の動きが凄かったマンデームスメの09(父クロフネ)。

このセールで当たりを引く平井豊光氏落札のエイシンキンチェム(フジキセキ×アルカイックレディ)。

騎乗供覧の動き抜群のダンツミュータント(マイネルラヴ×ウメノローマン)。
落札した山元哲二氏もよく、各地のセールで良く当たりを引くイメージがあります。

あとは趣味枠でリネンムーン(タニノギムレット×チャペルラヴァー)ってとこです。

JRA育成馬は早期入厩が指名しやすいですね。

マイホープの09

馬名　未定

マイホープの09　牡　3月15日生

父　Statue of Liberty
母　マイホープ
母父　デインヒル
厩　舎　未定
馬　主　前田幸治
生産者　中島牧場
育成　　未定


先週行われたHBAトレーニングセールにて970万で前田幸治氏が落札。
血統的には地味ですがやられたのはこの写真↓



セール用に見栄え良く手入れされているとはいえ素晴らしい馬体です。

やられました。。

前田幸治氏は自家生産が中心ですが、セールで購入した馬も良く走っています。

入厩情報も出るようなら速攻系として狙います。


最高額のトミケンクラウンの09も落札者が落札者だけに注目する必要はありでしょう。

タガノキャンドル(ブゼンキャンドルの09)

馬名　タガノキャンドル

ブゼンキャンドルの09　牡　1月16日生

父　アグネスタキオン
母　ブゼンキャンドル
母父　モガミ
厩　舎　栗東・松田博資厩舎
馬　主　八木良司
生産者　ノーザンファーム
育　成　宇治田原優駿ステーブル

セレクトセール2009（当歳）にて1,300万でタガノの八木氏に落札。
秋華賞を勝った母ですが、産駒に大物はなく、今はノーザンファームを出されてしまいました。
おそらくノーザンファームでの最後の産駒が本馬。それが八木氏に落札された縁もあり母を管理した名門厩舎へ入厩の運びとなったようです。

兄のダノンインスパイアやディバインフレイムも能力の高い馬で母のポテンシャルはイメージほど悪くないはず。
厩舎が変わったことにより期待が高まります。

POG本でも掲載されているのは丸ごとPOGのみ。宇治田原優駿ステーブルは毎年取材が少ないのも逆にありがたいです。

その他、松田博資厩舎で気になるのはこの2頭。

タガノミュルザンヌ（父アグネスタキオン×母レディアップステージ）白老F産、同じく宇治田原優駿S育成。

ダイシンキャンディ（父アグネスタキオン×母フレンドレイ）白老F産。

ストレートラブが人気しそうですが、やっぱり八木氏や大八木氏のほうを大事にするでしょう。

ジュメイラビーチの09

馬名　未定

ジュメイラビーチの09　牡　4月04日生

父　ネオユニヴァース
母　ジュメイラビーチ
母父　Silver Deputy
厩　舎　栗東・矢作芳人厩舎
馬　主　林正道
生産者　ノーザンファーム
育　成　ノーザンファーム空港

現3歳世代が馬主デビューながらいきなり重賞2勝。そして今週のダービーにもノーザンリバーが出走と誰もが注目の林正道オーナー。
おそらく指名馬リストに入れている人も多いでしょう。

何頭か気になる馬がいますが、1番馬はジュメイラビーチの09と予想。
育成先での高い評価もありますが、素人目に見ても、500KG前後の割には重苦しさのない好バランスの馬体が良し。

早めに使ってきそうな厩舎だが、この馬は秋デビューが目標というのも期待の表れを感じます。ヘニーハウンドで重賞を勝った師との相性も良くラインも悪くない。

いろいろ気になる理由はありますが、本当の理由は競馬王のPOG本のノーザンファーム空港牧場での取材時の口取り撮影写真。
昨年はここにノーザンリバーが写っていたんですよね。
このあたりにも牧場の評価の高さが非常に良くわかります。

林正道オーナー所有馬では、トップスカーレットも注目されていますが、自分なら他に気になるのはアウトオブザウィムの09かな。

ステアトゥヘヴン(ヘヴンリーソングの09)

馬名　ステアトゥヘヴン

ヘヴンリーソングの09　牡　2月27日生

父　ダンスインザダーク
母　ヘヴンリーソング
母父　Machiavellian
厩　舎　美浦・鈴木伸尋厩舎
馬　主　社台ＲＨ
生産者　社台ファーム
育　成　社台ファーム

ちょっと面白いデータから導き出した1頭。

2008　フェイトフルウォー 2勝(京成杯)

2007　カリバーン　1勝(現5勝)
　セイリオス　2勝(現3勝)

2005　タケミカヅチ　1勝(皐月賞2着他)

2004　ファルカタリア　1勝(通算5勝)
　エルソルダード　2勝(通算4勝)

これらの共通点はお分かりでしょうか？

全馬、社台RH関東の募集価格2,000万の牡馬です。

2,000万といえば、それほど高い募集価格ではありませんが、まずまず打率の高い傾向ではないでしょうか。

厩舎も超一流ではないので、それほどPOG人気もしない馬ばかり。
カリバーンなど秋から力を付けるタイプもありますが、タケミカヅチやフェイトフルウォーのように早期活躍の可能性もあります。

あと血統的にも母父Machiavellianってのが旬で良い感じです。

父が父だけにこの仔の目標は新緑賞ってとこでしょうか。

サトノプレジデント（ダンスインザムードの09）

馬名　サトノプレジデント

ダンスインザムードの09　牡　3月16日生

父　シンボリクリスエス
母　ダンスインザムード
母父　サンデーサイレンス
厩　舎　美浦・藤澤和雄厩舎
馬　主　里見治
生産者　社台ファーム
育　成　社台ファーム

ベタな馬ですが、ドラフト1位で競合とまではいかないタイプでしょう。

POGで嫌われているシンクリ産駒。そして数々の良血馬を持ちながら大レースに恵まれないオーナーであることから気になっても指名しない人が多そうです。

そんな馬を取り上げるのは、昨年の今頃も思っていたこと。今シーズンに指名したトーセンラーの指名と同じ理由です。

良い馬は庭先で有力オーナーへ。

この流れはここ数年の社台ファームのやり方のように思えます。

ヴィクトワールピサは、どうしてもG1に勝てないオーナーに社台ファームが庭先で提供した馬。
そして今期、これまたG1に縁のないオーナーに社台ファームが庭先で提供したのがトーセンラー。
もしトーセンラーがダービーを勝つようなことがあれば、ますます社台ファームの庭先取引馬は注目です。

市川氏や島川氏の次は、おそらく里見氏か山本氏と思います。
本音を言えばヴィクトワールピサやトーセンラー、そしてエイシンフラッシュのように関西の有力厩舎ならベストなのですが、関西馬で良いのは今のところ見つからず。まぁこの血統なら藤澤厩舎以外はないでしょうけど。

同じようなプロフィールの馬サトノグロリアス(ジャングルポケット×マンハッタンセレブ)、サトノレオパード（ウォーエンブレム×バトルエンプレス）も気にはなります。
これらのほうが、厩舎に何のゆかりもない血統という意味で怪しさはありますね。

山本氏のほうでは、やはりスピルバーグですかね。
こちらは、もしトーセンラーがダービーを勝てば、2年連続でダービー馬の弟は庭先で山本氏へとなるのも面白い。

あと馬名からニホンノチカラもあやしい1頭。

まずは今年のダービー、トーセンラーを応援ですw

クリアーパスの09

馬名　未定

クリアーパスの09　牝　5月5日生

父　スペシャルウィーク
母　クリアーパス
母父　A.P.Indy
厩　舎　栗東・藤原英昭厩舎
馬　主　RRA
生産者　下河辺牧場
育　成　下河辺牧場

今日発売の青本で厩舎が判明！
馬主RRAで関西入厩予定までは分かっていたので、おそらく藤原厩舎だろうとは思っていましたが、狙っていたとおりの展開になりました。

藤原英昭厩舎、下河辺牧場も当然狙っているライン。
いまさら説明不要ですが、近年では牝馬戦線でブロードストリート、ハッピーグラスがクラシック出走と好相性。

そして、馬主RRA、下河辺牧場、藤原厩舎といえばフィニステール、ブレイブファイトと相性バツグンです。
ただ牡馬の場合はPOG期間に活躍できているかと言えば微妙ですが、牝馬ならクラシック目標で進めていってくれるはずです。
そういう意味では、同じく藤原厩舎に入厩予定のホワイトタスクの09(父キングカメハメハ)よりは牝馬の分こちらを上位に取りたいと思っています。
今期指名した同じラインの牡馬アメイジングアスクはデビューが遅れました。ただいづれは良いとこまで行く馬だとは思っています。

クリアーパスの仔はここまで全く結果が出ていませんが、POG本でもまずまず評価が高く、牧場側も走る自信があるはずです。

皆が社台の良血牝馬を狙っている中、果敢に上位で一本釣りしたいですね。

アンコールピース(トレアンサンブルの09)

馬名　アンコールピース

トレアンサンブルの09　牝　5月5日生

父　ネオユニヴァース
母　トレアンサンブル
母父　トニービン
厩　舎　栗東・松田博資厩舎
馬　主　吉田照哉
生産者　社台ファーム
育　成　社台ファーム

残念ながらオークスは4着と敗れたマルセリーナと同じラインですね。

あのホットチリペッパーの転厩騒動から、その後に募集される2009年産の社台RHの松田博資厩舎での募集馬は注目していましたが、クラブでの社台F生産馬はやはりなし。
ただ唯一オーナーズで募集されたのが本馬でした。

オーナーズはクラブに比べて比較的価格は安く設定されているのですが、この馬の募集価格は牝馬にしては高額の3,000万。牧場側の自信と期待があらわれているのではないでしょうか。

馬主の吉田照哉氏名義では、本日のエリンコートの優勝でオークス連覇中。血統的にも府中の2,400Mでの活躍を期待しての指名候補です。

産地馬体検査も受検済で育成も順調、北海道デビューは間違いないでしょう。