Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

輸液蘇生のフェーズについて思うこと②

2023年10月05日 | ひとりごと
この記事にコメントをいただいた。ちゃんと批判してくれていて、ありがたい内容。
でも、そもそも数百人しか読んでないブログのコメント欄なんて誰も読まないだろうと思うので、こちらにコピペさせていただく。
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Unknown (Unknown)
2023-10-03 14:59:18
病態のフェーズを理解することは重要ではないでしょうか。hypoかhyperかそれぞれを予測する評価方法は様々ありますが、その評価方法も完璧ではなく、それぞれに注意すべき点もあり、それのみに頼ることで、無駄に介入をしてしまうこと、介入すべきときに介入しないなどもあるでしょう。その評価方法を完璧に使いこなせて、完璧に常にボリューム評価ぎできるのでしょうか。そこに病態が今良くなってきている時か、まだまだ改善していないときか、悪くなっているときか、病態のフェーズを理解することで、いわゆるバランスの評価の結果からの介入の背中を押してくれることもあれば、踏みとどまらせてくれることもある。先生のお言葉は、何かhypoかhyperかそれぞれを予測する評価方法について、うまく使えば完璧であるように勘違いさせてしまうように思えます。

Unknown (内野)
2023-10-03 16:33:43
ふーむ。そうかもしれませんね。
消そうかな、どうしようかな、と思っていたら掲載日になっちゃった、というのが実情なので、まあ許してください。芯は食っていなくてもカスリくらいはしているのでは、ということで。
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これと同じでどちらも一理あるから平行線になる予感がして、ちょっと適当に返事してしまったので、改めて考えてみたところ、僕もコメントを書いてくれた人も、同じことを言っている気がしてきた。

フェーズで機械的に行動しちゃダメだ、輸液の指標で機械的に行動しちゃダメだ、ちゃんと患者さんの病態を意識しよう。ということではないかな。
経験値が浅いと、どうしても一つのこと(最近勉強したこと、最近知ったこと、最近失敗したこと)に判断が影響されてしまう。そうではなくて、一つ一つの情報をしっかり意識して、かつ全体を考えることが大事。

どこかで聞いた話と思ったら、もう8年も前にこの本に自分で書いていた
コメント
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