超級龍熱

香港功夫映画と共に

これぞ60分3本勝負の最高傑作!アントニオ猪木vsビル・ロビンソン

2021-05-07 15:41:04 | 龍熱の昭和プロレス放談

ご好評の連載コラム「李小龍的未公開映像探訪」まだまだ続きますが、ここで暫し休憩。懐かしくも壮絶な昭和プロレスの話題をどうぞ。

いま60分3本勝負って無くなりましたね。龍熱は断然3本勝負支持派。だってこのアントニオ猪木☓ビル・ロビンソンなんて3本勝負の最高傑作ですよ。 
龍熱はこの試合は昔にビデオで初めて見たんですが、40分過ぎにロビンソンが1本先取した時はこれは猪木負ける!とマジで思ったなぁ。
でもそこから“燃える闘魂”が奇跡を起こす!時間切れ寸前に猪木がロビンソンに卍固めを決めると、セコンドの藤原喜明が興奮してエプロンをバンバン!叩くんですよ。
もう闘ってるレスラーもセコンドも一体となるのが昭和プロレスの真髄です👍。
あとこの試合、ロビンソンが投げっぱなしジャーマンスープレックスを披露したり、ロビンソンが2度に渡って放つダブルアームスープレックスを猪木さんが辛うじて返したりと見所満載の昭和プロレス最高の名勝負でしょう。

でも龍熱はこの後に全日で実現した馬場さんvsロビンソン戦も実は結構好きで、ロビンソンのスピーディかつシビアなファイトスタイルに馬場さんが懸命に対応する様子が興味深いです。
例えばロビンソンはタックルで相手を倒した後、そこから再度ロープに飛ぶスピードが全日のアメリカンスタイル(要するにハーリー・レイススタイル)のレスラーより倍早いんです。
なので馬場さんも何時も以上に早く立ち上がらなければならず、それが巨体の馬場さんには終始キツそうでした。あと馬場さんはロビンソンとジャンボ鶴田には最期まで自分をダブルアームスープレックスで投げる事を許しませんでした。弟子のジャンボはともかく、馬場さんにとってロビンソンにダブルアームスープレックスで投げられる事は自分とアントニオ猪木を同格、または下に見せてしまう、との警戒心があったのでは?と深読みしてみたくなるほど、やっぱり昭和プロレスは最高です!

Legendary match NWF world heavy weight championship Antonio Inoki against Bill Robinson.


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