リーさんこと李小龍とチャーリー・チャンこと陳恵敏。「獨覇拳王(「麒麟掌」の旧題名)」製作記者会見でのツーショットです。
チャーリー親分は日本では「怒れ!タイガー必殺空手拳」(73)や「空手ヘラクレス」(73)などドラゴン映画の主角武打星として知られていますし、チャーリー親分のもう1つの顔である香港ヤ●ザとしての日本の某●☓組との交流も有名ですね。
たたチャーリー親分が生前のリーさんとかなり親密だった事や、同じく息子の李國豪こと故ブランドン・リーを何とか1人前のスターに育てようと、熱心にブランドンをサポートした事はあまり知られていません。
事実、チャーリー親分はブランドンを日本の映画会社に売り込もうと、自分もブランドンと一緒に来日し、ブランドンと映画会社のミーティングにも同席しました。
ところが日本側の“李小龍2世”としてのアクション映画の主演作オファーに対して、ブランドンは「僕はアクション映画は嫌だ。恋愛映画を撮りたいんだ!」と主張し、主演作品のプランは纏まりませんでした。
ホテルの部屋に帰って来たチャーリー親分は、いきなりブランドンの頬を叩くと、こう一喝したそうです。
チャーリー「お前は日本の皆さんが全員スーツでミーティングに来てるのに何故ジーンズなんか履いて来た?皆さんに失礼だろう?💢。
恋愛映画を撮りたい?馬っ鹿野郎!💢
何のキャリアもないお前みたいな若造に日本の皆さんが何故主演映画のオファーをくれたと思う?お前があの偉大な李小龍兄貴の息子だからだぞ!この馬っ鹿野郎!💢」
顔を真っ赤にしてこうブランドンを怒鳴りつけるチャーリー親分の目には涙が浮かんでいたといいます。
例え極道でも仁義の世界に生きて来たチャーリー親分には自分は勿論、尊敬する李小龍兄貴に恥をかかせるようなブランドンの若さと甘さがどうしても許せなかったんでしょう。
このエピソード、チャーリー親分の真っ直ぐな人柄が分かる、龍熱の大好きなエピソードです😊。
Bruce Lee and Chan Wai Man at Fist of Unicorn press conference.They were very good friends.