パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

イタリア人もびっくり?トスカーナ?シチリア?フランス?減塩デュエリオ・カンパーニュ(世界初?) 

2011-12-10 23:55:53 | パン
このところ健康を考えて減塩パンに挑戦中。今回は減塩パンの代表、トスカーナ・パン( pane toscano, tuscan bread )を自己流にアレンジをした。使用した小麦粉はウーヴリエがベースだが、減塩故、高たん白のパンで湯ごねをと思い、デュエリオを使った。イタリアと言えばセモリナ粉、という安易な発想だ。でも、よく考えると減塩パンはトスカーナ、セモリナパンはシチリア、それでカンパーニュはフランス、ちゃんぽんのようなパンだ。こんなことはイタリア人だったらやらないだろう。きっと世界初に違いない。またこのブログで世界初の作例報告をやってしまった。自称本邦初、世界初はこれで何度目だろう(笑)。

パンはとても甘いが、塩気がほとんどないのでこれだけではぼけた味だ。しかし、チーズを載せると普通のパンよりもはるかにうまい。ちょっと塩気の入ったベーコンもあう。素材の味を引き立たせ、くどくない。これはパンの塩気が邪魔をしないためだろう。本当の食事パンと言ってもいいぐらいだ。



イタリアのパンは前種 Bigaを使って焼くことが多いそうです。
今回はBiga + 湯だねの combined methodです。

1)前日晩に用意

i)Biga

ウーヴリエ  200g
水      200ml
青サフ    1g     まぜて一晩放置

ii)湯だね

デュエリオ 150g
熱湯    150ml こね合わせて荒熱をとって冷蔵庫で一晩熟成

2)

Biga と湯だねに以下のものを加え、捏ねて一次発酵、成形、二次発酵し、ダッチオーブンとガスオーブンで焼成(焼成法はこちら)

水     70ml
にがり   30g
塩     1g
モルト   大1
ウーヴリエ 250g
赤サフ   2g