テムテムな日常

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「クラープライナーム」第7話

2010-08-31 | タイドラマ「棘のない薔薇」
「กุหลาบไร้หนาม」第7話
険悪な雰囲気だったのに、一転して仲の良さを見せ付けるラットとナンに、ラットの母と教育係のガームは悔しがります。ひとりで買い物に出かけたナンは、友人と宝石を見ていました。アンティークのジュエリーを勧められ、かなり高額だったにもかかわらず見栄をはって借金をしてまで買ってしまうナン。金を返すあてもないのにと、母や祖母にあきれられてしまいます。一方ヌットとナットは依然気まずいまま。ヌットの店を手伝うナットに、ヌットはどうしても素直になれません。話しかけられてもつい逃げ出してしまいます。その頃、家でお菓子作りをしていたヌットの祖母たちの前に、ナンが現れます。「お母さんに話がある」とヌットの母を呼び出します。

ナンはなんと「遺産を前借りしたい」と申し出たのでした。まだ財産の分配も終わっていないというのにあまりにも急な話で、母は困ってしまいます。母が情に流されナンの申し出を受けてしまうことを恐れた祖母は、「絶対にダメ」ときっぱり。「孫として遺産を相続したいなら、ちゃんと分相応な態度を示して」と叱り付けますが、ナンは逆に「おばあさまは私を孫だと認めているの?」と切り替えします。その場は母が金を工面するということで話はまとまりましたが、そんなことで引き下がるナンではありません。一方、ヌットとナットの関係は相変わらずぎくしゃくしています。ナットとヌットの恋路をひそかに見守ってきたナットの母でしたが、ヌットがなんとなくナットを避けている様子に心を痛めます。

実業家である友人の新作発表会に一緒に来て欲しいとラットを誘うナン。渋るラットを説得し、さらにラットの母の宝石を借りたいと言い出します。「友人の手前恥をかくわけにもいかないのだろう」と言うラットに、母はお気に入りのダイヤモンドを貸します。パーティーでは報道陣に囲まれ有頂天なナン。帰りを待っていた母とガームは、帰宅したナンに「宝石を返して」と告げます。「明日でいいじゃないか」というラットを退け、今すぐに宝石を返して欲しいという母に、ナンはしぶしぶ指輪やネックレスを外します。大切にしているものなのにわざとぞんざいな扱いをするナンに母は怒りますが、ナンはまったく意に介しません。

その日はとうとうヌットの店がオープンすることになっていました。仕事の合間に、ラットもヌットにひとことお祝いを言いに来ます。平静を保ち、その場はどうにか笑顔でラットと接することが出来たヌット。ラットはもう自分に気のない様子のヌットを残念に感じます。記念パーティーには当然招待されていたナットでしたが、当日の朝になって急な仕事が入ってしまい行けなくなってしまいます。ナットが来ないことを聞かされ、心なしかがっかりするヌット。招待客がそろって、いざテープカット、というところでナンが友人たちを引き連れてやってきます。主役のヌットを押しのけ、中心に居座るナンに、一同唖然としますが、報道陣も詰め掛けていたため誰もナンを止めることができません。あまりの態度にさすがのヌットも言葉を失います。

勧められるままに宝石を買ってしまうナン。

パーティーを終え、先に家に戻ったナンは、今度は報道陣を引き連れ自分の取材をさせていました。家で写真を撮らせるナンを、戻ってきた祖母と母は目にします。「申し訳ないけど、来客があるから外へ出て欲しい」と丁重に撮影を断る祖母。せっかくのチャンスをふいにされナンは不満そうですが、一旦外に出ます。一方、店にいたヌットに、ナットからメールが。開店のお祝いをしてくれたナットに、思わずヌットも笑顔になります。その様子を見ていたケークは早速ヌットをからかうのですが、「お兄さんは本当に今日急な用事が出来たのよ。ちょっとは安心したでしょう」とナットに対する誤解を解けないヌットを気遣います。

ナンは報道陣に、祖母がお菓子作りが得意だったこと、みんなに祖母のお菓子を食べてもらいたくて店をオープンすることを思いついたこと、しかし自分は忙しいので妹に店を任せていることなどを話します。ナンはまったく関係ないのですが、報道陣はナンの言葉を信じてしまいます。「終わったら、おばあ様が話したいそうだから」とナンに声をかける母。わがままで見栄っ張りなナンに母もさすがに疲れていました。ナンは店にも報道陣を連れて行きます。我が物顔でヌットを従業員扱いするナンにケークも激怒。ナンに水をぶっかけ追い出してしまいます。ヌットも「もう店には来ないで欲しい」ときっぱり。「おぼえておきなさい!」と捨て台詞を残しナンは帰って行きます。

ナンは母と銀行に行き、お金を手にするとさっそくその足で出かけてしまいます。ナンの真意が読めず、でもナンがあんな女に育ってしまったのには自分にも多少の責任があるように感じている母はナンを責めることもできません。再び友人と宝石屋に出向くナン。実はこの友人は、ナンに宝石を売りつけて一儲けしようとしているのでした。「高くないじゃない!」「あなたにぴったり」「あなたが買わないなら私が買おうかな」などとうまく乗せられてしまうナンは、結局ここでもまた宝石を購入してしまうのでした。ナンに気付かれることなくこっそりめくばせしあう友人と店員のことなど、ナンはまったく疑っていないのでした。

ナットがヌットの店にいることを確認したナンは、わざとナットに電話をかけます。ナンからの電話をわざと取らずにいたナットでしたが、今度はヌットの携帯にナンから電話が入ります。「ナットさんに電話したんだけど繋がらなくて」としらじらしく話すナン。ヌットは電話を取り次ぎます。ナットへの誤解を解けないヌットをみかねたケークは、ヌットに「本気であなたを好きでいてくれているのに、あっさり諦めるの?」と詰め寄りますが、ヌットは「もう余計なことを考えたり、無駄な時間を過ごしたりしたくない。私は死ぬまで独身でいても構わない」と言い出します。こっそりふたりの会話を聞いてしまったナットは深く傷つきます。

店で大立ち回りのナン。ケークはモップで応戦です。

ヌットも頑固ですが、ナンの反撃はおさまりませんね。決してナン役Ployが嫌いではないんですが、だんだん憎たらしくなってきました。ヌットの店のオープンイベントのナンは、まるで主役気取り、さすがのヌットもむっとしていましたが、そのあときっぱり「もう店には来ないで欲しい」とナンに逆らったのはよかった。そしてナットとヌットの距離がどんどん離れてきています。ナットはヌットに対し一途に、いつも優しく紳士に接してくれているのに、ヌットはその優しさが優柔不断に見えてしまっているのですね。ナットがきっぱりナンを否定するとか、もう少しナットの気持ちがヌットに見えればいいのですが。物語もいよいよ大詰めですよ。

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