テムテムな日常

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「サーイサモンを捕まえろ」5週目

2010-04-30 | タイドラマ「サーイサモンを捕まえろ」
第15話
外出したウェーンのあとをこっそりつけるジョットとリリー。喫茶店に入っていくウェーンを確認、双眼鏡で誰と会っているか確認します。ウェーンがスアと待ち合わせをしていたのではないことを知り、ほっと胸をなでおろすリリー。しかし二人が立ち去った後、現れたのはやはりスアでした。「映画でも観にいこうか」と誘うスアに「リリーたちも映画に行くと言ってたから」とやんわり拒否するウェーン。「まだ誰にも私たちのことは知られたくない」と話すウェーンに、スアは変わらない自分の気持ちを伝えます。店から出てきたところで、偶然ジョットは一緒にいるスアとウェーンを見てしまい、リリーは裏切られた気持ちで一杯に。翌日、ウェーンに怒りをぶつけようとしますが、メームの手前、上手く言葉に出来ずイライラします。

メームのいない間に、リリーはウェーンにスアのことを問いただします。「私たちを裏切った!」と涙ながらに怒りをぶつけるリリーに「そんなつもりはなかった」と、自分のスアに対する気持ち、どんなに諦めようとしてもできなかった苦しみを泣きながら話すウェーン。「それが愛というものでしょう?」と理解を求めるウェーンに、リリーはウェーンの辛い気持ちを察します。ジョットもまた、メームからの電話に居留守を使い続けるスアに、ウェーンとのことを問いただしていました。メームの気持ちを考えると、やりきれない気持ちになるジョット。その日エージェントから連絡が入ります。「どんな仕事かなにも話してくれなかった」というウェーンに、「もしかしたら、やっと殺し屋の仕事を抜けられるのかも」とメームは期待を膨らませます。

エージェントに呼ばれて集まったサーイサモンの3人とジャンダーラー、インカーの前に、新しい殺し屋としてユリとケンジが紹介されます。久々に顔を合わせたインカーとリリーは、仕事の内容を巡ってさっそく口論に。リリーに怒りのまなざしを向けるインカーに「だから関わるなって言ったのに」とウェーンは呆れ顔。話が終わって、ジャンダーラーはメームに「お姉さんが、あなたの恋人を奪おうとしてるわよ」と言い出します。「何を馬鹿な」と食って掛かるメームをとめるウェーンでしたが、心の中では動揺していました。日増しに罪悪感を募らせるウェーン。スアとも相談して、メームに本当のことを話そうとしますが「今度の仕事は危険な仕事。今は言わないほうがいい」とリリーにとめられてしまいます。

結局メームに本当のことを言えなかったとスアに話すウェーン。話している最中、スアのもとへサーイサモンに関する情報が入ってきます。慌てて話を切り上げるスア。明後日サーイサモンたちになにか動きがあるようだという情報を受け、スアはウェーンがついさっき「しばらく仕事が忙しいから、明後日以降に・・・」などと話していたことを思い出します。ウェーンの言葉と、サーイサモンの動き、まさかとは思いながらもスアにはなんだか引っかかるものがありました。「どうかした?」と尋ねるジョットに、「なんでもない。考えすぎだと思う」と答えたスアでしたが、考えれば考えるほど「明後日」という言葉が胸に引っかかってくるのでした。

新しい仲間ユリとケンジ。活躍の場はあるのでしょうか。

メームが明るく振舞えば振舞うほど、ウェーンの罪悪感は大きくなっていくわけで・・・メーム、観ていて痛々しいです。メームに本当のことを言おうとして「約束して。絶対に怒らないで。私のこと嫌いにならないで」と言っていましたが、それはあまりにも都合が良すぎるというものでしょう・・・タイドラマにはこうした矛盾というか、「そりゃ無理やろ!」と言うようなことを平気で口にする女子がしょっちゅう出てきますけど、いくらメームが素直ないい子でも、二人に裏切られていたというのはちょっと堪えるんじゃないでしょうかね。エージェントの連れてきた「新しい仲間」ユリとケンジ。名前からして明らかに日本人な設定がおかしかった!!


第16話
サーイサモンが絶対に現れるとふんだスアとジョットは、ホテルの従業員の姿となり会場に潜入。しかし現場の警護にあたっていた警察官からつまはじきにあってしまいます。仕方なく警察官たちとは別行動をとっていたスアたちでしたが、急に停電が。エレベーター口から進入してきたサーイサモンたちは、消防官の服を着て「火事です。誘導しますのでついてきてください」と警察官たちを誘導。ころあいを見計らい銃殺してしまいます。銃声を聞きつけ飛んできたスアとジョット。サーイサモンを追いかけます。ウェーンたち3人とジャンダーラー、インカーは別行動に。「奴らはこの階にいる」とにらんだスアは、部屋をひとつずつ確認しますが、銃声の聞こえた部屋にはもうサーイサモンの姿はありませんでした。

またしてもサーイサモンを取り逃がしたことで、スアは上司に弁解のしようがありません。「何度チャンスをやればいいんだ!」とはっぱをかけられます。一方メームはスアに連絡をとります。なんとなくそっけない態度のスアに、メームは不安でたまりません。翌日、スアの店にウェーンがやってきます。「ちょっとこのあたりに来たから」というウェーンに、お茶を準備するスア。しかしそこにメームもやってきます。スアの店にいるウェーンに驚くメーム。ウェーンは「本を買いに来ただけ」と慌ててごまかします。ジョットから事の顛末を聞いたリリーは「もしスアさんに他の女がいたらどうする?」と尋ねます。「そのときは、祝福しなくちゃ」と笑顔を見せるメームに、リリーは少し安心するのでした。

「何かおいしいものでも食べにいかない?」とリリーを誘うメーム。「ジョットと約束してるから、一緒に行こう」というリリーに、つい「それならいい」と言ってしまいます。仕方なくひとりで家に戻るのですが、窓からウェーンが帰宅してくるのを見て、隠れて脅かそうと考えつきます。クローゼットに隠れてそっと様子を伺うメームでしたが、ウェーンに続いてスアが部屋に入ってくるのを見て言葉を失います。「いつか結婚したら・・・」などと将来の話をするふたりに、メームはすべてを悟ります。クローゼットを開けたウェーンは、そこにメームがいたので驚き大声をあげてしまいます。「どうして私にいってくれなかったの?」「あなたに騙されていたなんて」メームはふたりの言い訳も聞かず飛び出してしまいます。

今までのウェーンの言葉、そしてジャンダーラーの言ったことを思い出し、涙を流すしかないメーム。メームを深く傷つけてしまったとウェーンは自分を責めます。枕の下に忍ばせた拳銃を取り出したところでスアに見つかってしまい、銃を取り上げられてしまいます。「妹の性格は良く知っている。あの子は、私を絶対に許さない」と泣きながら話すウェーンに「今は腹を立てているかもしれないけど、何日か経てば絶対にちゃんと分かってくれるはず」と慰めます。「死んでしまいたい」ともらすウェーンを、スアは一生懸命なだめるのですが、ウェーンにはメームが許してくれるとはとうてい思えずにいるのでした。

残酷すぎるシーン。。。涙をこらえるメームがよかった。

最悪なかたちでスアとウェーンの関係を知ってしまったメーム。泣き出してしまうのをこらえて、「どうして話してくれなかったの?」とウェーンに告げたときの表情がすごくよかったですね。「話を聞いて!」と弁解しようとするウェーンでしたが、あんな状況では弁解もなにもあったもんじゃないでしょう。こうなることが分かっていたはずなのに、スアもウェーンもメームに隠していたのだから・・・自分を責めるウェーンに対し、「いつか分かってくれる」とまるで他人事のスア。実際には他人事なんかではなく、自分も当事者のひとりなのに、ちょっと軽く考えすぎなのではないでしょうか。メームはこれからどうするのでしょう。早まったことをしなければいいですね。


第17話
メームとのことで店に行く気力もないウェーン。心配したリリーが電話をかけてきます。メームに秘密がばれてしまったことを話すウェーンに、リリーは驚きながらも「メームが店に来たら、話をしてみる」とウェーンに話します。メームはジャンダーラーに「これからさき、私には姉妹なんていない。己自身よりも私のことを愛してくれる人なんていないと分かった」と、ウェーンへの復讐を誓います。店に現れたメームは、リリーまでもスアとウェーンの関係を知っていたことを知り激怒。「姉さんだって言おうとしてたけど、チャンスがなかった」と弁解するリリー。「彼に恋人が出来ても祝福するって言ったでしょう?」とメームをなだめますが、もうメームにはリリーの言葉など届かないのでした。

メームとウェーンの話を聞いたジョットは、リリーを慰めに行きます。ふたりで入ったカフェにインカーがいました。インカーにいち早く気付いたリリーは、ジョットに促され店を出ようとします。リリーたちを呼び止めたインカーは、いきなりジョットにケンカを売ってきます。「やめなさいよ」と止めに入るリリーを「おまえは関係ない」とさえぎり、ジョットに掴みかかるインカー。店内にも関わらず殴り合いになってしまいます。テーブルの下にもぐりこんだインカーにこぶしを向けようとしたジョットでしたが、インカーは銃を向け凄みます。そんなインカーに、今度はリリーが銃を。どうにかその場は収まります。メームはその頃、ジャンダーラーと共にスアに対する復讐を誓っていました。

その日はウェーンの誕生日。リリーと一緒にお寺へタンブンに訪れたウェーンですが、相変わらず気分は晴れません。夜、スアやジョットも一緒にレストランで食事をするのですが、その店に偶然メームとジャンダーラーが現れます。声をかけることもせず立ち去るメームに、ウェーンは「本当に妹を失ってしまった」と改めて辛い気持ちになります。話をしようとするウェーンを「今はやめておこう」とスアがとめます。リリーもメームと話そうとしますが、ジョットにとめられてしまいます。気分の晴れないまま食事を終えたリリーを見て、ジョットは「悩んでないで、僕らも結婚のことを考えよう」と明るく言います。しかしそこへ何者かが猛スピードで車を発進させ、ふたりはあやうくはねられそうに。車はもちろんインカーが乗っていました。

ウェーンはスアに、スアと別れてメームを取り戻したす決意をしたことを話します。話を聞いたスアには、ウェーンの言うことが理解できません。「あなたとはもう付き合えない」というウェーンに不快感を露にします。「僕が悪かったということか」とウェーンに食ってかかるスア。「僕が君を好きになったから、君と妹が反目しあうようになった。つまりは僕のせいということなのか」と言い、スアは部屋を出て行ってしまいます。自分の店に戻ったスアは「まったく分からない」と苛立ちを見せますが、ジョットはそんなスアを冷静になだめます。しかしジョットにいくら慰められても、スアにはウェーンが自分の幸福を捨ててまで妹を取り戻したいという気持ちが分からないのでした。

インカーに銃を向けるリリー。本当なら、いつも銃を持っていることを疑わなければならないはずなのに・・・

ウェーンとスア、結局は自分のことしか考えていなかった・・・というわけではないのでしょうけど、メームにはそう見えてしまっても当然だと思います。さらにウェーンはスアに、自分が「サーイサモン」だということまで偽っているわけで・・・。もちろんスアも警察組織の人間であることをメームに隠しているのですが、もともと結ばれるべき運命ではなかった、ということでしょうか。ジョットから当然のように結婚するものだと言われ、うれしく思いながらもこのままじゃいけないと思い始めているリリーとは対照的な、ウェーンの煮え切らない態度。こういう役はタイドラマならではですよね。相手のことを思ってのつもりが、実は一番相手を苦しめているという・・・このお話は、最後誰も幸せにはなれないような気がしますね。


第18話
メームの部屋を、リリーが訪ねてきます。「話がある」というリリーに「話すことなんてない」と扉を閉めようとするメーム。リリーの後ろには、ウェーンがいました。「あなたには話すことがなくても、私にはあるの」と部屋に入ってくるウェーン。ジャンダーラーはメームに加勢します。「ここはメームの部屋。メームに従うべきでは?」というジャンダーラーに「あなたには関係ない」と敵意を見せるリリー。しかしメームは、リリーやウェーンよりもジャンダーラーの言葉を優先します。変わってしまったメームに、リリーは愕然としますが、ウェーンは「あなたのことが大好きだから、元の関係に戻りたい」と訴えます。無理やり話を続けるウェーンに銃を向けるメーム。ウェーンはメームの怒りが深いことに傷つきます。

自分の部屋に戻ってきたリリーは、何者かに狙撃されます。たまたまジョットも一緒だったため事なきを得ましたが、リリーは「絶対にインカーの仕業に違いない」と言い出します。リリーを仕留め損なったインカーは、ジャンダーラーから「こんなことも満足にできないなんて」とあざ笑われますが、「次こそは絶対にしくじらない。リリーを絶対殺してやる」と呟きます。その言葉を耳にしたメームは「どういうこと?」と驚きを隠せません。「お前には関係ない」とさえぎられてしまいます。「誰にだって、好きになる人を選ぶ権利くらいあるでしょう?」と言うメームに、ジャンダーラーは「それならあなたのお姉さんにだってあるんじゃない?」と、痛いところをつかれます。

インカーを尾行していたジョットは、インカーが橋の上から皮に飛び込むのを見て自殺したのではないかと勘違いし、慌てて探し回ります。川岸ではとある要人が釣りを楽しんでいました。ボディーガードに「お前は何者だ」と尋問され、「怪しいものじゃない」と弁明するジョット。そこへ銃声が聞こえます。水中からインカーが要人を暗殺したのでした。とっさにジョットはインカーを追いかけ、取り押さえます。スアたちの前に連れてこられたインカーは、誰に頼まれた仕事か聞き出そうとしますが、インカーは口を割りません。ジョットはジャンダーラーのもとへ出向きますが、出てきたメームに驚きます。ジャンダーラーとメームに尾行をつけますが、尾行に気付いたジャンダーラーは部屋に忍び込み情報を探っていたスアの部下を刺し殺してしまいます。

部下の異変に気付いたジョットたちは、ジャンダーラーの部屋を訪れますが、そこにあったのは変わり果てた部下の姿でした。インカーの出生を調べるうちに、インカーには身寄りがなく、盗みや暴力を繰り返し生きてきたことが分かります。ジャンダーラーがサーイサモンの一員ではないかと感づいたスアたちは、インカーを再び拷問にかけて真実を暴こうとします。「サーイサモンの残りの二人が誰なのか言え!」と詰め寄られ、インカーはあまりのバカバカしさに大笑い。「3人だ」と不敵な笑顔を見せるインカーに、ジョットは怒り心頭。「知りたければ教えてやる。お前の女だ」とスアに告げるインカー。スアもジョットも言葉を失います。「ウェーンと、メームと、リリーだ」と再び声を上げて笑うインカーに、スアとジョットは凍りつきます。

正義の側がこんな拷問をするなんて・・・だってこのあと電気ショックですよ?!

なんだか・・・スアとジョットがインカーを拷問するシーンでは、インカーに同情、というか、警察組織なのにあまりにも卑劣な拷問をしていたスアたちに嫌な気分になってしまいました。最後インカーの口から、サーイサモンが誰なのか告げられるシーンでは、なんだかソムナムナー!(ざまぁみろ!)という感じでしたね。愛した女が実は敵だった、という・・・ありがちなストーリー展開ではあるけれど、メームにしたことを考えると、スアを幸せにするわけにはいかないような気がしてきました。ところで、このドラマ、来週で終わりのようです。22話で終わりなんて、この枠のドラマにしてはかなり短いんですけど・・・最後きっちりわかりやすく終わって欲しいですね。

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