もうすぐ選挙です。

ハッキリいって、うちは自宅の前の道がいわゆる「抜け道」になっているため、住宅街の中の道路にしてはわりと交通量があります。なのでそれに比例して選挙カーも通り抜けていく回数が多いのですが・・・

娘が起きるので住宅街では「おねがいします！！」などと叫ぶのはやめてください！！！

まぁ、そんなことはさておき「選挙」、今回の投票率はいったいどうなんでしょうね。

私は、どういうわけだか詳しいことは知りませんが「19歳で投票デビュー」したので、それ以来ほとんどの選挙にはちゃんと投票に行っています。なんて言うとたいていの人は「へ～すごいね」と言いますが・・・これはすごくもなんともないことで、国民の義務として当然のことです。もちろんちゃんと候補者のこともチェックしますし、特定の政党に肩入れしたりはしません（あっ、でも自民党には入れる気にならないなぁ・・・）。よく「自分が投票したからって何も変わらない」という人がいますが、そう思うのは勝手ですけどやっぱりどこかが変わるのです。

だいたい選挙にでたいような人は、はじめはあれもやりますこれもやりますで威勢がいいのですが、実際に当選してみると結局はなにもしない。今回の選挙とはちょっと違いますが、改革派の若手知事などはたいてい「議会の反発」という洗礼を受けて、いじめられたり辞めさせられたり・・・思いを遂げるのは難しいのです。うちの近くでは、「新幹線の新駅建設凍結」を掲げて当選を果たした女性知事さんがいますが、彼女もまた議会だのなんだのの軋轢のなか孤軍奮闘しておられます。学生時代に、知事の講演を聞いたことがあるのですが、ものすごく普通のおばちゃんでした。そしてごくごく普通の目線で「琵琶湖の水質を守ろう」と活動しておられました。そういった「普通出身」の人は、政治の世界では叩かれる。本当に政治の世界とは化かし化かされの世界です。

日本は政治家がダメだという人がいますが、そのダメ政治家を選んだのは国民・・・つまり「政治家がダメ」なのではなく「国民がダメ」なのです。

今回の選挙もきっと投票率はいまひとつなのでしょう・・・でも「なにも変わらない」でもいいじゃないですか。あなたが選挙に足を運ぶことで、あなたのまわりの人がなにか感じるかもしれない。政治の世界が目に見えて変わることはないかもしれないけど、あなたが投票に行ったことで、誰かのなにかが変わるかもしれないのですよ。

変わらずにいること、というのは、案外難しいものです。日本人の、日本のおおもとは変わらないまま、より良い方向に向かっていくためには、やはりみんなが、ほんのちょっとでもいいからちゃんと考えなければならないのですよ。