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ちょっと意外な結末?!「ヤークダイインワーラッガン」

2010-07-03 | タイドラマ・タイ映画
映画を観たらレビュー!と思いつつも、観たら力尽きてしまってなかなかレビューにまでたどり着けないのですが、もういい加減レビューしないと忘れそうなので・・・「อยากได้ยินว่ารักกัน/Best Supporting Actor」、日本語で言うと「愛してるが聴きたい」という感じなんですけど、まぁ英題のほうが内容をよく表してるかな。

音楽好きの青年ソーンは、友人たちどバンドを組み、パブで演奏していましたが、なかなか客を集められず、とうとう解雇されてしまいます。仲間たちはそれぞれ地元に帰ったり、新たな生き方を探そうとするのですが、親に「大学に進学する」と言ってバンコクに出てきたソーンにはとても実家に帰る勇気はありません。途方に暮れて家に帰る途中、チンピラに絡まれ、さらに家に着くと立ち退き要請の紙が・・・でもそんなソーンを助けてくれたのは、幼馴染で誕生日も一緒、それなのに立ち位置は天と地ほども違う友人のガーオでした。

子供の頃から女の子にもモテモテでいつも日のあたる場所にいるようなガーオは、高級コンドーに一人暮らし。美術を学んでいるイケメンで、昼夜構わずしょっちゅう彼女らしき女の子からの電話が鳴り止まないようなプレイボーイ。成り行き上、彼の部屋に居候することになったソーンは、さっそくアルバイトを探します。とある一軒のCDショップで働くことになるのですが、店を挟んだ向かい側の通りにある屋台にいる一人の女の子に目が釘付けになります。

そしてとうとう、ある日その女の子が自分のいるCDショップにCDを買いに来るという大事件が!店にそのCDはあったものの、彼女と関わりを持ちたいソーンは思わず「CDは今在庫がなくて・・・」と嘘をついてしまいます。彼女はノーという名前で、CDが入荷したかどうか何度も店に足を運ぶうち、ソーンともいつしか仲良くなっていきます。

いつも自然体で飾らないノーの思わせぶりな態度に振り回されながらも、ソーンは毎日が幸せでたまらないのでした。そんなとき、もうすぐノーが誕生日を迎えることを知ります。自分にできるのは、音楽だけ・・・そう思ったソーンは、自分で歌を歌い、CDにプレスしてプレゼントしようとするのですが、誕生日パーティーの行われたクラブで、ノーにとびっきりのサプライズを用意したのはノーの恋人でした、そして最悪なことに、ノーの恋人は、ソーンの友人ガーオだったのです・・・。


この映画のよかったところは、「どうせそうなるんやろ?!」という結末にならなかったところですかね。普通、この展開だったら・・・ね。でも結末はかなり意外な展開で、ちょっとびっくり、でも「人生って、そういうもんだよね」と言う妙な納得感で観終わったのでした。決して開き直りとかじゃなくて・・・うまくいえないけど、「ありきたりの毎日を過ごせることも、実はかなり幸せなことかもね」とでも言いましょうか。とにかく、ベタな結末の多いタイ映画にしてはちょっとびっくりの結末でした。おもしろかったですよ。

で、この映画のヒロイン、ノーを演じてるMaeちゃん・・・私がこの映画を観ようと思った原因は、彼女にあるんです!!



Flukeの彼女役なんですよ!!このMVのほうを先に観ていたので、「なんだぁこの生意気そうな女は!!」と思ってましてですね・・・でもこの映画でもこのMaeちゃんはそういう感じ、というか、さばさばした自然体な感じだったので、まぁきっとそういう子なんでしょうね。

結構音楽も良くて、なかなか意表をついた終わり方だったので、タイ映画にちょっと飽き気味の方なら楽しめるのではないでしょうかね。


トレーラーはこちら。