かくて“物語”は紡がれる---。

本日（28日）発売の西尾維新・著「猫物語 黒」買って来たにゃー。
あの「物語」シリーズ最新作にして、これまで断片的にしか語られていない、ゴールデンウィーク中（※「傷物語」後～「化物語」開始までの間）に羽川が出遭った事件の詳細が遂に語られる、それがこの「猫物語 黒」な訳で。
ともあれ早速…まぁ、さすがに全編じっくりと読むには、もう少し時間が必要なので、まずは序盤だけ、残りは要所を把握しながら、第禁話「つばさファミリー」を最後まで読み進めてみたのですが…序盤の100ページ近くを妹達（主に月火）とのトンデモ会話で使い果たすとは、これぞ正しく物語シリーズの真骨頂と（ぉ
それにしても「ねんぷち」とか「井口裕香さん」なんて単語が普通に飛び出したり、忍ちゃんの“アレ”についてのなにかしらを匂わせるあたり、アニメ化に伴なうメディアミックスの彼是は、更なる会話ネタの強化に繋がったのは間違いないようでｗ
果たしてクライマックスには、なんとも衝撃的、かつ圧倒されるページも存在していて、私的にはまだこれからじっくりと読み進める段階ながら、この「猫物語 黒」も本当に面白い作品に違いないと。



既報として、来る10月には「猫物語 白」＞第懇話「つばさタイガー」、続く12月には「傾物語」＞第閑話「まよいキョンシー」の刊行が予定されている次第ですけど、今回更に続巻の刊行予定がアナウンスされ。
それによれば2011年3月に「花物語」＞第変話「するがデビル」、2011年6月「囮物語」＞第乱話「なでこメドゥーサ」、2011年9月「鬼物語」＞第忍話「しのぶタイム」、そして2011年12月に「恋物語」＞第恋話「ひたぎエンド」という流れで、実に3ヶ月に1冊のペースで「物語」シリーズの新作が読めるという、なんとも期待を膨らませずにはいられない展開に。
初秋発売予定の「コンプリートガイドブック」に掲載予定の短々編「ひたぎブッフェ」「まよいルーム」「するがコート」「なでこプール」「つばさソング」に留まらず、まさか羽川と八九寺に続き、神原・撫子・忍・ガハラさんの長編新作が登場するなんて、正しく“まだ物語は終わらない”と。
たぶん「鬼物語」の内容は忍、もといキスショットの過去、つまりは「傷物語」で語られた1人目の眷属との---、



---なんて考えも巡らせていたら、本書付属の告知チラシにて、遂に西尾維新アニメプロジェクト第3弾「傷物語」製作決定の一報が！！
これはもう予定調和だったとは言え、遂に正式発表となった「傷物語」アニメ化には、ただただ喜びの声を上げるしかｗ
そして既に公式でも「傷物語」のキービジュアルが公開されている次第ながら、渡辺明夫さんが描き下ろされたキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードのイラストを見れば、おそらく「傷」も「化」そのままのスタッフで制作されるのではないかと。
まだ公開媒体は不明ながら、一部では劇場版でという声も聞かれるだけに、シリーズ史上でももっとも完成度が高いとされる「傷物語」が大スクリーンで、そして一気に楽しめるのならば、個人的にもその線を望みますかね。
そしておそろくストーリー毎の主題歌は、キャスト変更が無ければ平野綾さんが担当することになるのでしょうけど…ドラマCD「佰物語」ではまともに喋っていないだけに、いったいどんなキスショットを演じられるのか、其方も楽しみですわ。