向いのご主人からお庭でつくったというグリーンピースと大福豆をいただく。採れたてだから見ただけでおいしそうだ。さっそく豆ご飯にして食べる。甘い味がほのかに口にひろがる。ご主人はぼくより三つくらい年上。毎日天気の良い日は庭仕事をされている。お庭の手入れが行き届いている。見習わなければと思うけれど、ぼくは不精なので口ばかり。
日頃はあまり言葉をかわすことがない隣のアパートに住むひとり暮しの年長者の方が、声をかけてくる。「突然に目が暗くなった感じになつて眼科に行ったら、大きい病院に行ってくださいと紹介状を貰って行ったら、即入院だった。恐かった」と、話される。話しを聞いていると軽い脳硬塞のようだ。一通り話しを終えられたら、「話しを聞いていただいてありがとう」と安心したようなお顔で帰られた。都会でのひとり暮しが不安なのだろう。町には子どもの姿がほとんどない。この町も高齢化している。人に繋がる町が薄れていっているような気がする。
日頃はあまり言葉をかわすことがない隣のアパートに住むひとり暮しの年長者の方が、声をかけてくる。「突然に目が暗くなった感じになつて眼科に行ったら、大きい病院に行ってくださいと紹介状を貰って行ったら、即入院だった。恐かった」と、話される。話しを聞いていると軽い脳硬塞のようだ。一通り話しを終えられたら、「話しを聞いていただいてありがとう」と安心したようなお顔で帰られた。都会でのひとり暮しが不安なのだろう。町には子どもの姿がほとんどない。この町も高齢化している。人に繋がる町が薄れていっているような気がする。