永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

小倉競馬場。〈ボヘミアンの旅風景?北九州小倉南編〉

2012-04-16 15:50:13 | アート・文化
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絵・小倉競馬場。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ


モノレール小倉駅から都心の景色を上から眺めながら10分ほどで競馬場前駅に着きます。通りの並木と競馬場内の豊かな緑が施設を包んでいます。場内は緑地を備えた公園のようです。小倉競馬のシーズンともなると、美しい姿態の競走馬を間近に見ながら楽しむ家族連れの憩いの場にもなっています。

昨年9月から北九州の町風景を求めて訪ね歩くボヘミアンの旅は小倉南区で終点になりました。我ながらよくよく歩いたものです。旅先ではその地の人とふれ合うことが多々ありやさしくしていただきました。時には町中で見かけぬ人物として不審がられもしました。そこは一心不乱スケッチ片手に風景ショットをしていたからか珍しがられ絵を覗きこまれ会話に発展しました。またつぎのテーマを探してから新しい旅を考えようと思います。







みやこ町の黒田神社鶏楽・神幸祭。

2012-04-15 11:13:32 | アート・文化
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ボヘミアンは民族芸能に興味があり、なんぼ技術や科学が進歩しても、代々土地々に伝わる語り伝えや祭りなど、土着が現代の暮しや文化をつくっていると思っています。旅のルートを変更して、みやこ町黒田の黒田神社鶏楽・神幸祭を採集してきました。
 黒田天満宮に初めてにわとり楽が奉納されたのは、1696(元禄8)年。黒田村に疫病が流行し、村人は黒田神社に「疫病退散」を祈願し、にわとりを真似たにわとり楽を奉納したことが始まりだそうです。
 黒田楽(にわとり楽)は、300年以上もの間、中断することなく受け継がれて、現在はこの伝統行事を絶やさないよう子どもたちに継承しているそうです。
 子どもたちがかわいらしく横笛、太鼓、鉦の音色に合わせてリズミカルに神幸祭の渡御に先立ち、黒田天満宮の境内で、車座で舞い踊っていました。舞いの中では、にわとり楽の由来を昔ながらの言葉で述べています。踊りの輪の中に楽師匠の方が、大うちわを持ち子どもの楽に調子を合わせながら、舞を導いていました。
貴重な民俗芸能です。









徳力嵐山口。〈ボヘミアンの旅風景?北九州小倉南編〉

2012-04-14 08:53:27 | アート・文化
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絵・徳力嵐山口。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ


モノレールが322号線から分かれて志井方面へ大きく湾曲するポイント、嵐山口柴川にかかる桜橋から見た風景です。浅瀬を持つ柴川の脇は自然の状態を保っており、延々と桜をはじめ木々が続いています。嵐山口の地名の由来ははその名のとおり旧小倉藩主が京都の嵐山の名からつけたそうです。小倉北都心から小倉南区を結ぶモノレールは開通して25、6年くらいになるのでしょうか。流行りのラッピングで施された車体は、高架下を忙し気に連なる車を尻目に軽快にカーブしながら走ります。   



小倉南区・曽根干潟。〈ボヘミアンの旅風景?北九州小倉南編〉

2012-04-08 20:10:51 | アート・文化
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絵・曽根干潟。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ


小倉都心から国道10 号線を車で30分ほど、JR下曽根駅を過ぎる辺りから左折して貫川沿いに東進、曽根新田を抜けると堤防に突き当たり、その先に曽根干潟は広がります。干潟には漁船が底を委ね、サギが餌を啄んでいます。茫洋とした沖合いに目を凝らすと北九州空港連絡橋が見えました。視界を遮るものは何もなく、日常の喧噪が吹き飛んで爽快な気分になります。







北九州空港。〈ボヘミアンの旅風景?北九州小倉南編〉

2012-04-06 14:40:32 | アート・文化
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絵・北九州空港。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ


小倉駅からバスに乗って北九州空港をスケッチしてきました。この空港が苅田沖に開港してから6年くらいになるでしょうか。洋上空港です。高速道路を経由して、空港を繋ぐ連絡橋はまさに海の上を走っている気分で爽快です。空港建物は航空機の利用だけでなく、買物や食事ができて館内そのものを楽しめる施設になっていました。展望デッキからは滑走路の向こうに空と海が限り無く拡がっていて、雄大な景観をパノラマに眺望できました。