永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

豆ご飯と町と人の繋がりのこと。

2010-05-25 09:58:43 | 日記・エッセイ・コラム
向いのご主人からお庭でつくったというグリーンピースと大福豆をいただく。採れたてだから見ただけでおいしそうだ。さっそく豆ご飯にして食べる。甘い味がほのかに口にひろがる。ご主人はぼくより三つくらい年上。毎日天気の良い日は庭仕事をされている。お庭の手入れが行き届いている。見習わなければと思うけれど、ぼくは不精なので口ばかり。
日頃はあまり言葉をかわすことがない隣のアパートに住むひとり暮しの年長者の方が、声をかけてくる。「突然に目が暗くなった感じになつて眼科に行ったら、大きい病院に行ってくださいと紹介状を貰って行ったら、即入院だった。恐かった」と、話される。話しを聞いていると軽い脳硬塞のようだ。一通り話しを終えられたら、「話しを聞いていただいてありがとう」と安心したようなお顔で帰られた。都会でのひとり暮しが不安なのだろう。町には子どもの姿がほとんどない。この町も高齢化している。人に繋がる町が薄れていっているような気がする。



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2 コメント

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ボクは犬散歩の時に知らない方でもなるべく声をか... (春休みのデッサン室)
2010-05-25 14:09:42
ボクは犬散歩の時に知らない方でもなるべく声をかけます。
(相手のようすや表情を観察しながらね。うざそうに思われそうならしませんが。)

お年寄りの場合、服装やはきものに注意します。
「徘徊」ってことがありますから。
子どもたちにも楽しく声かけしたり、時には注意したり
おせっかいをやいています。

一人住まいのお年寄りのお宅も注意します。
時にはそれとなくご近所に様子を伺います。
猫や犬にも声をかけます。

仕事もコミュニケーションデザインを目指したい今日この頃です。

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春休みのデッサン室さん、ありがとうございます。 (hiro)
2010-05-25 19:04:11
春休みのデッサン室さん、ありがとうございます。
昨今、時代が縮んでしまったような感じになってコミュニケーションが遠くなってきたのかなと感じます。声をかけることは、結構勇気のいる時代になりましたね。でも、声をかけることがコミュニケーションのきっかけですものね。
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