永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

海峡を抜けたら風の情けの町、門司港。

2014-12-31 08:45:13 | アート・文化
めかりの山に沿うように湾曲した遊歩道からの眺めは、海峡の上に広がる抜けるような高い空と、右手と正面に連なる山の深い緑で門司の先端を形作っています。
このあたり一帯は、遠い時代ですが昭和の戦前・戦中は地形的に、天然の要塞として国防の役目を担っていたそうです。
現在は、大きな鳥居があるめかり入口線路踏切り横の船溜りには海上保安庁第七管区の巡視船基地があり、関門国際航路の要衝として保安を担っています。
左手の狭隘な関門海峡を交互に進入する東西の流れと潮騒の音、そして環状的な風景は海峡絶好のビューポイントです。見飽きることはありません。


〈C〉画著作 永野宏三


江戸の名残り曲里の松並木〈八幡西区黒崎〉

2014-12-30 05:31:00 | アート・文化
八幡西区黒崎に現在も残っている旧長崎街道の一部、曲里の松並木です。
辺りはビルが林立していて、空の形が四角に区切られた眺めばかりの今ですが、深い松の木立の隙間から見える空に、江戸の名残りを感じることができます。


〈C〉画著作 永野宏三

青空のかなたに、海の上のゲート。北九州空港

2014-12-29 06:50:40 | アート・文化
北九州都市高速道路を経由して、空港を繋ぐ連絡橋はまさに海の上を走っている気分で爽快です。
北九州空港は海上空港です。展望デッキからは滑走路の向こうに周防灘、空と海が限り無く拡がっています。


〈C〉画著作 永野宏三


小倉のポストモダン、紫川沿い風景。

2014-12-28 07:54:56 | アート・文化
勝山橋から室町に向けて、 ガタ、ガタ、ゴーッと西鉄の路面電車が走っていた頃が懐かしく、室町界隈はすっかり変貌してしまいました。
紫川沿いに複合施設の建物と隣の小倉城のコントラストが斬新な街の様相を見せていますが、この界隈の昔を知る者にとっては微妙にそして複雑な郷愁を懐かしむところでもあります。


〈C〉画著作 永野宏三

町割りになつかしい名残り。小倉大門から室町へ。

2014-12-27 09:12:33 | アート・文化
歴史ある町名を持つ室町と大門を抱える小倉北区西小倉駅前界隈です。戦前、戦中は一帯が旧陸軍師団の要衝でした。
室町一帯は再開発されて、すっかり町の様相が変わってしまいました。再開発前はダイエー、玉屋、小倉北区役所などがあり、城下町らしく、しっとりした風情のある小倉らしい町でしたが、現在は福岡や東京の街並と同じような風景になってしまいました。


〈C〉画著作 永野宏三