永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

兆し、春の予感。

2014-01-28 09:48:54 | 日記・エッセイ・コラム
少しですが、陽が長くなってきました。一月中ごろまでの陽に沈みは5時ごろになると薄暗くなっていたのですが、いまは6時まで明るいです。まだ寒さは厳しいですが空気感に春の兆しをちょっぴり感じることができます。庭の梅も芽がちらほら顔を出してきました。年度末の書類や連絡ごとが送られてくるようになりました。


知らぬ間の変化。

2014-01-23 11:10:42 | 日記・エッセイ・コラム
昨年の秋口から左足ふくらはぎに、足を伸ばした時にビリッと電流が走ったような感覚を感じだして、最近その症状がひんぱんに起き出して気味悪くなり、家人から尻をたたかれ整形に行き診察を受けました。レントゲンを撮りましたが異常はなし。次にドクターがふくらはぎを念入りに触診を行い、結果は肉離れ。「なにか激しい運動をされましたか?」。「いえ、特にしていません」。「ああ、加齢にからきたものですな」。がっかり、気は若いつもりでもからだは正直です。


清張世界に浸りました。

2014-01-20 11:42:59 | 日記・エッセイ・コラム
なぜかこのところ松本清張にはまってしまいました。もともと清張世界の引力にはひきつけられていたのですが、ことしになってあらためて清張作品を読み直しはじめました。
いま日本は土台に変調の兆しがあちこち出てきましたので、清張さんだったらいまの時勢をどう見るのかなと思ったのです。清張さんの俯瞰する眼を通して先を読む表現作品から時勢を見ると意外と事象の成りを紐解くことができたりします。
ぼくの所有する清張作品の本が足りない時は図書館から借りて読んでいます。この流れに乗って、いま北九州の松本清張記念館で開催されている「北九州市と松本清張展」も昨日見てきました。またタイミングよくテレビ朝日系で土日の二日間で放映された松本清張スペシャルも見ました。昨日の「黒い福音」は、原作の時代背景がよく表現されていてリアルに迫ってきました。今朝の毎日新聞に戦後、アメリカからの日本のこどもたちへの物資援助である「ララ基金」のことが紹介されていましたが、「黒い福音」はこの「ララ基金」がキーワードになっているので、なにか妙に時代の接点みたいなものを感じました。
新聞にもありましたが「ララ基金」の主な物資はパンの小麦粉と脱脂粉乳です。ぼくには小学校低学年のこどものころに経験があるのですが、給食に必ず出ていた脱脂粉乳でできたミルクが臭くてどうしても飲みこめず、こっそり、となりの学友にあげていました。その友人はおいしそうに飲んでいたのですが、あるとき担任の女先生にそのことが見つかって、こっぴどく叱られた苦い思い出があります。その先生は栄養不足に成りがちな当時のことでこどもにしっかり栄養をと考えてのことだったと思いますが。
まだまだ十分に咀嚼してないところもあります。いつになるかわからないけれど、たぶん終わりのない清張世界に溺れそうです。



筆致、画家の息遣い。

2014-01-05 11:12:23 | アート・文化
昨年から広報でPRされていた下関市立美術館の「オランダ ハーグ派展」を観てきました。関門の天気が良かったこともあり、流れで気分良く鑑賞できました。
それぞれの画家たちが絵を描く表現と技法や絵の具のマチエールを観察するのが目的でしたが。作家により対象物への視点により絵の具の塗りの違いが解り、収穫ありでした。色と色の境目に作家の息使いが伝わってきます。
こんどの展覧会を観る目的はゴッホとモンドリアンの作品で、主催者が最も展示に力を入れていたのが伺え、観る方にも満足ありでした。ゴッホとモンドリアンはやはり作家の思想と個性が表現に強く出ていて、観る者をぐいぐい惹き付け圧倒させます。特にモンドリアンの風車をシリーズで描いた絵は、描くほどに構成と色彩の変化していくのが解り、作者の画家としての思想が顕著に現れていました。観て得たものは大いなる刺激の余韻でした。


新年は、やはりヨハン シュトラウスで目覚めました。

2014-01-02 13:55:09 | 日記・エッセイ・コラム
新しい年は静かに、そして最高のイーン フィル コンサートで明けました。
年明けのムーブメントはなんといっても、ウイーン フィル ニュー イヤー コンサートでないと、年が明けた気がしません。待ちに待って、衛星TVをオンにしボリュウームをいっぱいに上げて、ことしもウイーン フィルを堪能しました。指揮者は毎年変わりますが、演奏される音はもちろんですが、個性溢れ指揮者をはじめオーケストラ全員のパフォーマスが抜群でした。
ウイーン フィル ニュー イヤー コンサートといえば、やはりヨハン シュトラウス。中でも、やはりシュトラウスのポピュラーであり馴染みの音「美しき青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」、最高にgood!でした。一日たってもも耳の奥とからだ中に余韻が残っています。