永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

対照的な町。そしておもちゃのこと。

2010-05-08 15:32:58 | 日記・エッセイ・コラム
八幡で北原コレクション展を見る。コレクションは何度も見ているせいか、あまり感動は涌いてこない。八幡イノベーションセンターが北原コレクションをそのまま企画買い展示のせいかもしれない。ぼくの性格からくるものか、人が集めたおもちゃにはしっくりこない。やはりおもちゃは自分の眼の感覚で集めないと自分のおもちゃにはならない。
枝光の町をあまり知らないので、辺りを歩いてみる。旧八幡製鉄本部事務所(現在はホテル)下の商店街に行ってみると、町は時間が止まったままの昭和30年代の雰囲気。たぶん製鉄が活発なころは相当の賑わいであったろうと思われることが想像できる。商店街にはスピーカーから、大きいボリュームで演歌が流れていた。その音がかえって町全体にうら寂しさを醸し出していた。
駅の方に戻ると、スペースワールドのジェットコースターからの歓声が響いてきた。駅前の再開発された現代的な街と今しがた歩いた枝光の下町。対照的な街の表情は、ビル&スクラップを繰り返す北九州を象徴しているかのように思えた。



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