永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

金槌で釘を打つポーズのデッサン。

2010-10-30 11:43:36 | アート・文化
金槌を握って釘を打つポーズを正面から俯瞰したの絵を描かなければならなく、簡単に描けると思い頭の中でイメージしてデッサンをはじめると、これがなかなか描けない。手のグリップといい肩と腕の角度など陳腐なかたちになった。
奥さんに金槌がわりに太めのマジックを握ってもらいポーズをとってもらってデッサンのやり直し。最初のデッサンとはまるで違う。ものを観ることがデッサンとはわかっているが、基本をいい加減するとかたちにならない。反省。


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傘修理大学病院。〈C〉永野宏三・ひろみプロ



育て、育てられ、猫扶養。

2010-10-28 06:37:01 | 日記・エッセイ・コラム
例年になくはやく寒くなってきたのか同居猫も寒さに異変を感じています。うっかり忘れていた年に一度の予防接種をしてきました。一匹の同居猫は13年、あと一匹は3年になりますが、検診の結果、年寄り猫は元気そのもの、でも歯は3本しかない。若い猫は先輩猫と気がなかなか合わないところからくるストレスと食べ物からくるアレルギーで皮膚がガサガサ。性格は繊細であるようです。指導を受けて病院のキャッツフードに切り換えることにしました。病院から帰って猫のためにコタツを入れました。


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わたしの冬のソナタ。〈C〉永野宏三・ひろみプロ



より深く、秋の設計。

2010-10-26 15:42:04 | アート・文化
とたんに寒くなってきました。風流と云う言葉がありますが、季節は風の流れがつくるのでしょうか。秋を楽しんでいる最中に錯乱させるような天気の変化は気まぐれな面も持っているようです。冬に向っている黄昏れの季節でもありますから、こういう天気も風流に楽しまなければいけないのかもしれません。


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深い秋。〈C〉永野宏三・ひろみプロ


不思議なありえないできごとに遭遇したこと。

2010-10-22 20:50:58 | 日記・エッセイ・コラム
門司駅発、日豊本線中津行きの電車に乗って座席につくと、向こう隣の席に座っている人が小さい鏡を手に眉毛に眉墨(この表現はかなり古い)を描いていた。ああ、今的に公衆の面前で女性が化粧をしているなと思ったが、よくよく見ると一瞬えっ!と唖然としてしまった。なんとそれは小太りの30代前半くらいの男性だった(間違いなく男性と認識)。おしゃれで自分の眉毛に描き足しているのだろうか。よくよく考えると、男性でも今は眉毛を手入れしていてカットしている人が増えてきた。ぼくは床屋に行った時に床屋の主人が勝手に伸び切った眉毛の端はしをカットしてもらうくらい。時代はますます境目がなくなってきたと思った。


時代の生き方。

2010-10-20 10:06:21 | 日記・エッセイ・コラム
今巷では古いものの考え方は時代にそぐわないということを『昭和の考え』と云うらしいです。
昭和と云う時代はもう21年前に終っているのですね。地方都市は平成になってそれまでののんびりしていした町の風景が、そろそろと云うかやたらと町が街になり公共空間が綺麗になっていったような気がします。いわゆる国あげてスクラップ&ビル化していったのだと思います。いわゆる新しいものがいいと云う考えでしょうね。
人の行動や考え方を昭和の考え方でやると今の進歩的な生き方をする人たちからすると一刀両断で切り捨てられるらしいです。つい最近までアブレッシグな生き方というのがもてはやされましたけれど、そういう世界の『考え』方からするとぼくなんか典型的な『昭和の考え』方人間になるのでしょう。
時代は不況からくるのか殺伐とした空気感が漂っている感じがするのですが、それとは裏腹に街には超高層ビルや超現実的な店舗デザイン、ハイブリッドなる最新の車などがますますきらびやかな装いを見せているような気がします。また、経済を促進するためにエコをキーワードにしたイベントなどが多くなってきたような気がします。
新しい構造をつくる時代はいいのですが、何かたいせつなものまで忘れられたり捨てられてしまったりと失っていったものがあると思います。メンタルなものの思考は個人それぞれの座標軸の違いがあって当然だと思いますが、今の時代からすると『昭和の考え』は個人の思考まで切り捨てられるのかなと思ったりします。