中学生時代からの友人N君から電話がある。昨年10月の同窓会に会った以来だ。あれから九ヶ月も経っている。とにかく月日が過ぎ去るのが早いような気がする。その間に僕は何をしていのだろうと振り返ってみると、さほど、これといったこともない。ただ季節の変化、節目にカレンダーを確認していたような気がする。
N君と東京オリンピックの時代の話しになる。町には生活の匂いがあり、子どもも町に住む人との会話があったことが、N君と話していると記憶から蘇ってくる。互いにあの時代は充実していたと確認する。時々、帰れるものだったら、現実には不可能だがあの時代に帰ってみたいと思う。映画やドラマでは物語りの中の昭和を再現しているが、N君との会話の中では、なぜか体験として一気にあの時代に戻ってしまうのである。
まだ、町の中を電車が「チンチン、ガー」と走る光景。夕方になると隣の家から漂ってくる晩ご飯のおかずの匂い。どんなに街や住む家など生活が便利になっても僕はこころの中までにはあまり馴染まない。やはり、僕らのからだにはあの時代が染み付いているのだ。
○
パソコンに消える記憶をメモにする
N君と東京オリンピックの時代の話しになる。町には生活の匂いがあり、子どもも町に住む人との会話があったことが、N君と話していると記憶から蘇ってくる。互いにあの時代は充実していたと確認する。時々、帰れるものだったら、現実には不可能だがあの時代に帰ってみたいと思う。映画やドラマでは物語りの中の昭和を再現しているが、N君との会話の中では、なぜか体験として一気にあの時代に戻ってしまうのである。
まだ、町の中を電車が「チンチン、ガー」と走る光景。夕方になると隣の家から漂ってくる晩ご飯のおかずの匂い。どんなに街や住む家など生活が便利になっても僕はこころの中までにはあまり馴染まない。やはり、僕らのからだにはあの時代が染み付いているのだ。
○
パソコンに消える記憶をメモにする