永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

悩みの所産。

2010-05-12 19:08:02 | 日記・エッセイ・コラム
いつもつけっぱなしのFMラジオを珍しくAMにチューニングしたら、山口の局から音が入ってきた。TBS系列のラジオ放送らしい。午前11時頃、「テレホン人生相談室」なる番組が流れている。この種の番組はAM放送に多い。この手は新聞夕刊社会面対向面にも多い。新聞の場合、相談者相手は宗教者らしき人が見受けられるが、ラジオの場合は精神科のドクターが多い。
パーソナリティーの「この世には悩みのない人はいません。一緒に語り合いましょう」と、トークが始まり相談者に繋ぐ。30代の女性が家庭内の悩みを相談していた。悩みは家族関係からくる精神的な不安と思われる。パーソナリティーはアドバイスするコンサルタントに繋ぐ。相談者の悩みを的確に判断して、テキパキとうまくことばで応える。相談者は悩みを聞いてもらえるからか、途中で感極まって涙声になる。パッとこころがこころが晴れるのだろう。それにしてもいろんな悩みがあるものだ。思い通りにならないのが人生。今の世の中は、余りにも人生をコントロールしようとするから、先を描いた幻想の結果が無理を生むのかなと思う。特に昨今の政治の世界の人たちに著しい。人生は無常という仏教の教えがあるが、変に自分の人生をいじくるとおかしくなるという教えらしい。人生いろいろ。
午後の番組には小沢昭一さんのトーク「小沢昭一的心」が流れていた。この番組はその昔35年前くらいに聴いたことがある。今も続いているのだ。テーマソングも変わっていなかった。長寿番組だ。話題の着目点がおもしろい。小沢さんはワールドサッカーが開催される南アフリカの位置みたいなことをおもしろおかしく話される。軽妙な語り口で歯切れのよい江戸っ子弁はひとつも変わっていない。
把瑠都・魁皇ともにきょうも四日連勝。