永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

級友。

2008-09-30 08:37:38 | 日記・エッセイ・コラム
中学生時代からの友人N君に久しぶりに電話する。元気そうだ。子どもの頃遊んだことなど思い出す。来月は四年に一度の中学学年同窓会だ。最初の同窓会から12年も経つ。あっと言う間に歳をとってしまう。今でも学校に遅刻しそうになる時間に家を出て猛烈ダッシュでN君とY君と近道を抜けて走っていた頃の夢を見る。学校では授業に興味がなく絵ばかり描いていた。授業中、机の上に本を盾てた影でノートに絵を描いていた。先生もあいつは絵馬鹿だと思っていたのかあきらめていた。休み時間や下校になるとほとんど美術教室にいた。学校の絵具や版画プレス機を美術担当の先生公認で使い絵を描いていた。美術教室に置いてあつた美術やデザインの本は読み放題で楽しかった。生意気に中学生が近代から現代までの美術の本を読んでいた。将来は絵を描くか、デザインの仕事に就こうと真剣に思っていた。校外の絵のコンクールで入賞するとその先生は我がことのように喜んでくれた。まったく我がままな中学生でその性格は今も変っていない。


ぶらり。

2008-09-28 12:48:50 | 日記・エッセイ・コラム
先日亡くなったタラの納骨式を終えて、気分的に散歩したくなり、下関に行き竹崎から、豊前田、細江、観音崎、丸山、長崎新町をぐるっと回り竹崎町にもどり一周する。下関の町ではこの界隈がいちばん好きだ。昔ながらの下町と山手が連なってるこの町の独特なつくりが良い。今は町にはあまり人の気配を感じないが、その昔、都会だった様子が伺える。町の名にそれらしき雰囲気が残っている。


スターの実績。

2008-09-24 08:54:32 | 日記・エッセイ・コラム
王貞治さんが監督勇退のニュースにショックが走る。王さんの姿を見るためにシーズン中の小倉球場戦に何度か足を運んだ。ダッグアウトから王さんの姿が出てくるとスタンドからどよめきが起きる。スターのなせる技だ。王さんが手を振るでもなく、笑顔を見せるでもなく、球場に出て立つだけで華が咲く。10年前くらいだったか、福岡の僕の知人のパーティーに出席した時に王さんが見えていた。会場はパッと明るくなるような雰囲気だった。アルコールが入っていた勢いでファンとして声をかけると、見ず知らずの人間に気さくに応じてくれた。人間味あふれて、とてもファンを大事にされる方だ。お人柄がにじみ出ている。


秋。

2008-09-23 06:06:40 | 日記・エッセイ・コラム
日中はまだまだ暑いけれど夜ともなると、秋らしく気分が落ち着く。CDを引張りだして三昧。越路吹雪のベストセレクションを聴く。僕の好きな“サントワマミー”を繰り返し聴く。独特の声の質がたまらない。秋にぴったりの音と声だ。“明日は月の上で”はシュールな感じがして、異次元に入るような感覚になる。


語りに晴れる。

2008-09-20 19:10:26 | 日記・エッセイ・コラム
定期の月一の健康診断に行く。血圧以外は何事もなし。お医者から月500g体重を落としませんかとアドバイス。昨日逝去したタラのことがまだ尾を引いていて気がダウン。久しぶりに友人のOさんから電話が入る。「落語を聞きにいきませんか」と誘いを受ける。昨日から気が落ち込んでいたから気分転換に行くことにする。落語は好きだから問題はない。タラのの喪明けは済んでいないけれど、タラは許してくれるに違いない。小倉まで桂三枝師匠一門の高座を聞きに行く。三枝師匠が二目話す。腹から笑って気分が落ち着く。笑いは薬。