ドラマ『ゲゲゲの女房』で『悪魔くん』がTVドラマ化されて水木しげるさん一家や町の人たちがお祝いと喜ぶシーンが描かれていました。このシーンは1964年の東京オリンピック後くらいの場面。悪魔くんは今でいうアニメではなく実写。これ以前の子ども向けTVドラマには、赤銅鈴之助、月光仮面、あんみつ姫、まぼろし探偵団、少年ジェット、怪傑ハリマオ、鉄人28号、鉄腕アトムなどが実写で放映されていました。今でも憶えているがこの実写というのが原作のイメージとは程遠、陳腐なつくりでアトムの着ぐるみは何かぼてっとしたつくりになっていて、マンガとは異質な感じがしてがっかりしてしまい途中から見るのに飽きてしまった。やはりマンガ本のページをめくってのコマが展開するストーリーがリアル感があるように思った。その後、数年経って実写は姿を消してアニメ化していった。そのアニメの背景の風景は紙芝居的でキャラクターがパラパラ程度に動いていました。
エイトマンがアニメとしてTVドラマ化された時、『丸美屋のふりかけ』がスポンサーになっていて、商品にエイトマンシールがついていてTVコマーシャルに釣られてふりかけを買ったことがある。今でいえば子どもだましみたいなもの。そう言えば今から見ると、このころがTVコマーシャルの前世紀、いわゆる走りだったような気がします。
その頃から、インタント食品が市場に出回りだした。『渡辺のジュースの素』が懐かしい。夏はコップの水に粉末のジュースを混ぜてよく飲みました。もちろん氷りなどは入れません。今思い出してみるとその味は口内に甘ったるい味に人工的な酸っぱさが強烈でした。
当時、即席ラーメンはロングセラーの『チキンラーメン』だが、ぼくは好みとしては今でも静かなヒット商品『マルタイラーメン』。今でもスーパーで一袋100円で売っている。同じ即席ラーメンでもマルタイラーメンは棒ラーメン。鍋で湯がいて食べる方が生麺ラーメンらしくていい。味も昔ラーメンに近い。
このころ軽自動車のスバルが大衆車として出現。当時は軽自動車は原付バイク免許で乗れた。そろそろ車社会の到来を思わせる予兆があった。
1959年ころからの子ども向けTVドラマとインスタント食品とスバル。時代はまだまだ子どもにも大人にも希望という名の未来を与えていました。
門司港栄町銀天街内・平民食堂。
(現在は営業されていませんがお店は昭和の姿をとどめて残しています。)
〈C〉永野宏三・ひろみプロ
エイトマンがアニメとしてTVドラマ化された時、『丸美屋のふりかけ』がスポンサーになっていて、商品にエイトマンシールがついていてTVコマーシャルに釣られてふりかけを買ったことがある。今でいえば子どもだましみたいなもの。そう言えば今から見ると、このころがTVコマーシャルの前世紀、いわゆる走りだったような気がします。
その頃から、インタント食品が市場に出回りだした。『渡辺のジュースの素』が懐かしい。夏はコップの水に粉末のジュースを混ぜてよく飲みました。もちろん氷りなどは入れません。今思い出してみるとその味は口内に甘ったるい味に人工的な酸っぱさが強烈でした。
当時、即席ラーメンはロングセラーの『チキンラーメン』だが、ぼくは好みとしては今でも静かなヒット商品『マルタイラーメン』。今でもスーパーで一袋100円で売っている。同じ即席ラーメンでもマルタイラーメンは棒ラーメン。鍋で湯がいて食べる方が生麺ラーメンらしくていい。味も昔ラーメンに近い。
このころ軽自動車のスバルが大衆車として出現。当時は軽自動車は原付バイク免許で乗れた。そろそろ車社会の到来を思わせる予兆があった。
1959年ころからの子ども向けTVドラマとインスタント食品とスバル。時代はまだまだ子どもにも大人にも希望という名の未来を与えていました。
門司港栄町銀天街内・平民食堂。
(現在は営業されていませんがお店は昭和の姿をとどめて残しています。)
〈C〉永野宏三・ひろみプロ