三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

対馬旅行記(3) お大師様の祭り

2019-05-01 09:17:35 | 日記
旧暦3月21日は弘法大師が入定された日。そのことを記念して毎年行事が行
われています。この分野に暗いわたしはどうしてもその呼び名が分かりませ
ん。一般的には「お大師様の祭り」などと言われていますが,「祭り」とい
うのが正しいのかどうか。

前置きはともかく,今回の旅行の最大の目的はこの行事に参加することでし
た。旧暦の3月21日はことしは(新暦の)4月25日になります。
場所は上県町瀬田地区にある宝蔵寺。

お寺らしくなく,何だか公民館や集会所のような感じです。(この写真は数
年前に撮ったものです。)
このお寺の横にはミニ八十八ヶ所設置記念堂があります。

この記念堂は設置100年を記念して一昨年に改修されました。そのミニ八十
八ヶ所は背後に聳える亀ノ岳(かめんたけ)の中腹までを一周する形で構成
されています。その亀ノ岳の遠景です。

この写真も数年前に撮ったものです。
ここの八十八ヶ所は,大正時代官山(国有林)の伐採のため各地から集まっ
た林業従事者と地元の人達が一緒になって設置したものです。この地の山奥
には一時的な集落が形成され,学校(分校)も開設されたということです。
下の写真はそのことを説明する看板です。

今では完全に林になっており,往時の面影はほとんどありません。

さて,お大師様の祭りにあたってミニ八十八ヶ所の全仏像にイルミネーショ
ンを取り付けました。
一番札所です。

煉瓦造りの堂宇の右上にビニル袋のようなものがイルミネーションです。雨
が降ってもいいようにビニルをかぶせているのです。当日も小雨模様の天気
でした。
斜面の足場の悪いところもたくさんあります。

自然石を利用した面白い仏像もあります。

いずれも仏像の近くにイルミネーションを取り付けて回ります。
申し遅れましたが,イルミネーションは乾電池式で,24時間ほどは光り続け
ます。夜,里から見たら幻想的だそうです。残念ながらわたしが滞在した宿
からは見えませんでした。
頂上付近はたくさんの仏像が置かれています。

上の写真で3か所認められますか?

翌日は祭りの当日。お接待の準備をして待機しました。
以上

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