三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

懐かしい本との,再会(?)

2022-02-26 05:14:13 | 日記
昨日仕事の途中で時間待ちが発生し,近くの古本屋に立ち寄りました。
この店,本だけでなく,様々なリサイクル品も扱っています。もちろん,
その中で「本」が圧倒的な量を誇っています。

しばらく物色していると懐かしい本を発見!

「自然界における左と右」です。ご存知の方もいらっしゃるでしょう?
この本はわたしが学校を卒業し,働き始めたころ出版されたものと記憶
しています。読みたかったのですが,なぜか買わないまま,読まないま
まおよそ50年が過ぎてしまいました。

今手に取って見ると,訳者はあの有名な坪井忠二さんだったのですね。
(実際は共訳で,もう一人は小島弘さん。)大学での力学の講義の教科
書として使った「ファインマン物理学・第1巻」の訳者でもあります。

本書は「鏡に映った自分の姿。左右は反転するが,上下はなぜ反転しな
いのか?」といった素朴な疑問から出発する面白く興味深い物語です。
誰しもわかっているようでうまく(手短に)説明できないのではないで
しょうか?

ところで,この本。裏表紙を開いたところに売値が鉛筆書きされていま
した。500という数字を横棒で消してその下に300とあります。
店主に
「300円でいいですか?」
と尋ねると,
「いや,100円でいいですよ。」
との返事。さっそく財布を取り出し・・・とポケットを探ったところ,
ありません。財布がないのです。
(しまった!どこかで失くしたか?)
店主に説明すると,
「いいですよ。差し上げますよ。」
とのこと。
後日支払うと言って件の本を受け取った次第です。
そんなことで,きのうは昼食代にも事欠く始末。

仕事を終えて事務所に戻ったら机の横にありました!
以上