勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

十三回忌

2012-09-27 21:54:09 | Weblog
 69歳でこの世を去った友人を看取ったのは、12年前の9月28日。その友人の十三回忌の法要を今日済ませた。あの日から12年、僕も友人と同じ歳になり、改めて友人の無念を思う。


 長い付き合いだったその友人から教えられた優しさや思いやりは、僕の宝物であるが、その宝物をまだ活用できていない。友人からは僕を非難する言葉を一度も聞いたことがない。どんなことも褒めてくれるのだ。そんな心の優しさは、戒名にも「慈」「褒」「優」の3文字が入る。いつの日か友人の域に達したいが、生きているうちは無理かもしれない。


 友人が眠るのは、永代供養の巣鴨平和霊園の飛天塚。独り身の僕もここにお世話になることになっている。今では多くの申し込みもあり、僕と同じ赤い文字で書かれたネームプレートも増える一方、とどまるところを知らないようだ。


 飛天塚に隣設された新しい設備を僧侶に尋ねると、ネットによる供養のための装置だという。このサーバーに登録することにより、ケータイやPCからのアクセスで、遺影やプロフィールなどを見ることができ、居ながらにして墓参りができるという。また、ここに来てお参りすることもできるそうだ。その是非は人それぞれ、遺された者がどのように癒されるかにあり、こんなシステムもいまどきの考え方なのかもしれない。