勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

羽子板市

2011-12-17 22:27:22 | Weblog
 厳しい冷え込みとなった東京・下町・浅草では、一年の最後を締めくくる年の瀬の風物詩、歳の市ともいわれる縁日「羽子板市」が開かれている。


 17日~19日までの3日間行われる「羽子板市」だが、浅草寺境内の五重塔前に並んだ露店には、土曜日とあって多くの人が繰り出していた。


 羽子板市の露天商は年々減る一方だと聞くが、店先での掛け合いや、購入時の手締めなど、下町の活気と江戸の粋を味わって欲しいものだ。




 今年の世相を反映する「変わり羽子板」には、東北を応援する戦国武将・伊達政宗と共に、日本中を沸かせたサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の沢穂希選手や、大相撲で待望の大関に昇進した琴奨菊関が登場した。


 そっくりな似顔絵の羽子板を持って嬉しそうな親子連れは、幸せそうな笑顔で快くカメラに収まってくださり、ご自身のカメラへの記念撮影をも頼まれたのだった。


 大震災に始まって、収束宣言は出されたものの原発事故の収拾もままならない中、大混乱の一年も終わろうとしているが、こんな幸せそうな家族の笑顔を見ていると、今年一番の冷え込みにも、ほんわかとした温かさが伝わってくるような冬の一日だった。